• 車種別
  • パーツ
  • 整備手帳
  • ブログ
  • みんカラ+
イイね!
2020年11月02日

プジョー e-208に試乗【2020.11】

プジョー e-208に試乗【2020.11】 7月にの第二世代208が日本市場でデビューしたばかりです。

第二世代208のパワーユニットの特徴は、従来のICE(ガソリン)の他に、BEV(電気自動車)のラインナップがあること。

世界の自動車メーカーの動きとして、内燃機関はCO2排出基準をいずれ満たさなくなることを想定して、EVにも注力する必要が出てきました。

私見ですが、グループPSAはヨーロッパをメインに販売するものだと思っていました。しかし、驚いたことにPSAジャパンは日本市場にもe-208を輸入販売する決断を下したわけです。

日本市場にもEVを積極的に販売しようという戦略がわかりますが、如何せんまだまだ高額なBEV。そこは、補助金を使ってICEの価格並みとは行かないまでも、それに近い価格帯で販売しようという姿勢が窺えます。

さて、今回試乗車は上位グレードGT Line。
alt
  ≪画像は拝借しました。≫
ヴァーティゴブルーと呼ばれる目の覚めるブルー。かつて206の時代に存在したエーゲブルーに近い色味ですが、あちらよりもっと鮮やかですね。

早速走らせてみると、ICE(ガソリン)1.2LのGT Lineとはまた異なった印象。あちらはBEV(e-208)と比べて軽快な印象を受けたが、それは何よりも重厚感が先に立つからかもしれません。

車両重量を同じGT Line同士で比べてみると、ICE(ガソリン)の1,170kgに対し、BEV(e-208)は1,500kg。つまり、330kgもの重量差があることが判明。

このクラスにしては1,500kgの車両重量はかなりのヘビー級ですが、バッテリーを搭載している関係上、致し方のないことですね。

そういうことで、かなりのヘビー級のはずなのに、発進時のかったるさがまるで感じられないのです。それは260Nmの最大トルクの持ち主ということもあるのかもしれませんね。

それから、バッテリーの搭載位置の関係が良いのか、とても安定した走りを見せるのは好感が持てます。前後重量配分は車検証を見てないのでわかりませんが、50対50に近いのかもしれませんね。

ということで、余談ですが、ちょっと気になったので調べてみました。すると、以下のサイトに行き着きました。一部引用します。(下にリンクを貼りました。)

(引用開始)
このバッテリーパックは、一個当たり約13.1kgのモジュールを18個組み合わせ、容積約220L、重量約350kgとなり、このバッテリーユニットを前席座面下、後席座面下、センターコンソールなどに車体を上から見たときにH型に、重量配分を考えてレイアウトされています。

内燃エンジン、EVに対応できるCMPの特性により居住空間、ラゲッジスペースは基本同等となっています。バッテリーは前後シート間のフロア部分に配置され、優れたスペース効率を実現しているのです。

(引用終了)
alt
alt
  ≪画像はいずれも拝借しました。≫
グループPSAが満を持して開発した、Bセグメント向けのプラットフォームのCMPをBEV向けに手を加えたのが、eCMPです。

やはり前後重量配分を考慮したバッテリー配置となっているようですね。開発に苦労はあったものと推察されますが、おかげで走りは抜群のようです。

少々逸れました。タイヤですが、
alt
ミシュラン プライマシー4 205/45R17 88H  2020年第27週製造品(6月最終週or7月第1週)  MADE IN GERMANY

GT Lineは17インチタイヤを履いているのですが、ICE(ガソリン)のGT Lineでは感じた突き上げが変に感じられません。うまく履きこなしているといった印象。

コーナリングもしなやかで巧くいなしてくれるので、乗っていても気持ちがとても良く感じられました。

シートはアルカンターラとテップレザーの組み合わせで、掛け心地は申し分ないのですが、前後長はちょっと不足気味。Bセグメントゆえ致し方ないのでしょうが、せめてあと10cmは欲しいところ。

今回の試乗は実はかなり真剣に見定めてのものでした。

と言うのも、家人所有の先代2008の後継車となり得るのかという視点によるものでした。もし仮に代替えするとすれば、おそらくBEVたるe-208またはe-2008が有力候補となりそうだからです。

個人的に所有しているPHEVがかなり使い勝手が宜しく、EVに対してすでにハードルは下がっているので、もう内燃機関は選ぶことはないかなというのが率直な思いです。それくらいにBEVは好印象です。
alt
  ≪画像は拝借しました。≫
e-208はかなり好印象ですが、GT Lineでなくとも、Allureで十分かなというのが今の印象です。実際に16インチを履くAllureも試してみたいですね。

※引用先:PSAグループの最新「CMP」プラットフォームを解剖
ブログ一覧 | プジョー | 日記
Posted at 2020/11/02 23:55:15

イイね!0件



今、あなたにおすすめ

ブログ人気記事

みんカラ:モニターキャンペーン【ガ ...
べるぐそんさん

祝・みんカラ歴4年!
エレメンさん

E60(S)でドライブ(東京都立川 ...
BNR32とBMWな人さん

セローのランチツーリングと嫁さんの ...
エイジングさん

ゆめすぎと昭和平成自動車展示会(杉 ...
よっちん321さん

川崎ケーワークスでシティの天井貼り
彼ら快さん

この記事へのコメント

2020年11月3日 8:43
おはようございます。
例の一件が無ければ6Rの後継にe-208もありと思っていたので興味深く読みました。VWのID.シリーズはMEBと専用プラットフォーム採用に対して、PSAは共通プラットフォームというのも今回の同時導入の一因かもしれないですね。

