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2020年03月03日

やっぱり気になるルノージャポンの販売戦略

やっぱり気になるルノージャポンの販売戦略

ルノージャポンの大極司CEOは、日本でルノー車を販売するにあたり、ただ従来のモデルを販売するのではなく、独自の販売戦略を打ち出しました。

ご存じ、「FTS戦略」。French touch・Trendy・Sportの頭文字をとってもので、要はスポーツモデルのR.S.シリーズと、カングーにほぼほぼ特化した販売戦略。

このことについては、以前ブログにも取り上げたところで、この販売戦略は現在においても継続されていますね。

カングーは今や日本のルノーの販売台数にかなり貢献しているようです。街中を走る姿をよく見かけますよね。

一方、R.S.系についても、ルーテシアやメガーヌは人気モデルで、ノーマル(ベーシック)モデルよりもむしろ販売台数が多いのではないかというくらいの勢いです。

ところで、現行メガーヌは2017年11月日本発売開始の第四世代。

ハッチバックはルノースポールが関わっている1.6L直4ターボエンジン搭載のGTグレードと1.2L直4ターボエンジン搭載のベーシックグレードのGTラインの2つの体系です。

一方ステーションワゴンの「スポーツツアラー」は発売当初は1.6LのGTグレードのみの設定でした。こちらもルノースポールが関わっている方のグレードです。

つまり、ハッチバックには設定のあるベーシックグレードの1.2Lエンジン搭載のGTラインが、スポーツツアラーには設定がないというわけです。

しかし、これは「カタログモデル」での話になります。

2018年11月にはスポーツツアラー日本導入一周年を記念した、"Anniversaire(アニヴェルセル)"という特別仕様モデルが登場。
alt
アニヴェルセルは1.2Lターボエンジンを搭載したグレード。つまり、「スポーツツアラー版GTライン」に相当するグレードですね。

GTグレードも決して悪いとは思いませんが、足廻りにもルノースポールの手が加えられているので、おそらく、しなやかな乗り心地とは違うのではないかと思います。

個人的には、「スポーツツアラー版GTライン」たるアニヴェルセルこそがスポーツツアラーの本命グレードと信じます。

それが証拠に、アニヴェルセルについて、設定したいきさつを書いたweb記事を見つけたので、引用します。(下にリンク貼りました。)

>メガーヌ スポーツツアラー GTラインの設定を望む声もあり、今回はそれに応えた形。
(引用終了)

やはり、そういう声は当然あるでしょうね。GTグレードではオーバースペックと感じる顧客は少なからずいるはずです。

ということは、将来的にはGTライングレードがカタログモデルとして、設定は可能性としては十分あり得るということですね。

アニヴェルセルは日本国内30台限定の希少モデル。もう完売したのかと思っていたのですが・・・
alt

  ≪画像は拝借しました。≫
登録済み未使用車両が残っていました! 

価格は決して安くはありませんが、通好みのグレードであり、即完売してもおかしくはありません。

このアニヴェルセルの販売について、みん友さんの《》nekさんが 以前記したブログで次のコメントを残してくださいました。引用します。

>現行のツアラーで、限定販売されたのは30台のみのアニヴェルセルですよね!あれは本国のインテンス相当のやつでしたね。ホント本来はこういうのが主力車種になるはずなのですが、さっぱりだったようで、展示車すら導入しないディーラーも多かったとか…。
(引用終了)

30台限定で魅力的なグレードにも関わらず、実際はさっぱりだったとは意外なことです。

ルノージャポンの販売戦略は先述したとおり、カングーやR.S.系に特化しすぎた結果、魅力的なベーシックグレードが疎かになっていることを証明したようにも受け取れます。


