恐れを知らぬ自惚れた国が宇宙の力を悪魔に変えた記念日の朝からおはようございます。
今日のブログ内容は重たくコアな内容なんでスルーして頂いて結構です。
人生の師、浜田省吾さんのベストアルバム&DVDの発売が決定しました。
以下抜粋
2010年10月6日(水)、同時リリース!!
2000年にリリースした「The History of Shogo Hamada “Since 1975”」、2006年に2タイトル同時リリースした「The Best of Shogo Hamada vol.1 & vol.2」に連なる作品となる今作は、ベストアルバムでありながら、浜田省吾のレパートリーの中でも社会的なテーマを表現した楽曲を集めたコンセプチュアルなベスト・アルバムと映像作品。
CDには、1982年に発表され未だ色褪せることのないリード曲「僕と彼女と週末に」を筆頭に、核・戦争・経済格差や環境といったテーマに対するメッセージを内包した楽曲群をほぼ全曲リメイクバージョンで収録。
DVDは、貴重な未発表ライブ映像をベースに、歴史上の記録写真や映像をミックスし、池上彰氏によるそれぞれの時代や各テーマの解説文、年表・キャプションなどを付加し偏りなく史実を伝えられるよう構成。さらに未発表ライブ映像のみで編集された特典映像も収録。
以上抜粋
アルバムのタイトルは・・・・・・・
CD 「The Best of Shogo Hamada vol.3 The Last Weekend」
DVD 「僕と彼女と週末に」
省吾さんが今まで唄われた反核・反戦・環境・経済問題などの社会派楽曲のほぼ全てをリメイクしての企画だそうです。
幕末から現代までの歴史を浜田省吾さんの詩で解説するのが池上彰氏。
分かりやすいニュース解説で子供達にも馴染の深い解説者さんです。
浜田省吾談
「過去を検証し、学ぶことは、同じ過ちを繰り返さない知恵を与えてくれる。親子が一緒に楽しみながら、自然に日本の近代史や、地球環境を考えるきっかけにしたい」
に共感したそうです。
CD、DVDともタイトルがあの曲になってます。
「僕と彼女と週末に」
浜田省吾さんの楽曲の中でも「家路」と並び名曲中の名曲です。
1991年 「ONE AND ONLY」ツアーで一度だけライブで聴きました。
ステージバックに青い地球とこの曲・・・・あのときの感動は19年経っても忘れられません。
「週末」の「しゅうまつ」は「終末」でもあるのは浜田省吾ファンなら周知の事実です。
♪この星が何処へ行こうとしてるのか
♪もう誰にもわからない。
♪力と力のシーソーゲームからおりる事さえできない。
♪人は一瞬の刹那に生きる。
核兵器と核兵器のバランスから下りることができない西と東。
地球は核の脅威に晒されてるのに人々は快楽を得るために色々な取引をしている。
そんな解釈をしてました。
♪恐れを知らぬ自惚れた人は宇宙の力を悪魔に変えた。
宇宙の力とはまさしく『核』の事で、悪魔とは核兵器の事。『変えた』と過去形なのはヒロシマ・ナガサキを連想させます。この詩が反核のメッセージを持ってることを感じさせるフレーズです。
そして曲は歌詞カードには載ってない朗読に入ります。
以下朗読
週末に僕は彼女とドライブに出かけた。
遠く街を逃れて、浜辺に寝転んで彼女の作ったサンドイッチを食べ、ビールを飲み、
水平線や夜空を眺めて、僕らはいろんな話をした。
彼女は、彼女の勤めてる会社の嫌な上役のことや先週読んだサリンジャーの短編小説のことを話し、
僕は、今度買おうと思ってる新車のことや二人の将来のことを話した。
そして、誰もいない静かな海を二人で泳いだ。
あくる日、僕は吐き気がして目が覚めた。
彼女も気分が悪いと言い始めた。
それで僕らは朝食を取らず、浜辺を歩くことにした。
そして、そこでとても奇妙な情景に出会った。数え切れないほどの魚が、波打ち際に打ち上げられてた。
以上朗読
汚染された海と知らずに泳いだアベックの二人。
翌日吐き気をおぼえた二人の周りには無数の魚の死骸。
汚染されたのは公害ででしょうか?この詩の根底は「核」です。
僕が思うには核実験あるいは原子力発電所によって汚染された海ではないでしょうか?
吐き気とは被爆を遠まわしで表現してるような気がします。
そしてこの曲が発表されて28年経った現在・・・・・・・・・
オバマ大統領の提唱で核の脅威は薄らぎつつあります。でも「北」の核開発問題があり未だ核の脅威は続いております。
改めてこの曲を聴くとちがう解釈ができます。核兵器以上の脅威の存在・・・・・・・
地球温暖化
もう一度最初のフレーズを書き込みます。
♪この星が何処へ行こうとしてるのか
♪もう誰にもわからない。
♪力と力のシーソーゲームからおりる事さえできない。
♪人は一瞬の刹那に生きる。
地球温暖化によってこの星がどうなっていくのかもう誰にもわかりません。
COP15(国連気候変動枠組み条約第15回締約国会議)の迷走。
各国は具体的削減目標のシーソーゲームからおりる事さえできない。
相も変わらず人々は快楽を得るために色々な取引をしている。
そして詩のサビのフレーズ。
♪君を守りたい ただひとつの
♪君を守りたい この手で
♪愛を信じたい 人の心の
♪愛を信じたい 今こそ
「君」とは恋人であり家族であり捉え方は人によってちがうでしょう。
「守りたい」という気持は誰も変わりません。
「終末」の訪れを感じながら 高らかに地球を救いたいとか 世界平和を詠わないこの曲、
本当に守るべきものは一番身近な存在なんですよね。それを教えてもらったのがこの曲でした。
以下動画
VIDEO
以上動画
人それぞれが一番身近な存在を「守る」。それを行えば世界平和にも繋がる・・・・・
この曲はそんなメッセージが込められてるのですね。
色褪せることのないリード曲「僕と彼女と週末に」を筆頭に発売されるベストアルバム&DVD、
本当に楽しみです。