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2016年11月14日

「空」も「海」も失態続き 日本代表「三菱重工業」に何が起きているのか

「空」も「海」も失態続き 日本代表「三菱重工業」に何が起きているのか 三菱重工業は、大正時代に造船業として創業し、のちの軍事力強化で艦船、航空機等を製造し発展した。

戦後GHQに解体(財閥解体)させられるものの日本最大規模の重工業メーカーとして復興した。


「三菱は国家なり」が社是で、ニッポンのモノづくりをリードしてきた三菱重工が大型客船撤退を決め、MRJも納期延長を繰り返している。
産経ニュース三菱重工が大型客船事業から撤退へ 中小型に絞り込み、商船は分社化や提携を模索

産経ニュース造船不況が直撃! 三菱重工、「祖業」立て直しできるか


【経済インサイド】
産経ニュースMRJ開発遅れ、大型客船撤退…「空」も「海」も失態続き 日本代表「三菱重工業」に何が起きているのか

同社が米カーニバル傘下の独アイーダ・クルーズから、総トン数が10万トンを超える大型客船2隻を受注したのは2011年。15年3月には1隻目を引き渡す予定だったが、顧客の要望を満たせず、何度も設計図を書き直させられたうえ、工事のやり直しが頻発。納入は1年後にずれ込んだ。

 現在までに計上した損失は約2400億円と、約1000億円といわれる受注額をはるかに上回る。利幅の大きい大型客船を手がけることで、収益低迷にあえぐ造船事業を浮上させるもくろみは、もろくも崩れ去った格好だ。

一方、MRJも08年に事業化を決めた時点で13年の納入を目指していたが、設計変更や空調の不具合といったトラブルが発生。すでに4回の納入延期を繰り返し、現時点で予定する18年半ばの初号機引き渡しも遅れる可能性が高い。
延期に伴い、MRJの開発費は計画を大幅に上回る3000億円規模に膨らむ見通し。受注が確定した427機はキャンセルでき、せっかく獲得した顧客を失う可能性もある。

 同社が直面するトラブルは、これらにとどまらない。

米国では、原子力発電所に納めた蒸気発生器が壊れて廃炉になったとして、7000億円もの巨額賠償を請求されている。
2年前に火力発電所事業を統合した日立製作所とは、南アフリカの発電所建設で発生した損失負担をめぐり争っている。
さらに、昨年秋と今年夏に防衛省が行った新型イージス艦2隻の入札では、ともにライバルのジャパンマリンユナイテッドに敗れている。

三菱重工が過去10年間に計上した特別損失は、実に年平均で600億円に達する。

大型客船とMRJは、ほとんど経験のない分野に挑んだ点で共通している。

同社が10万以上の大型客船を建造するのは10年ぶりだ。しかも10年前は「プロトタイプ」があり、自ら基本設計を行う必要はなかった。

 大型客船は「浮かぶホテル」ともいわれ、客室や劇場、プールなどを備える。アイーダ・プリマのような最新の船になると、各部屋に無線インターネット回線も完備し、その分さまざまなノウハウが必要になる。同社にはそうしたノウハウが欠けていたうえ、内装や設備を手がける欧州企業との連携もうまくいかなかった。

一方、旅客機開発も、同社が中心的役割を果たした「YSー11」以来、約50年ぶりだ。別の重工メーカーからは「飛行機の開発は特に失敗や計画の遅れがつきもの。『生みの苦しみ』は避けられない」との同情的な声も聞かれる。

 だが同社の“失態”は、自ら招いた側面もある。

 「受注優先のマインドがあった。楽観的で拙速な判断があった」
大型客船の損失原因を検証する社内評価委員会の木村和明委員長(三菱重工常務)は、背景に技術力への過信があったことをにおわせる。

 造船事業は、同社にとって長崎で約130年前に始めた「祖業」だ。同社は、大型客船を手がけた長崎造船所などの事業所が、自ら事業を仕切る態勢を最近まで敷いてきた。

 「(長崎造船所は)大変プライドが高く、閉鎖性もあったのでは」。宮永社長は会見で、背後に潜む「負の伝統」に言及した。

 同社は、本社に対応可能な人材が不足したことも事業所任せの原因になっていたとして、「事業リスクマネジメント委員会」を立ち上げる方針だ。これにより全事業で会社レベルのリスク管理を徹底し、特別損失の額を年300億円以上減らすとしている。日本を代表する名門メーカーとして、これ以上の「オウンゴール」は許されない状況だ。


MRJは三菱航空機だが、ここは三菱重工の100%出資子会社である。
造船に関しては業界の構造不況も少なからず影響はあるだろうが、かつて戦艦武蔵を建造したプライドは捨て、しかっりと立て直しを図って欲しい。三菱財閥の体力低下は、日本の国力の低下に多大な影響を与えることだろう。

また、記憶に新しい三菱自動車の燃費不正問題。現在は三菱グループに見捨てられ事実上日産自動車の傘下となっている別会社ではあるが、スリーダイヤを名乗る以上無関係ではあるまい。

参考>>みんカラ漁夫の利~三菱自動車、日産の傘下に


No.380
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Posted at 2016/11/15 18:24:10

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この記事へのコメント

2016年11月16日 7:39
三菱は日本の屋台骨を支えるグループと言っても過言ではありません。
それは少しでも三菱の事を勉強すればわかります。

「MRJ発表された時には、ゼロ戦の三菱復活!」と喜んだのですがね~

ちなみに私もすこーしだけ、三菱に関わりがあるんですよ(謎)
( ̄ー ̄ゞ-☆



コメントへの返答
2016年11月16日 17:32
そうですね。これは大袈裟でもなく、全くその通りで、ニッポンのモノ作りを支えていますね。

MRJも既に赤字ですが、これを機に今後は輝かしい実績を残すことでしょう。
次はジャンボを期待します!

あ、そうなんですか。
私は旧三菱からですが、メインでない銀行口座があるくらいかな。


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何シテル?   10/26 01:21
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