今年は今までやっていた人が出来なくなり、麦は終わりかと思ったが、
急遽別の知り合いから小麦を刈り取って欲しいという依頼があった。
イレギュラーな依頼だったため何も準備していなかった。
現在こちらから応援を要請している所も、今は繁忙期かつコンバインを長期整備にぶち込んでしまったということで、どうしようかと思ったところで、
そのオペレーターが昔使っていてもう使わないだろうということでずっと放置していたイセキのコンバインを急遽掘り起こすことにした。

一昨年にちょろっと使ったきり動かしていなかった。
しかも保管していた倉庫が去年の台風で破壊され、半分雨ざらし状態になっていたとのこと。
ボディーアースが腐り、セルモーターにも不具合があってエンジンをかけることすらままならなかったが、ボディアースはアーシング。セルモータはオーバーホールをすることでエンジンは難なく始動することができた。
こういうところはディーゼル強い。
んが、コンバインは見た目は豪快だがかなり精密で繊細。
これだけ放置されてしまえばまともに動くはずも無い。
見ての通り外せるところは全て外して点検清掃。そして注油。
動作不安定な部分もあるが、今回依頼受けた畑くらいなら何とかできるだろうと持ち込むが、いきなりトラブル。
搬送チェーンの安全装置が外れなくなりまわらん。
昔のコンバインと違ってある程度の年式になると安全装置を解した電子制御になっていて、ワイヤーで何でもかんでも動かせる時代ではないため、
ふとしたキッカケで動作不能になる。
何とか解除して無事に刈り取り終了。
小麦粉は海外製の独壇場なので、この農家さんみたいに、娘さんがパン屋をやっているので、そのために畑の一角を小麦畑にして自家製の小麦粉でパンを作るという完全国産。これぞジャパンクォリティやで。
しかし無理に動かしたのが祟ったか、作業後に点検整備したら、もう動かなくなってしまった。
色んなところが一気に壊れたようだ。
やはり機械は動かしてナンボ。クルマもそうだ。月一しか乗らない5万kmくらいのクルマと、毎日乗っている20万kmのクルマではやはり消耗品はともかく、機械的性能は後者の方が圧倒的に調子がいい。
たまにしか動かさないモノは本当にこまめなチェックや注油とかしないとあっという間にぶっこわれますわ。
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日々徒然 | 日記
Posted at
2020/06/22 22:08:49