11/17に開催された”トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑”で目に留まったクルマたちをageていますが、今回は輸入車にスポットライトを当ててみます。
①フェラーリ196S
この辺りになると実に疎くなりますが、今で言えばLMPあるいはLM-GTEの規定に
準拠したレースカーでしょうか?
調べてみると、オリジナルは右ハンでしかもたった3台しか生産されていないため、
こちらはおそらくレプリカでしょうが・・・
それにしたってめちゃめちゃキレイなスタイルには目を奪われてしまいますね♪(*´艸`*)
②ロータス11
近年もロータスでは2-ELEVENや3-ELEVENなど、公道も走れるレーシングカーを
出していますが、そのネーミングの由来となったのがロータス11です。
※ちなみにロータスの市販車の頭文字はElise、Exige、Evoraと言った具合に大抵E
なんですが、イレブン(Eleven)がその始まりとも言われています。
このモデルは1950年代にロータスがルマン参戦を目論んで登場したレーシングカー
でも、排気量を見るとミニと大して変わりませんし、パワーやトルクもライバルに比較
して恐らく下回っていたでしょうが、車重を見ると500kgに満たず、これは今の軽四輪
よりも遥かに軽いために戦闘力があったようで、ルマンに於いて1956年にクラス優勝
(総合7位)を飾りました。
それを考えると、エランやヨーロッパ及びエスプリ、そして今のエリーゼやエキシージや
エヴォーラに至るまで・・・
イレブン以降に世に出たロータスの市販車がパワーやトルクはそこ
そこでも、軽さでカバーする車作りを続けるのも納得出来ますね♪
③パナール ディナZ
1950年代にシトロエン(後のPSAグループ)の系列下に入り、1965年に吸収合併されて そう時が経たずして乗用車の生産を終え、その後は軍用車両を専門とするメーカーに
なったパナールですが、今回初めてパナールブランドで世に送り出されたディナZを目に
致しました。
まずユニークな外観に目を奪われますが・・・
それだけではなく、↑の紹介文にも書かれているように・・・
全長が今のプリウスより大きいのに、搭載されているエンジンが2CVと
同じく空冷の水平対向2気筒で、かつ排気量が1リッターにも満たない
モノなんですね!Σ(・□・;)
でもそれじゃマトモに走らないと思うでしょ?!
ところがどっこい・・・
そんな普通に考えて無理なパッケージングを持つクルマでも130km/h
まで出せちゃうんです\(◎o◎)/!
今の基準からしたら軽四NAにも負けちゃうでしょうが、60年前なのを考えたら十分過ぎると
言って良いかもしれません。
それを成せたのは、空力に拘ったボディーを載せ、ボディーだけでなく細かいパーツに至る
までアルミを用いて車重を1t以下に収めた事によるもので、よくフランス車は合理主義的と
言われていますが・・・
これは特に合理主義への拘り方がハンパない一台ですね!
勿論良い面ばかりではなく、アルミを多用したことやパナール自体に大量生産が出来る力が
ない事でコストが跳ね上がった負の面があり・・・
シトロエンの傘下に収められた後は徐々にアルミの使用比率を下げられ、終いにはオール
スチールとなりましたし、シトロエンに吸収合併されて間もなく生産終了しました(´;Д;`)
会社の状況に振り回されて数奇な運命を辿ってしまった感のあるモデルですが・・・
エンジンは大した事がなくとも、空力まで考えたボディーであれば大きな
ドンガラをそれなりに走らせられることを後に出たシトロエンのCXやXm、
あるいはC6やC5で証明出来ただけでもこのモデルが存在した意義は
あったんだろうと思います♪ヾ(*´∀`*)ノ
いずれにしてもパナールの車を初めてじっくり目に出来たのは良かったです。
長々書いちゃったので、続きはまた改めて。
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Posted at
2018/12/05 23:36:12