本国には魅力のあるルノーモデルがたくさん存在します。

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  ≪画像は拝借しました。(タリスマン)≫

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  ≪画像は拝借しました。(エスパス5)≫

カングーやR.S.系に特化などせず、こうしたモデルもルノージャポンにはぜひとも積極的に正規輸入販売してもらいたいところです。日本の道を走る姿をぜひ見てみたい。


FTS戦略はいつか飽きられることはないかと、いちルノーファンとして心配が尽きませんね。


ブログ一覧 | ルノー | 日記
Posted at 2020/03/03 22:37:12

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この記事へのコメント

2020年3月4日 6:44
先日オレンジとグリーンのカングー限定車を展示していたディーラーにふらっと入りましたが、いつもならすぐに完売のカラフルなカングー限定車もベルランゴとリフターの影響か店も売れずに困っていそうな雰囲気でした。
飽きられたらカングーRSを出しましょう。
コメントへの返答
2020年3月4日 20:21
こんにちは。
カングーはクルールシリーズやペイサージュなどの限定車を発売すると、以前では即完売と聞いたものですが、昨今は事情が違うのでしょうかね。

ライバルのリフター&ベルランゴは安全装備の面ではカングーに対して格段にアドバンテージをつけています。当然影響はあるでしょうね。

>飽きられたらカングーRS

以前、ルノーF1参戦40周年を記念した特別仕様モデルが日本限定で発売したことがありました。
https://response.jp/article/2017/10/12/301000.html
R.S.は関わってはいませんが、こういう粋な仕様を発売するくらいですから、やってやれないことはないかもしれません(^_^;)
2020年3月4日 8:44
そういえば、トゥインゴの売れ行きはどうなんでしょうね?
東京だと案外台数を見ている印象なのですが。兄弟車のスマートよりは多く走っています。
コメントへの返答
2020年3月4日 20:24
こんにちは。
カングーやR.S.系を除けば、トゥインゴは販売に貢献はしているでしょうね。見かける方だと思います。

スマートよりも安価なので、アフターフォローの面でもメリットはありそうですね。
2020年3月4日 12:17
こんにちは。
びっくりなことに私も前の日曜にメガーヌツアラーに試乗して同じような思いを持ってブログに書こうかなと思っていたところでした(^^;
HPを見るとメガーヌハッチバックもGTだけになってますね。GTラインはカタログ落ちしたんでしょうか??
コメントへの返答
2020年3月4日 20:33
こんにちは。
スポーツツアラー試乗されましたか! いかがでしたか。試乗記楽しみにしております♪

さて、本国ではすでにフェイスリフトしたばかりのようです。今の日本仕様のGTは在庫車両でしょうし、早いうちに売り切ってしまいたいでしょうね。

GTラインはFTS戦略からは外れる対象かもしれません。インポーターとしては積極的に販売する気がなかったのかなと思います。故に、輸入台数も抑えていたのではないでしょうか。結果的に、早いうちにカタログ落ちしたのではないかと推測します。
2020年3月4日 20:24
ルノー・ジャポンの販売戦略はいつも色々と気になる所がありますね;
FTS戦略も確かに一定の成功はみせていると思いますが、なんだか長続きしないような気がしてなりません。(特にR.S.系はリピーターが少ないとか!?)

さてメガーヌIVですが、これまた欧州仕様の充実ぶりなんかを見てしまうと、実に偏った導入だなと感じる1台ですね。先にも書きましたが、アニヴェルセルは本国のIntens相当です。その証拠にフロントバンパーがZenやIntensと同じ形状で、GT-Lineとは違いますし、ホイールも違います。そして以前にブログに書きましたが、なんと本国にはGT-Lineというグレードは存在せず、ZenやIntensにパック・オプションで選択するという物です。
https://minkara.carview.co.jp/userid/2162744/blog/41926184/

そして2018年の後半にGTはエコ・ペナルティが高すぎるとして欧州各国で次々に廃止されます。そしてノーマル系とR.S.だけとなってしまいそのギャップが大きすぎるということで、GT-Lineが日本同様カタログモデルに昇格しました。 その時にガソリン1.3L TCe (H5Ht) 140hpと160hpとディーゼル1.7L dCi 150hp (R9N)の3つの新エンジンが組み合わされました。

