Show Me Your Way J.Boy!
6年ぶりのアリーナクラス浜田省吾ライブから帰還したオレがこん○○は~
記憶が新しいウチにレポを書残しておきます。
今日のブログは浜田省吾ライブ『ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”』 の演出・MC・セットリスト等のネタバレ含みます。
今回のライブツアーに参加されてない方で「事前に知らない派」はスルーして下さい。
「事前に知る派」の方は、予習としてお読みください。
既に参加されてる方は、復習としてお読みくださいw
浜田省吾繋がり以外の方で、「おまえのライブレポに最後まで付き合ってやるぜ!」って方がおられたら嬉しいですv
2023年12月9日・日本ガイシホール
ON THE ROAD 2023 Welcome back to The Rock Show youth in the “JUKEBOX”
ライブレポ
前夜、ライブ参加前のワクワク感と、UQ取って休みにしたものの残してきた仕事の心配からか、午前1時前まで寝られませんでした。
それでも、目覚め良く、朝7時前には出発しました↓
下道二時間弱でガイシホールに到着したのは9時前でした。
ライブは夕方17時からですが何か?www
今日は初日の朝だったからか、ツアートラックに柵はありませんでした。
でも、10時前には柵を設置されてました。
ツアートラックの動画を撮影して、グッズ販売の列に並んでる時、みん友のKotatuさんからLINEがありました。
5年ぶりの再会でした!
グッズ購入後、ツアトラを眺められる絶好ポイントで二人で開場待ちしてました。
誰もが神席を妄想してる発券入場待ちです↓
受け取ったチケットの席順は?
アリーナ席の右寄り後方ですが、11年ぶりに復活のセンターステージからは8列目の良席でした。しかも角席なので広々とライブを楽しめました!
繰り返します、これからはネタバレになります。知りたくない方はスルーしてください。
ステージスクリーンにはこのようなジュークボックスが映し出されてます↓
ジュークボックス左側の英文は『初恋』の一節、『ドーナツ版に刻まれた3分間のストーリ 少年と世界をつないでた 俺の初恋はロックンロール そして今でも夢中で追いかけてる』ですね。
場内のBGMは『The Moonlight Cats Radio Show Vol.1 Vol.2』が流れてました。
ライブ開始5分前には、省吾さんバージョンの「A PLACE IN THE SUN」に替わりました。
その辺りから、あちらこちらで『ショーゴ!』コールと共に拍手と手拍子でテンション爆上げでした。
すると、さっきのジュークボックスの周辺が、レンガつくりの喫茶店の内装と変わります。
僕は、
浜田省吾さんの学生時代の行きつけ喫茶店・サントス を思い出しました。
赤い野球帽の少年が現れ、ジュークボックスにコインを入れて選曲したのは『初恋』でした。
『初恋』が流れ、オーディエンスの歓声と手拍子の中、一人の女子が現れます。
白いTシャツにタイトなブルージーンズ、いかにもロックンロールやってる雰囲気の女の子です。
赤い帽子の少年とサムズアップを合図に『初恋』に合わせてギターセッション!
グータッチで『初恋』が終わると、バンドメンバーの入場でした。
そして、省吾さんも入場され、『Are you ready ?』の呼びかけてライブスタート!
一瞬場内が赤い閃光に包まれ、オープニングは『愛の世代の前に』でした!
