太田哲也のブログ一覧

クルマ業界もかわらなきゃ

モータージャーナリストや自動車雑誌
と
自動車メーカーの
馴れ合いも

変わるべきときが来た！

ＪＡＬを一兆円近く支援して再建するのだという。

やっぱりなあ、
というか
なんだかなあ…。

そもそも俺は飛行機がきらいだ。落ちるのが怖いからだ。

そういう話をするとみんな「え～」って言うけど、
機械というのは必ず壊れるものなのだ。


俺がまだ二十代のころ、
マツダがグループＣカーでル・マン２４ｈに挑戦していて
当時マツダワークスドライバーだった僕は
フランスでの先行テストに行かされた。

ヨーロッパ人ドライバーと
ゲロを吐きながら
交互に24時間走り続けたのだが、
これがよく壊れた。

ホースをとめている金属バンドやゴムホースなどが、
振動や熱で劣化してしまうのだ。

メカニックが
「こんなつまらない部品がな…」
とつぶやいたのが印象的だった。

つまり、
機械というのは
設計者がまったく予想もできない箇所が壊れるものなのである。

それが引き金となって、レースでリタイヤとなる。

でもレースで車が壊れたら止まることが出来るけど、
飛行機は落ちるということになる。
だから僕は飛行機は必ず落ちるもので、
自分が落ちないのは単なる確立の問題ととらえている。

まあでも落ちるっていうことはあってはならないことだから、
しっかり整備しなければならない。
つまり飛行機を落とさないためには
すごく整備コストがかかるということだ。

レースも本格的なレースカーになると、
レース毎にサスペンションもブレーキも全部ばらばらにして
特殊塗料を塗って
金属疲労のヒビを調べる。
わずかでもクラックが見つかれば
全部交換。

だから、レースの整備コストは非常に高くつくんだ。

飛行機だって落とさないためには
そういう徹底的な整備をしなければならないはずだ。
だから飛行機を飛ばすのってものすごくコストがかかる。

ましてこの狭くて人口密度が高く土地代も高い日本にあって、
本来ビジネスとして成り立たちにくいはずなのだ。

それが成り立っていたのは、
今までの政府と官僚が半ば強引にＪＡＬを動かしていたからだろう。

今後そういう支援がなくなれば、
ＪＡＬ対ＡＮＡではなく、

ＪＡＬ対ＪＲであり、
ＪＡＬ対クルマだ。

だからここで支援をしてＪＡＬが再建されても
将来的にはまた支援が必要となるだろう。


それよりも高速道路を作るべきだ！
と俺は思っている。

俺の生活の経済の基盤は東京と横浜で、
ここに住んでいると高速道路があって当たり前だが、
たとえばＴＲＣのメンバーで地方に住んでいる人は
高速道路まで何時間もかかるそうだ。

世論として採算が合わない高速道路を作るべきではない、
という意見はわかるが、
そうい不便なところで生活をしている人もいるわけで、
それこそ公共のためであったら飛行機を飛ばすよりも、
道路環境が恵まれないところに
高速道路を作ってあげるべきだろう。

地方の経済だって盛り上がっていくはずだ。

空気を飛ばすよりも、
必要なときだけ少人数で動けるクルマの方が
省エネという見方だってできないことはない。

それにしても、
自動車雑誌が70誌もあってクルマに乗る人も多いのに、
いつもクルマは悪者扱いされている。

ここらで
みんなで声を上げて
ＪＡＬ支援よりも高速道路を作れ！
暫定税率廃止と無料化はどうなった！

と叫ぼうではないか。

戦闘服着てるのは
人形でなくて本物の人なんだよ。

なぜ、そうしてるのか？
ずっとそうしているのかな

https://minkara.carview.co.jp/userid/487413/blog/16243153/

500もいいけど、
グランドプント　アバルトがかっこよかったなー