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日本と欧州のラベリング制度の対比
＞転がり抵抗係数のラベルの記号は違えど全く同じ基準で分けられています。
＞それもそのはず欧州で基準がつくられ、それを真似する形で日本も基準を作ったからです。
＞ただ制度が施行されたのは民間団体の制度となった日本が先になり、お役所が絡んだ欧州が後発となりました。

そんな経緯があったのか。
手元のアウトラン M3は燃費基準がA-GのうちEクラス。ウェット性能はA-GのうちCクラス。そして、騒音は３段階のうち２段目で、数値73dBと書いてあった。これはちょっと騒音が減ってますよ、という感じらしい。
(2016年からの欧州規制値をクリアし、最大3dB下回っている、という意味になるようだ)
そこそこ詳しい説明はこちらで見つけた

日本の場合、タイヤ公正取引協議会ってところに申請して公式の記録にするようだ。
燃費、転がり抵抗のランク付けは欧州のEランクがだいたい日本のBランクに相当。
同様にウェット性能は欧州のCランクがだいたいそのまま日本のcランクと同等。

低燃費タイヤの定義は、
「転がり抵抗性能の等級がA以上、ウェットグリップ性能の等級がａ～ｄの範囲内」
ということなので、分かっていたことだが、燃費のいいタイヤではないのだな。
この区分け、どうも中国もだいたい同じものを採用するという話がある。

ピレリのドラゴンとどれぐらい違いがあるのかチェックしようと思ったのだが、
残念ながらピレリの本サイトに行ってもラベリングされたタイヤの性能は出ていない。
いいかげんな棒グラフじゃなくて、ちゃんとテストで実測した数値データが欲しいのに。
タイヤの開発を行っている以上、やってないはずがないのだ。

実際に売られているタイヤのラベルにも、詳しい性能表記は書かれていない。もともとアジアでのインチアップ需要を狙って作られていると言われていたし、ヨーロッパのメーカーだけど、ヨーロッパで売るつもりが無いから何も書いてないというオチかな。
これもデザインはイタリアでやりました(DESINED IN ITALY)、って書いてあるんだけど。
(ピレリは2015年に中国資本によって買収され、今は中国の国有企業「中国化工集団」傘下)

おそらく、表に出すと横並びに比較されてしまうので、可能な限りマトモな情報を出さないのがタイヤ業界の慣行らしい。グレードだってABC順で５段階とか６段階とか、できるだけ数値をそのまま出さない工夫がされているのはそういうところも考慮されているのだと思う。こういうの本当はスポンサー付けない消費者テストをやらないとダメだろうね。

タイヤ業界は以前から「アルミホイールはバネ下荷重が軽減されて燃費も走りも良くなります」、と宣伝しておきながら、実は鉄チンのホイールより重たくなるインチアップと超扁平タイヤのセットをアップグレード用に売ってたりしたので、宣伝を鵜呑みにすると酷い目に遭う。ゴムより金属のほうがどう見ても比重が重そうだ、なんてことはちょっと考えれば分かることなんだけど。
もちろん、ホイールメーカーもタイヤメーカーも、よほど自信がある場合を除き、公式に重さを公表したりはしないから、あえて知ろうとしない人には分からない仕組みなのだ。
レース向けに作った鍛造ホイールとかだと自信があるからスペックに出てきたりするんだろうけどさ。

仕方がないので、UTQG表記の比較でもしてみようか。

momo OUTRUN M3 215/45ZR17 91Y
UTQG　TREADWEAR 280　TRACTION A TEMPERATURE A

PIRELLI DRAGON SPORTS 215/45R17 91W
UTQG　TREADWEAR 400 TRACTION AA TEMPERATURE A

タイヤが支えられる重さを示すロードインデックスはどちらも91(615kg)で
速度表記Wは270km/h、Yは300km/h。ウェット性能はOUTRUNよりDRAGONのほうが良いらしい。
タイヤ放熱性能には変わりなし。
ただ、トレッドウェア表記はだいぶ違う。280と400だからモモは３０％ほど寿命が短いようだ。

よくチビるタイヤほどだいたいグリップも強い、ということを考えると、そこそこ期待していいのかな。
でも、ウェット路面でのトラクションで劣る、というのは気になる。

タイヤメーカーといえば、超一流なのがミシュラン。世界中でタイヤを売ってる世界最大のメーカーらしいから、こちらのデータとも突き合わせて性格を見てみるのも面白そうだ。
特にDragonSportsはPILOT Sports3を参考に作られている、という話もあるので比較対象として申し分ない。

古いスタッドレスタイヤを外そうとしてるところなのだが。どうして前のタイヤをジャッキアップすると後ろのタイヤが先に浮いてくるのか謎だ。
リアサスどんだけショートストロークなんだか。こんなにショートでどうやって地面にタイヤをくっ付けるつもりなのか不思議でしょうがない。

おかげでジャッキアップ２回でタイヤ交換は終わるので、楽と言えば楽なのだが。

この後、今日届いて組んでもらったmomoのOutRun m3に交換した。
なんか、今まで使っていたスタッドレスと比較して、よく転がるタイヤになったような気がする。
ちゃんとバランス取りしていればこれぐらい普通なのかもしれないが、運転が楽になった。

きちんとバランス取りした新品のタイヤが、高速道路でどこまで安定した走りをしてくれるか楽しみだ。

たいしてネタは無いですが。先日発注したタイヤの出荷予定が来ました。
明日発送の明後日配達だそうで。やっぱり１日で届いちゃうんだ。

楽しみでもあり、不安でもあり。既に決定した以上はもう結果は変えられない。
とにかく、冬までこのタイヤに命を託すことになりそうです。

ボーナスが出たら本命だったPIRELLIのDragonSportsも買ってみたいけど、
もう１セット買うなら今まだ装着したまま走っているスタッドレスタイヤを新調するほうが優先か。

16インチのトヨタ・エスティマ用社外ホイールが、バランスウェイトを外してホイールの内側をクリアにすると、ギリギリのところでブレンボの大型キャリパーに当たらないことを発見して以来、冬タイヤはこれに装着している。どうせ雪道で、スピード出さないのが前提ならこれで十分。

ちょっと調査してみたところ、DC5系インテグラタイプR(純正17インチ)のインチダウンには、
FD3S RX-7の純正ホイール16x8J +50 がピッタリはまるらしい。
これは自動車メーカーの純正品だからタマ数も豊富だし、入手もしやすいようだとか。

情報源はTAKA5317氏のみんカラパーツレビューより。

まだまだ乗るよ。他に買える欲しいクルマも無いし、多分、コレを手放せば必ず後悔する。
問題は今後必要になるオーバーホールにかける金があるかどうかと、部品が入手できるかどうかだな。

AUTOWAYさんにタイヤを発注。提携している近所のショップに配送するオプションを選択。
４本で配送料コミコミ25,500円。取付工賃が標準工賃2200円x4で8800円。これは脱着、組み換え、ホイールバランスまで含んでの話だそうだ。加えて廃タイヤ処理が360円x4で追加され、だいたい1500円プラス。
トータルしてタイヤ１本あたり９０００円ぐらいで収まるのだから、そこそこイイ感じのスポーツタイヤを発注するにしては安い。
もっとも、タイヤ本体の価格部分だけ見れば、１本で5000円ちょっとだから、送料工賃、付帯費用で倍近く値段が上がっている計算になるのか。
作業工賃は下げられないから、安いタイヤほど割高感があるね。