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DC5にリーガマスターじゃなくなったら乗りたくない、なんて書いてあるのを見つけて複雑な気分だ。(純正が一番だと思ってた)
自分は(持ってるけど)(既にボロボロで)あまり気に入っていなかったのだが、実はこのホイール、ロシアの超高圧プレスで作られた軽量鍛造ホイールで。薄くて軽いのに強度が高い。普通は鍛造ホイールは鋳造ホイールより高価なのだが、当時の鍛造ホイールでライバルだったRAYSのTE37と比べると、比較的安かったらしい。
純正より軽く、強度もそこそこ、高性能なのに安いという良い感じのホイールなのだが、今日聞いた話では、めちゃめちゃ割れやすくて直しても直してもクラックが入りまくる。という話が出ていると教えられ、なんだかなーと思っていた。
塗装も凝ってないのでボロボロになりやすいと言われていたけど、これは本当にその通りで、自分の手元にあるホイールも確かにボロボロだ。

今でもツルツルに削れて、カチカチにゴムが固くなったZETRO S4を装着したままのリーガマスターだが、使っていた頃はパワーをかけるとホイールスピンしまくってくれて、こんなにパワーのあるヲイラの愛車すげー！♡TYPE-R！ってな感じで随分楽しんだ。(１速発進は当然ながら、２速に入れてもホイールスピンする)単に路面を食わないウンコタイヤになってただけなんて本人は知る由もない。
(今はもうスリップサイン出てて車検通りません)

今年は春になったら純正ホイールに装着した、時速300kmに対応する(速度記号Y)というmomo OutRun M-3で走ろうと思っていたのだが、リーガマスターも意外と評価が高いホイールみたいだから、クラックが入るまではどんどん使おうかな。

このリーガマスターという鍛造ホイールのブランド、今は「ザ・プログレッシヴ デザイン　ライトマン」が保持しているそうだけど、最初にディスモンド社がこのブランドを立ち上げてから、会社がなくなって絶版になったりで、紆余曲折あったらしい。
どうも会社消滅後に名前を勝手に商標登録されて権利ゴロみたいなのに商標を奪われ、そこから取り戻すのに訴訟やって今の権利者が持つ商標の取り消しを勝ち取り、さらに元のブランドを持っていたディスモンドの元社長、その親会社モンテカルロ、さらにその親会社になったイエローハットにまで話を通して、筋を通して復活させたブランドだとか。

これが発売当初、どんだけ凄いホイールだったのかは当時ディスモンドに居た開発責任者(現ザ・プログレッシヴ デザイン ライトマン 最高責任者:山本氏)が書いてるけど、本当にタイミングが良かったのだなと思う。(ロシアの１万トンプレス工場は後に閉鎖されてしまった)

調べてみると、ディスモンドはSpoonの軽量鍛造ホイール、SW388の開発にも関わった会社で、このホイールも同じロシアの鍛造プレスで作られていたとか。


現在はどちらのブランドも日本の富山県射水市にある鍛造ホイール工場(TAN-EI-SYA WHEEL SUPPLY:TWS)で製造されていて、Made in Japanとなっている。