メインスクリーンにはピカソの『ゲルニカ』が映し出されます↓
戦争に対する憎悪を描いた絵画と、省吾さんの反戦反核ソングの代名詞『愛の世代の前に』をオープニングに持ってくる深い意味を感じました。
一曲目で、僕らファンの省吾さんへの心配は消えましたね。
省吾さん、インフルエンザで2公演お休みされての病み上がりでした。
まったく、病み上がりを感じない、ってかもうすぐ71になられるとは思えない声量でした。
2曲目の『壁にむかって』で、僕、早くも感極まってしまいました。
ここでは詳しく書きませんが、このライブに辿り着く経緯が・・・・
♪こんな惨めな暮しの中でさえ あいそ笑い怯えている もうやめようぜ♪
このフレーズが心に刺さってしまいまい、僕の視界はプールの底から見上げたようになりました。
4曲目の『BIG BOY BLUES』後のMCで体調崩された話をされてました。
『戻ってきたよ!』『お休みもらって、スタッフやメンバーとも久しぶりに会いました』『みんなありがとう』って感じでした。
ロックナンバーが5曲続いた後のMCで、
『立ってる人、座ろうか?』って仰って下さってやっと座れると思ったら、
ご本人も『やっと座れる、助かった~』って自嘲ネタでした。
結局、座れたのはこの時だけというロックライブでした(笑
んで、MCの続きです。
『報われない恋をする女性がいて、その傍には、シャイで口下手な男性がいて、彼は彼女に恋してる。そんな彼女を幸せにさせたい』
そんな想いで作られた『もうひとつの土曜日』の演奏です。
続くバラードは、ホーンセクションのメンバーが増えて演奏の厚みが増したと感じた『愛しい人へ』でした。
メインスクリーンに天の川が背景に省吾さんが重なって美しい映像でした。
♪君をこの手に抱きしめた時 誰のために僕が生まれてきたかわかった♪
このフレーズ、生まれた長男を抱かせてもらった時をいつも思い出します。
最近シングルカットされたニューバージョンの『DANCE』では、
LED照明とサーチライトが曲のテンポに合わせて変化していきました。
僕は『踊る』って習慣はありませんが、『Dance Keep on dansing』にすごく共感できます。
ほんと辛くて辛くて暗黒面に堕ちそうな日々ですが、『滑り飛び続ける』ことで心折れずに過ごせてます。
10曲目は『MONEY』。
CGの炎、高熱で溶けて砕ける鎖、ステージ各部から噴出する炎で場内は最高潮なのですが、実際、頬に熱を感じたのは錯覚なのでしょうか?
そして、この曲と言えば、『ヘイ!レディース!』って言われて女性オーディエンスに歌わせる一節が定番なのですが、
今回は時代背景からか、女性限定で振ってこられませんでした。
『今夜は長いステージになるんで、みんなも少し休みましょう』って感じで、ここで、第一部が終了。
メインスクリーンには最近リリースされた『The Moonlight Cats Radio Show Vol.3』のフルバージョンの映像が流れてました。
これはトイレに行くのは勿体ないです!一部は公式チャンネルでも公開されてますが、フルバージョンも観られて楽しめました。
この映像が流れてる最中、センターステージではスタッフが準備を進めておられました。
センターステージ真上にいつの間にか大きなモニターも下りてきてました。
省吾さんバージョンの「In My Life」が流れる中、
少し見上げる高さまでセンターステージが上昇してきて、ライブメンバーの入場です。
各メンバーがオーディエンスに手振るごとに歓声が沸きます。
省吾さんも登ってこられて、「戻ってきたぜ!! ウォーイエィ‼ ウォーイエィ‼」と僕らを鼓舞されます。
「ワン! トゥ! 、ワン! トゥ! スリー!フォー‼」の掛け声は省吾さんとオーディエンスが一体となりました。
センターステージの省吾さんと僕の距離は座席8席分だけです!
もうこのままずっとセンターステージでもかまわないって思いました。
メインのバンドメンバーはセンターステージなのですが、ホーンセクションの方々とコーラスのお二人はメインステージに残っておられて共に演奏されてました。
メインステージ1曲目は『MAINSTREET』!
♪栄光の時を待ちわびて~♪が大好きな大好きな一曲です。
今回のライブ、コロナが五類に移行して、声出しOKになったお陰で、オーディエンスの大合唱も大合唱です。
センターステージ2曲目は『さよならスウィート・ホーム』。アレンジはセンターステージバージョンで、ラストのGood bye sweet homeは大合唱となります。
『終りなき疾走』、終盤の定番である、Hey! hey!、hey! hey! hey! hey! の掛け合いはファンと省吾さんの一体感が感動でした!
