しばさちp9iのブログ一覧

低運賃で知られる大手タクシー会社のエムケイ（京都市）が２７日、年内をめどに福岡市でタクシー事業に乗り出す方針を明らかにした。

福岡市のタクシーは通常、初乗り運賃が１．２キロまで５５０円だが・・・エムケイは５００円の初乗り運賃を設定。
加算運賃も含めて約１割引き下げた料金で事業展開する。

エムケイは京都に加え、東京・神戸・大阪・名古屋にグループ会社があり、計約１４００台のタクシーやハイヤーを走らせている。
福岡市に運営会社の「福岡エムケイ」を設立し、夏に九州運輸局にタクシー事業の許可申請を行う予定。
年内をめどに、まずは１０台で事業をスタートさせ、その後５０台まで増やす計画だそうです。

福岡エムケイの社長には、神戸エムケイ（神戸市）などの社長を務める青木義明社長が就任する見通し。

同社は「グループで全国展開を果たす希望があり、６番目の拠点として利用客が見込める福岡を選んだ。接客マナーの良さと運賃の安さで勝負したい」としている。

ＪＲ西日本は２７日、２０１１年春の九州新幹線鹿児島ルート全線開業に合わせてデビューする、新大阪と鹿児島中央を結ぶ新型新幹線の車両デザインを公開しました。

東海道・山陽新幹線で走行中の最新型のＮ７００系がベース。
車体の色は青みがかった白で、側面に濃いあい色と金色のラインを配した。
日本的なもてなしの心地よさを表現したという。

外装デザインは日本の美しさなどを表現しようと、伝統的な陶磁器の青磁を思わせる白藍（しらあい）色を基調に、濃藍（こいあい）色と金色の側面ラインを施すそうです。

ＪＲ西・九州の両社が手を取り合うようなイメージのロゴマークも考案したそうです。
今秋に量産先行車を完成させ、ＪＲ西と九州で計二十九編成を製造する予定。

記者会見した山崎正夫社長は「すっきりとした上品なデザインになり、非常に気に入った」と話したとの事。

新型新幹線は八両編成。
急坂が多い九州の区間に対応するため、全車両に動力を持たせる。
山陽新幹線区間を最高時速３００キロ、九州区間を２６０キロで走行し、新大阪～鹿児島中央の約９００キロを４時間前後で結ぶそうです。

今秋までに量産先行車を完成させ、山陽新幹線管内で走行試験を実施するそうです。


あと、今年１１月に引退する予定の初代０系車両を国鉄時代の創業時のアイボリーホワイトと青の塗装に塗り替えるそうです。

政府・与党の整備新幹線ワーキンググループ（ＷＧ）は２７日午後、会合を開き、博多と長崎を結ぶ九州新幹線西九州（長崎）ルートのうち武雄温泉―諫早間４５．６キロの着工を決定したそうです。

総事業費は当初見積もりから１００億円を縮減し約２６００億円。
佐賀・長崎両県とＪＲ九州の着工同意文書提出などを経て３月中に事業認可の見通し。基本計画決定から３５年余での着工となる。

会合では、着工に必要な
（１）ＪＲ九州の収支採算性
（２）地元への投資効果
（３）安定的財源の確保
（４）ＪＲ九州の同意
（５）並行在来線（肥前山口―諫早間）経営分離への沿線自治体の同意―
といった基本五条件を了承した。

このうち沿線自治体の同意は、佐賀県鹿島市、江北町の反対で得られず着工への関門になっていた。
昨年１２月、佐賀・長崎両県とＪＲ九州の三者合意で、両県が線路など鉄道施設を買い取り、同社が新幹線開業後も２０年間、並行在来線の運行を続けることになり「経営分離ではなく沿線同意は不要」とされた。

収支採算性については、開業後３０年間の新幹線と在来線を合わせた平均収支が年間５５億円の黒字。
開業後５０年間に利用者が受ける便益を総費用で割った投資効果は約１．７で、着工条件の「１．０以上」を満たした。

同ルートには、レール幅の異なる新幹線と在来線を車輪幅を変えて走れるよう開発中のフリーゲージトレイン（軌間可変電車）を導入予定。
博多―長崎間の所要時間は現在より２６分短縮され一時間１９分となる。

同ルートの諫早―長崎間は建設財源のめどが立っておらず、政府・与党整備新幹線検討委員会で調整を続けている。

堺市は市内に計画中の新型路面電車（ＬＲＴ）の臨海部への延伸について、２６日発表した２００８年度当初予算案に、７千万―９０００万円の初の調査費を計上した。

シャープの液晶パネル新工場が０９年度にも臨海部の堺浜に完成するのを踏まえ、一定の需要が見込めると判断。
市中心部から工場周辺に向かう道路も建設し、地域経済への波及効果を狙う。

ＬＲＴは、１０年度に南海高野線堺東駅―南海本線堺駅間（約１．７キロ）を先行開業する目標で計画。
堺駅から堺浜間（約５キロ）の延伸は今年度中に市が計画案を作成することを決めただけで、具体化していなかったそうです。

０８年度はこの計画案と調査費計上を受け、延伸部分の事業具体化に踏み切る。
設計ルートの地形測量などが調査の柱。
先行開業する堺東駅―堺駅間についても、工事認可を受けて図面を引く実施計画の作成や市民向け説明会の経費を予算に計上しており、当初予算案ではＬＲＴ関連として約６億５０００万円を計上したそうです。

世界遺産の島・宮島の文化財や自然の保護・観光振興のため、廿日市市は２６日、２００９年度の導入に向け、法定外目的税「入島税」の検討を始めると発表しました。

新年度にプロジェクトチームを設置、この日発表した新年度一般会計当初予算案に３７万５０００円を計上した。
世界遺産保護のための法定外目的税が導入されれば全国初となるそうです。

年間３００万人もの観光客を迎え入れる宮島は、旧宮島町時代から約２０００人の人口規模には釣り合わない費用を費やしてきた。
文化財を守るため消防署を拡充。下水道は１００％普及している。

観光施設整備やごみ処理の費用もかさみ、さらに近年は相次いで台風被害に見舞われ、災害復旧の負担も増大。
０４年９月の台風１６号では、厳島神社の左楽房（国宝）が倒壊するなどの被害を受け、旧宮島町と市は３カ年で約３９５０万円を費やした。
旧宮島町は経常収支比率が160％を超え、年間約５億円の赤字を抱えていた。市の経常収支比率も０６年度で９９．４％と財政の硬直化が進んでるとの事。

やはり、世界遺産を後世に伝えていくためにも致し方ないのかな。