つまり1.2L TCe (H5Ft)のGT-Lineは既に過去のモデルとなったので、日本では売りきって、カタログ落ちになったものと思われます。

そしてここからはまだ未確認なのですが、いま日本のカタログに出ているGTは全てルノー・ジャポンが持っている在庫車ではないかと推測しています。
コメントへの返答
2020年3月4日 21:07
こんにちは。このたびはいろいろと情報提供ありがとうございます。

そうですよね。FTS戦略は成功していることは間違いないと思います。

大極氏はCEOとして着任するにあたり、それまでなかった明確な販売戦略を打ち出すのに、ニッチ商法で販売する決断をし、それがFTS戦略なんですよね。当時の方針が今でも続いているわけです。

カングーはスウェーデンの郵便車両がたまたまRHDだったからという理由で日本に導入してみたそうです。それが結果的に見事にヒットに繋がったわけです。
https://minkara.carview.co.jp/userid/591647/blog/39323788/

今ではR.S.もカングーも販売に大きく貢献しているようで、インポーター自らイベントを開催してファンを楽しませています。

おっしゃるように、特化しすぎているため、いつか飽きられるのではないかと危惧しています。いつの日か躓く日が来たときはどうするのか。要らぬ心配なのかもしれませんが。。。

ルノーの事情はあまり知り得ていませんが、アニヴェルセルもGTラインも日本の事情に合わせた、ごちゃまぜ仕様のようですね(苦笑

日本人好みの仕様に仕立てた結果、偏りすぎているのでしょうね。GTのみ(GTラインは販売終了)というのもFTS戦略に基づいたものと理解しますが、本当はベーシックモデルも導入設定してほしいところです。

>2018年の後半にGTはエコ・ペナルティが高すぎるとして欧州各国で次々に廃止されます。

環境に厳しい欧州らしい取り組みですね。グレード自体が廃止となると、日本仕様も見直しが迫られるわけですね。その際、新しいエンジンが搭載されそうですね。F/Lを機にPHEVも設定されたようですから、楽しみです。

インポーターとしても現行GTを早く売り切って、F/Lモデルを導入したいでしょう。個人的にはディーゼルやPHEVも導入を望みたいところです。
2020年3月4日 22:54
どういたしまして。
ルノーは全体的に研究しているつもりですが、やはりメイン車種であるメガーヌ、クリオあたりはどうしても力が入ってしまします(笑)

日本仕様はどうも先代から統一感がないですね。時期によってR.S.だけだったり、''プレミアムライン''とか日本独自名称を付けてみたり...。かと思えば欧州と共通名称のZenやGT-Lineを使ってみたり、でもルーテシアでは使っているIntensはメガーヌには使わなかったりと..。
とりあえずいまは新しいphase 2モデルに期待ですね。普通グレードやPHEVもぜひ導入して欲しいですね~。(dCiはなぜか入れる気がないようです...)

カングーはスウェーデンの郵便車両がRHD+ATだったから導入してみたところから始まっていたのですね!思えばその前身であるエクスプレスも日本で売られていましたが、LHDのMTでしたものね。好き者にはそっちの方が良いのでしょうけど、一般的には売れない仕様ですね。
コメントへの返答
2020年3月5日 22:19
こんにちは。
ルノーは好きなブランドなのですが、やはり所有していないと情報を積極的に入手しなくなってしまいます(苦笑 

ルノージャポンの販売戦略で驚いたことは、メガーヌ3導入の際、ノーマル系のプレミアムラインやGTラインは後回しで、R.S.を真っ先に販売したことです。FTS戦略が顕著に表れた例とも言えるでしょう。

プレミアムラインはその後廃止されてしまい、GTラインのみとなってしまいました。この当時もどうなのかと思ったものです。。。

ネーミングセンスはインポーターの方針なのでしょうけど、どうもちぐはぐのようですね。

Ph.2ではぜひPHEVの導入を切望したいです! 他ブランドは積極的にEVモデルも導入している現状ですから期待したいですね。

カングー導入は意外なきっかけだったようですが、それがヒットに繋がっているわけですから、不思議なものです。

LHD&MTですと本国仕様に準ずるわけで、日本では一部の顧客にしか心に打たないでしょうね。日本ではR.S.系しかあり得ないです。

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