演奏後、サブタイトルの「youth in the “JUKEBOX”」についてのMCでした。
『これって青春のジュークボックスって事なんだけど、子供の頃ね家にジュークボックスがあったらいいなぁ~なんて思ってました。自分の好きな曲をいっぱい入れて学校から帰ったらアレを聴こうっていう感じで。海辺の田舎町には電気屋は1軒しかなくて、ましてそんな高価なもの買えるわけもなくて』
『やがて時が経って1979年にカセットウォークマンが登場して・・・』
ここで場内の歓声がひときわ大きくなって、省吾さん曰く・・・
『やっぱ、君たちドセンだよね?』って、ここでもう爆笑です。
『カセット2連のウォークマンでダビングして、彼女に渡した人いる?』
オーディエンスの拍手後、『そんな中に僕の曲も入れてた?』って感じのMCでした。
『んで、そうやって当時好きな曲を入れてたんだけど、それって今で言うプレイリストなんだよね。プレイリストって言葉知ってる?』
この時、一瞬、オーディエンスが静かになりました。すかさず省吾さん、『カセットウォークマン知ってる年齢層とプレイリスト知ってる年齢層が来てくれてるのですよね』
『そしてもし...どこかでジュークボックスを見かけたなら...俺の曲をセットしてくれたら嬉しいなぁと思ってます』
センターステージ唯一のバラード『青春の絆』のあと、年齢別調査でした。
省吾さん、『センターステージは2011ツアー以来だから12年ぶりなんだよね』
『という事は町史君...前回のセンターステージ君は俺達50代だよ』
『俺たち60代飛ばしちゃったね...という事は、客席はどうなってんだろ?...アレ...やる?』
ここで、今年の流行語の『アレ』の連発でした。
圧倒的に40代・50代が多い中、80代の方も数名来られてて、センターステージ近くのそのお方にサムズアップされてました。
『町支、俺たちも80になってもやってようね』で大盛り上がりでした!
『皆さんマスクをして歌えず拍手や手拍子だけのコンサートが続いてたけど、やっと解禁になったので、みんなも一緒に歌ってくれる?』
『バンドのメンバー、オーディエンスが歌ってくれるから演奏するよ』
のMCのあと、大合唱の『悲しみは雪にように』でした。
そしてセンターステージもいよいよ佳境、センターステージラストは『ラストショー』。
浜田省吾ファンでライブ参加した方なら誰しも経験したであろう、『どっち唄う?』、分かりますよね?
僕は今回、『街の明かり背にして』のほうを歌いました。
そして、一番心配だったことが現実に。。。。僕、スキージャンプ練習で左肩を負傷してしまって左肩上がりませんでした。
♪さ~よなら~♪の時、オーディエンスが両手挙げて手を振るのですが、
僕も痛みで涙目になりながら両手挙げて手を振ってました(脂汗
『ラストショー』演奏終了後、メンバー紹介しながらメインステージに戻られました。
メインステージ帰還後の一曲目は『ON THE ROAD』!
メインスクリーンにはアメリカ的な荒野を走るボンネットトレーラーが映ってました。
『ON THE ROAD』の流れのまま、『J.BOY』なのですが。。。2022ホールツアーで進化した『J.BOY』、今回のアリーナツアーでさらに進化してました!
″ドゥスッ、ドゥスッ”という重低音と″ピッポポ、ピッポポ”という高い電子音のリズムが重なり、セットリスト予習してた僕は『これ、今から J.BOY やね?』って自問しました。
だが、聞き馴染みの前奏が始まり『J.BOY』であることに気付きました。
メインスクリーンでは人工衛星から撮影された地球が雲の動きと共に映ってます。
そして、その映像は太陽系の星々へと変わっていきました。
ホーンセクションのメンバーが増えたお陰で、演奏の厚みが増してました。
演奏の厚みと言えば、『ON THE ROAD 2011』のストリングスとホーンセクションの融合した『J.BOY』が素晴らしかったのですが、今回の『J.BOY』はそれに匹敵してました。
そして、2022で進化したベースソロ部は、今回もトランペットソロもありました。
そして、
『J.BOY』演奏終了と同時に小田原さんの力強いドラムソロで始まる『明日なき世代』。
この曲も、今ライブで聴きたかった!
