タイヤの劣化でタイムが落ちてきたのは先日のブログに書いた通りです。
ただ一方で、年末年始に車載動画とGPSログを徹底的に解析して、より速い走り方を研究していました。得意のシミュレーションではベストの56秒84から0.4~0.5秒はタイムアップできるはずでした。
現実にはタイヤの劣化で56秒9から57秒フラットで頭打ちでしたが、その後GPSログを解析して走り方は改善できていたことを確認できたので、タイヤ劣化前と劣化後のログを比較分析してみます。
まずコース図(セクター設定図)です。
細い線は加速、太い線は減速です。
赤丸を付けた部分は、ずっと課題のまま改善できていないポイントです。
詳しくは後ほど。
そしてまずは前半のGPSログです。
赤線はタイヤ劣化前(56秒9)、緑線はタイヤ劣化後(57秒)です。
まずは総じて加速区間は劣化後の方が速いですが、減速区間は劣化後が明らかに遅いです。
つまりブレーキングからターンインしてクリッピングまでは遅いけど、そこからは速いってことです。
分析的には、タイヤの劣化でストッピングパワーがなくコーナリング限界も低くなったけど、立ち上がりのアクセルオンのポイントは前倒しできてるしロスの少ないラインを取れてるんで加速区間は速くなってるってことです。
次に後半のGPSログです。
6コーナーは低速コーナーなのでタイヤ劣化の影響が少なくいい感じで7コーナーへと繋いでいますが、7コーナー後半から8コーナー後半は横Gが掛かった状態で70~80km/hで加速していく区間なので、劣化したタイヤではグリップ限界を超えてしまって、走り方は改善されているはずなのに速く走れていません。
実際この区間は終始パワースライドしており、コースアウト寸前のコントロールを強いられるため思い通りの加速がでずイライラします。
最後にホームストレートにアプローチする大事な部分で減速している赤丸部分ですが、横Gがかかる状態で2ndレブ→3rdでアクセル全開のためフロントタイヤが限界を超えており滑りながらコンクリートウオールに向かって加速しています。
精神的に少しビビッターが効く上に、登り勾配でちょうどアスファルトの荒れもあるところなのでシフトアップ時に減速してしまうようです。
ホームストレートで最大101km/hはNA1.3リッターのクルマとしては決して遅いわけじゃないけど、ビビッターがなければ102~103km/hは出せると思います。
ちなみにフロントカナードを装着していたときは96~97km/hしか出ませんでした。空気抵抗恐るべしです。
あと、フロントサスのスプリングレートは8kgですが10kgに上げる予定です。
DIREZZA Z3でも足回りが負けかけていたので、導入予定のA052か03Gだと完全にキャパオーバーしそうなので。
それに合わせてショックの減衰も上げたいんですが、テスト走行してから改めて考えることにします。
Posted at 2020/01/30 01:23:47 | |
トラックバック(0) |
ストーリア | 日記