2023年の総括（その２）

車両・ドライブのデータ編に続いて感想などを記します。


2023年は過去になく回数・距離ともによく走りました。

ドライブの主な目的は楽しそうな峠道やすばらしい景色、博物館、彗星・流星群などの天文現象です。
宿や食事にはまったくこだわりがなく、コンビニパンだけでもＯＫだし食事なしの日も多数ありました。
もちろん、99％ソロドライブです。
気軽に生かせてくれる妻に感謝しなくては罰が当たります。
（あてにされていない または 居ても居なくてもいい存在 とも言う）



さて、2017年から始めたハイドラ。
2022年の秋頃に過去の走行ルートを見直していたら関東圏の国道をほぼ網羅していたことに気づき、それから未走行部分を選んで走るようになりました。
そして2023年、関東の1都6県と山梨、長野、静岡の国道をすべて走破しました。（通行止め区間を除く）
これはあくまで おまけ のようなもので、今後、他の区域に広げるつもりはありません。
何かに追われるように義務的に走るのは楽しくありませんからね。


ただ、国道走破のために、そうでなければ通らなかったであろう地域に行くと、自分の生活圏とは違った気候や地形に触れることができて新たな発見がありました。
山奥には山奥の、海辺には海辺の大変さや自然の恵みに想いを馳せることができるようになりました。
これはこれで良い経験だったと思います。
特に印象が残っているのは、各地を走る中、山間部などで小中学校跡を目にすることが多く、そのたびに切なくなったことです。

小中学校は単に児童生徒が学ぶ場所であるだけでなく、地域住民の心の拠り所であったはず。
行事などを通して記憶を世代間で共有できるのは地域の小中学校ならでこそ。
その歴史が終わると同時に、引き継がれてきたさまざまなものが凍結し やがて消滅していく。
その喪失感がますます地域の活力を奪っていき過疎が進むという負の連鎖。

なぜ人はそこに住み続けるのか。
なぜそこから離れなければいけないのか。
少子化、予算配分の効率化、学校統廃合だけでは語れないものがあるように感じました。


話は変わって　

ドライブに行ったら、将来走れなくなったときに見直して懐かしむために写真や一部のドラレコ映像を残しています。
使っていたミラーレスカメラは操作性がしっくりこないので秋に新機種（といってもモデル末期）を買いました。
小型軽量なのは良かったですが、ほぼすべての設定をメニュー画面から選択しなくてはならず面倒だったのと、天体写真撮影時に暗闇で操作するのが難しかったことが主な理由です。

センサーサイズなどのスペックや拡張性よりも小型軽量で使用時の心理的負担が小さいことを第一に考えて選択しました。
新たな操作系に慣れるのに多少苦労していますが、今のところ撮れた写真は今までよりもいい感じなので納得しています。
車内での充電や自宅PCとのデータ移動や充電が手軽にできるのもポイントです。

調子に乗って キットレンズの標準ズームに 35mm換算18mmの固定焦点レンズを追加で購入しました。
望遠レンズもあれば嬉しいけどかさばって重いし、対象が風景や流星メインでは使う機会は少ないし、面倒くさがりの自分としてはクロップで十分。
広角側はレンズで対応するしかありませんから。
それにしても、カメラについて調べれば調べるほど 人間の目ってすごいと思います。


2023年は広くたくさん走ったことによって新しい発見がありました。
自分が直接見聞したことは書籍やネットで得られる知識とは異なって、深みや重みが明確に残ります。
2024年はさらに足を延ばして日本各地を見て回りたいと思います。
そのためにも健康第一の生活と安全第一の運転を心がけたいと思います。