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既に街では日産リーフも時々見かけるようにもなり，EVがPersonal mobilityの一つの選択肢として花開きつつある昨今．

AudiのEV，Urban Conceptも9999ユーロでの販売が決まり，実験車両？のインプレまで紹介されています．


40馬力のモーターを装備し，後輪駆動．リチウムイオンバッテリーの充電は２時間．急速充電ができる所なら２０分で完了らしい．車重は480kg，航続距離は48km．最高速は96 km/h．タイヤは125/80R16で重ステ．64km/hまでの加速は６秒，ロックtoロック1.5回転の超クイックなステアリングとグリップの低い細いタイヤのため，テールハッピーだそうで，つまらないEV，ではないらしい．実際に販売されるのはこっちのデザインでしょうか．



街中使用のみと割り切りつつ，真面目なドイツメーカーらしく荷室と２人のスペース，安全性を確保をして，その上で軽量化を重視した結果の重ステ，細いタイヤ，サイクルフェンダーであり，このデザインなのでしょう．超高級なスクーターであり，スマートの代わり，という位置づけのようです．

こういう路線のものがVWやオペル，ルノーetcからも出てくるようですね．ゼロエミッションの馬車から進化して化石燃料を燃やすクルマが生まれた歴史をさかのぼるように，馬車を思わせるオープンホイールのEVというのはおもしろいもんだなあと思います．もう１０年？１５年？したら，こういうマイクロＥＶとロードバイクが街中では幅をきかせていたりして？それはそれでクールかも．そのころにはトラックやスポーツカーが文字通り煙たがられている？かもしれません．

ただ個人的には，もっと性能的に割り切って，軽量化を徹底させたロードバイクの進化形のような３-４輪ＥＶが，自転車メーカーあたりから提案されてもいいのにな～とも思いますが，どうなんでしょうね．あと，カボチャの馬車みたいなのは恥ずかしくて乗れないので，ＥＶでも「走り」を意識したものであって欲しいです．

ＥＶではないですが，これはスポーツカーといってもいいのかな？と思わせてくれるのが，100 km/L以上の燃費といわれるＶＷのディーゼルハイブリッド，XL1．これも少量ながら生産されることが決定していますね．



これは今までの内燃機関によるクルマの進化形なんでしょうね．航続距離も長く，高速走行も可能で，それゆえ空力を研ぎ澄ましている．これもタイヤは極細で，抵抗の少ない走りが持ち味のよう．

大馬力と強大なグリップで極限を楽しむ，というより，ロードバイクに乗るように，軽すぎ，細すぎて不安定なものを安定させる楽しみ，とか，駆動力が抵抗なく速度に変換される清々しさを味わう，というのが，次世代のクルマの楽しみになるのかもしれません．

ハイテクを研ぎ澄ましていくとプリミティブなものに向かう，というのも，知性を感じさせて，なかなか興味深いですね．