♪今夜 俺は切ない程 お前の痛みを体に感じる♪
♪砕けた夢は捨てなよ 昨日と同じように明日を生きてはゆけないよ♪
このフレーズにも何度も救われたことか・・・
ラストの ″Wow oh~ oh~, Wow Wow Wow oh~”は鳥肌立つレベルで大合唱でした。
楽器演奏は止み、Wow oh~ oh~, Wow Wow Wow oh~だけの大合唱。。。もう、声が枯れるまで叫んでました。
一瞬の静けさのあと、省吾さんのMCが入ります。
『ずっと旅を続けてて、辿り着く場所はまだ漠然としてるけど、一度、ゼロに戻すことも必要かと感じ、最近はただひたすらゼロに戻すことを考えてます』
僕、これ聞いて、引退宣言かと思いました。
でも、続くMCでこう仰いました。
『まだそのゼロに戻ってなくて、この旅をもう少し続けるつもりなんだけど、みんなもその旅に付き合ってくれるよね?』
ここでオーディエンスは大拍手と歓声で、あのイントロが始まりました。
福田さんのシンセの音と、川口さんのピアノソロで始まる『家路』。
この曲は僕のバイブルでもあります。
メインスクリーンには、三日月→三日月が沈もうとしてる東京の夕焼け→東京の日の出シーン→ノルマンディー岬に立つ省吾さんって感じで映ってました。
今回のライブツアーの象徴的な映像です。
ここで、第二部終了。
メンバーの方々が一旦去られます。
『ショーゴ!』『省吾!』『SHOGO!』の声援と拍手がしばらく続き、再入場されました。
省吾さん曰く、『今回のセットリストは1976年から86年に作った...俺が23歳から33歳までの10年の間に書いた曲なんだよね』
『さっきも年代別チェックやったけど、多くの人が10代、20代の頃に聴いていた曲だと思います。そして若い世代にも届いてくれたらなぁと思ってます』
「次は1986年のアルバム『J.BOY』の中からこの曲を歌います」と『SWEET LITTLE DARLIN'』の演奏。
そして!そして!まさか!まさかの『THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY 』!!
ほんと失礼な言い方かもしれませんが、今月で71になられるのに大丈夫か?って思いました。
VIDEO
だってね、『今夜はごきげん』『HIGH SCHOOL ROCK & ROOL』『あばずれセブンティーン』のノンストップメロデーなんですよ!
特に『あばずれセブンティーン』突入前のMCでも感動しました。
『今から40年前にこのメドレー歌ったのだけど、そん時はこんなこと言ってた』
以下当時のMC
『俺がティーンネイジャーの頃、こんな言葉が流行ってた』
『DON'T TRUST OVER THIRTY、30以上の奴のことを信用するなってことなんだけど』
『ところが俺もとうとう30になってしまった』
『だけど、ステージの上に上がってロックンロールやってる時は今も変わらずティーンネイジャーだ!』
以上当時のMC
このMC、僕も激しく感化されてましてね↓
このサムネは省吾さんへのリスペクトなんです!
んで、MC話に戻って、
『なんてMCをやっていたんだけど、あれから40年も経ってしまった』
ここで、町支さんに問いかけられました。『そして町史君と互いに問いかけるわけ...今もこうしてロックンロールやっているけど今もティーンエイジャーのまま...どうなんだ町史?』
省吾さん曰く、『その答えはね・・・・』って仰ってからの『あばずれセブンティーン』!!!
70歳でも、ロックロールやってる時はティーンネイジャーなんですね!
もう尊敬の眼差しで観てました!
この『あばずれセブンティーン』は曲がアレンジされてて、洋楽は詳しくないのですが、
バック・トゥー・ザ・フューチャー1でマイケル・J・フォックス演じるマーティが1955年にタイムスリップした学校の「魅惑の深海パーティ」で演奏したあの有名な曲でした!
町支さんのギター弾く仕草がこのシーンと同じでした!
『THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY 』が終わって、『凄い!』『凄い!』って叫んでしまいました!
そして、元気を貰うって意味が分かりましたよ。
んで、ラスト曲は『君が人生の時』。
メインスクリーンには映画化された渚園野外ライブが映ってました。
以上が『ON THE ROAD 2023』のライブレポです。
参加する度のお決まりセリフ、『過去イチのライブだった』って言ってますが、
今回はマジで、控えに言っても、過去イチのライブです!!
今回のライブレポ執筆において、kiロードさんのライブレポを大いに参考にさせて頂きました、ありがとうございました。
以下、セットリスト
愛の世代の前に
壁にむかって
HELLO ROCK & ROLL CITY
BIG BOY BLUES
いつかもうすぐ
もうひとつの土曜日
愛しい人へ
DANCE
東京
MONEY
MAINSTREET
さよならスウィート・ホーム
終りなき疾走
青春の絆
悲しみは雪のように
ラストショー
ON THE ROAD
J.BOY
明日なき世代
家路
アンコール1
SWEET LITTLE DARLIN’
THE LITTLE ROCKER'S MEDLEY
『今夜はごきげん』『HIGH SCHOOL ROCK & ROLL』『あばずれセブンティーン』
アンコール2
君が人生の時
長文乱文、最後まで読んで下さりありがとうございました。
果てしなく続く"ON THE ROAD LIVEREPORT"
to be continued・・・・・・・