もう6年前、上海に出張に行った時の話。
アジアに行くのは初めてでした。
仕事で4人で上海行った時。
すでにPM2.5問題が始まってて、あまり気乗りしないまま出発。
でも仕事と言う事を考えても楽しかったですよ。
新天地のホテルにチェックイン。
ウェルカムドリンクがあるけど、あんまり酒飲まないのよ。
泊まったホテルから見る上海の街。
今、昼の11時。やっぱり空気スゲー悪いね。
奇麗に並んだ石造りのアパートが奇麗。
香港みたいに英国に100年統治されてたわけでなく、上海租界と言われるように
外国人居留地ばかりあった街だから、なかなか趣のある建物ばかりですね。
(もっとも香港の件は、英国は永遠という意味で100年と言ったらしいけど)
比較的新しい車は、フォルクスワーゲンやメルセデスをよく見かけた。
でも古い中古車は?と言えば、これがびっくり。
アメ車のビュイックやオールズモビルが多かったです。
たびたび見かけました。
サビたビュイック・パークアベニューやシボレー・カプリスに乗ってる労働者の
人は多いんだなー、と思いました。
<↑ウェブから拝借。これはビュイック・パークアベニュー。カプリスの同型。>
<ハリウッド映画で良く破壊されるパトカーにも使われている車です>
私は20年以上昔、シボレーカプリスとオールズモビル・カスタムクルーザーの
2台に立て続けに乗ってました。
アトランタにこれまた出張した時、現地の旧いポンコツタクシーに乗ってると、
「6人乗りのベンチシート」「コラムシフト」「横長スピードメーター」の
アメ車の魅力にぐいぐい惹き込まれちゃってねえ。
それまでアメ車って全く興味なかったのですけどね。アメ車はいいぞ、と。w
<オールズモビル↑ウェブから拝借。これのホワイトボディに乗ってました。>
まさか上海でこんなにもフルサイズFRのワゴンのアメ車が生きているとは!
嬉しかったですが、それもそのはず、ビートルがメキシコで生き残り生産されて
いたように、ビュイックって上海でいまだ新車両が生産されていたようですね。
そのうち逆輸入されるんじゃなかろうか??
今でもこの手のアメ車、許されるなら1台手に入れたい気分は続いてます。
フランス車以上のゆらゆらフワフワの乗り心地、大人6人乗せてエアコンガンガン
に効かせてもエンジンのパワーが食われない車は、この世でアメ車だけです!
と、まあ、上海で中古のビュイックやらオールズモビルが元気だったという思い出ブログですが、その他上海の街もいろいろ載せておきますね。
ヨーロッパでもカナダでもアメリカでも、国際免許で運転して楽しかったけど
上海(というか中国)は、私は二度と運転は無理だわ。できひん…。
3車線だけど渋滞してくると横に5台並んで走る高速道路とか。
基本、車>人という一般感覚とか。
中途半端な位置づけの原付バイクは割り込みひどいし。(罰則がないようです)
ミゾもほとんど残ってないタイヤで100㎞で飛ばすタクシーとかもね…。
怖いよ。
スタバはいろんなところにありました。
冷たいものは体に悪いと思ってる国なので、日本ではあるHot/Coldが
メニューにまったくありません。すべて温かい飲み物でした。
日本じゃ多分できない頭でっかちな建築物。
うーん怖い。震度5くらいで倒れそうな建築の寺の門ですね。
乞食や積極的靴磨きが多すぎる。
なぜかワシのところにすぐ来る。もー。
タクシー降りるとすかさず「トモダチ」と連呼しながら近寄ってくる人もいる。
つい面白そうなので「トモダチ」について行ったら部屋に閉じ込められて、
モノ買わないと出られそうになかったので家内の土産にトラサルディーの
スカーフ買いましたもちろん偽物でしたー!(安価だからいいけど)
こういうディズニーランド系の観光地はどうでもいいかな。
過去何千年も蝋燭の光で同じような事をしていたならともかく、近代になって
できた観光名所はなんかなぁ、と思う。
屋敷自体は年代モノで魅力的なので、ライトアップならともかく、電飾なんか
しなくていいと思うけどなー。そう思うのは私が日本人だからかな?
やっぱり中国は壮大さ&広大さが無いとね!
夜。
なんとなく浅草を連想するに観光みやげ売り場のお店。
漢字なのでニュアンスで何を売ってる店かわかるな。
さすが地震の少ない国なので、奇妙な形のビルも多いです。
空気は汚いけど、海は日本のように生臭い磯の香がほとんどなくて、河口付近の
雰囲気はとても良かった。
ビルのネオンもきれいだった。
夜の海浜公園。
オレンジ色の街灯がロマンチックだった。
昭和20年くらいにできた建物が銀行や公共役場になってた。
中国ではない外国文化の建築物だけど、きれいに残ってて素晴らしい。
80歳以上の老人たちばかりのオールズジャズバーがあったので入ってみた。
なかなか雰囲気があって良かった。
感想を言ってみれば、…まあ演奏は上手くなかったw。
というかご老人たち、息が続かない感じだし音が外れる場合もあるんだけど、
でもそれがいい意味で肩の力が抜ける感じで悪くない演奏だったよ!
こっちもぬる~く聞けて大変良かった。
ここで最高に上手いジャズ演奏を聞かされてもねえ。なので良い良い。
しかし日本人観光客が多いからなのか、演奏してくれる曲がテレサテンとか
日本の曲がかなり多かった。乾杯!
中華料理はどこに入っても美味かった。
でもさすがに裏道の屋台は衛生的に怖くて食えなかった。
過去を考えても、毒入りギョーザ、下水油、メラミン入り粉ミルク、注水肉、
ネズミ肉、等。ぱっと思いつくだけでもこれだけ出てくるしね。
ただ、段ボール入り肉まんって皆さん興味ありませんか??w
私は他の不衛生食品は絶対イヤだけど、なんか段ボール肉まんだけは許せて
一口食ってみたい気がするんですよー。
一口食ったらまずいと吐き出しそうな気もするけど、段ボール肉まん…なんか
そこそこ食えそうな気がするんだよなw。
仕事の打ち合わせが終わって日本から来た4人で最後に足裏マッサージに行った。
しかし、仕事先の先方に教えてもらった評判のマッサージの店に行くと、
なぜか中国共産党の看板があって、強面の兄ちゃんが出てきて追い出された。
怒るなよー、ちょっと間違えただけじゃん。
ここはマッサージの店じゃないの?と聞くと、マッサージは裏のビルの5Fに
引っ越したと言われて案内してくれた。
なんだ共産党の兄ちゃん。意外と優しいじゃん。
足裏マッサージに行くと、マッサージしてくれたお姉サンが、
いきなり以前の良い場所を共産党が使うと言って追い出された、と言ってた。
前言撤回。
まったく、そんな事やってるからダメなんだよ共産党。
やっぱり中国は壮大さ&広大さが…以下略。
おしまい。