ポルシェはeボクスターコンセプトがあったものの、Taycanやその後のeSUV系とスーパースポーツspecの大型車(Audiも…)なので、718Sの後継には時間かかりそうで、購入時期を逸しそうです😢
911も2030年まではEV化無いとの情報ですが、991、992と徐々にですがHV化の為とも思えるスペースが出来ており、MR系より先にRRが進化しそうです。

現実的なハッチ系EVの早期進化に期待です。
コメントへの返答
2020年11月3日 20:37
こんにちは。
e-208はCMPをベースに電気自動車用に改良を加えたものですが、これはコストの面で共用化できたことは最大のメリットですね。グループ内の同じBセグメントではDS3クロスバックやオペルコルサも同様にeCMPを採用したEVをラインナップに加えていますね。

それに対し、VWはおっしゃるように専用プラットフォームにしたのが特徴です。専用化にして、派生モデルを無限に広げる可能性はあるのでしょうね。早くもID4をラインナップに揃えているので、今後の拡充に期待したいところです。

ポルシェもいち早く電動化に積極的なブランドですね。カイエンやパナメーラにはPHEVのe-Hybridを採用し、918スパイダーも発売させるなど、電動化に向けて着々と準備を進めていたのだと理解しています。

タイカンはかなり衝撃を受けました。ポルシェが解釈するピュアEVの4ドアスポーツモデルなのでしょうね。

911の事情はよくわからなかったのですが、ハイブリッド化のためのスペース確保がなされているとすれば、まずはハイブリッドモデルを導入し、いずれは電動化になるのでしょうね。

話逸れましたが、e-208の導入もご検討でしたか! ぜひいずれは導入していただきたいものです。

BEVがもっと普及するようになれば、プジョーのBEVホットハッチに期待したいところですね(^^;
2020年11月11日 11:05
はじめまして、これ非常に気になります、ホンダeが凄かったので違いを見てみたいですね。試乗キャンペーンに応募しておけばよかったと後悔しましたf^_^;
コメントへの返答
2020年11月13日 18:13
こちらこそ初めまして。ようこそお越しくださいました。遅くなりすみません。

e-208は既存のプラットフォームをEV用に転用しているのでコスト面でも抑えられていますね。

私も、e-2008共々気になっているのですよね。
2020年11月13日 18:14
カーブの旋回性は如何ですか?
コメントへの返答
2020年11月13日 18:27
市街地を走った程度の試乗ですが、カーブのコーナリング性能は高いと感じられました。おそらく低重心に由来するのかもしれませんね。
2020年11月13日 19:48
ホンダeもカーブの旋回時は鼻先が軽く軽快です。比べてみたいですね
コメントへの返答
2020年11月13日 22:44
ホンダeは前後重量配分が50対50を実現したそうで、わずかな試乗時間で実感したわけではありませんが、たしかに軽快に感じられたものです。奇しくも同時期にデビューした2台のEVですし、比較する価値は十二分にありますね。
2020年11月14日 10:35
わたしが峠での試乗してた時は、ちょうどs2000が前にいたのでわかりやすかったです。
コメントへの返答
2020年11月15日 20:38
S2000とホンダe、決して共通することはありませんが、回頭性など性能を見定めるのは興味深いですね。
2020年11月16日 20:30
そうなんですよ

プロフィール

「インパネ&ナビ画面がしれっとフランス語表記に変わるのって、最近のシトロエンあるあるだよね😅」
何シテル?   05/19 06:07
クルマ大好きです。日本車、ドイツ車、イギリス車、イタリア車、フランス車、スウェーデン車などなど。ブログではいろいろなことを記していて、時には違った切り口で記して...
みんカラ新規会員登録

ユーザー内検索

<< 2024/5 >>

   1234
567 89 1011
12131415161718
1920 2122232425
262728293031 

リンク・クリップ

プジョーとフォードは 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/05/20 22:49:36
Avatar blue 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2024/04/22 20:58:34
PSAのAH01ディーゼルエンジン年越せず終了か?? 
カテゴリ:その他(カテゴリ未設定)
2023/11/21 20:54:57

愛車一覧

シトロエン C5 エアクロスSUV シトロエン C5 エアクロスSUV
正直なところ、SUVは一生縁がないものとずっと信じてきました。ところが、フェイスリフト版 ...
プジョー その他 プジョチャリ (プジョー その他)
2001年秋頃に307がデビューした際に、モニターキャンペーンを実施していて、プジョーの ...
プジョー 406 セダン プジョー 406 セダン
左ハンドルかつMTという稀有な存在。日本仕様は「Sport」とネーミングされたグレード名 ...
ルノー ルーテシア ルノー・スポール ルノー ルーテシア ルノー・スポール
ルノークリオR.S.のコンパクトながらルノースポールが手掛けたエンジンなどのチューニング ...
ヘルプ利用規約サイトマップ

あなたの愛車、今いくら?

複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!

あなたの愛車、今いくら?
メーカー
モデル
年式
走行距離(km)
© LY Corporation