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Ian*のブログ一覧

2016年09月19日 イイね!

メンテナンス小ネタ.レンジローバーにBMW部品


気がついたらフューエルキャップのゴム紐が切れていました.ただのゴム紐なのにパーツ単品では売らない、という理不尽.純正部品の値段は7200円と意外に値が張る.


しかし部品を見て、「どっかで見たことあるよなぁ〜」と思っていました.

ご存じの通り、3rdレンジはBMW傘下の時代にE53 X5と並行して開発され、フォードに身売り後に発売、という経緯を持ちます.その影響でBMW部品との互換性がかなりあります.

BMWエンジンモデルならそのエンジン関連部品、内装のスイッチは共通、ホイールもE53 X5のホイールがインセットのズレるものの装着可能です.先日のボンネットスイッチも共通部品でした.

2010年のジャガー5Lエンジンモデルでは内装も大幅に変わったため、共通部品は減ったと思いますが、それでもシートメモリーやウィンドウスイッチなどは共通っぽいです.

燃料系ではジャガーエンジンモデルからフューエルポンプが変わったものの、さすがに配管などは変わらないはずで、だったら、ということで…

BMW純正のフューエルキャップを購入.送料込みで1つ3000円程度.やっぱり数出る方が安い.


比べてみると、ともにオーストリアのBlau製.形、ゴム紐の長さ含めて全く同じ.違いは樹脂部分が緑と黒で違うことと、BMWロゴの有無.内部、外側の直径も同一でした.パッキン部分に亀裂もあり、セット交換の意味はあるかも、です.






ということで問題なく装着.BMWの文字が入っているのが目立ちますが、開発がBMW関与なので、こういうシャレもありかな、と.


こんな感じで割安な部品を今後も探していきたいと思います.
Posted at 2016/09/19 20:02:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | Range Rover | クルマ
2016年09月16日 イイね!

Z4MCとレンジローバー.正反対だけど似たクルマ

大きく重く、速い動きは苦手.でも静々と流し、ゆったりと操るのが最高な、気持ちが落ち着くレンジローバー.


低く、硬く、うるさく、操作系も重いけど、身体と機械がダイレクトに繋がり、「もっと踏め!」とエンジンは叫び、ついついアクセルを踏み、コーナーを切り取ることに夢中になるZ4MC.


落ち着くクルマと、昂ぶらせるクルマ.この正反対の2台に共通する部分があります.

まずはリニアリティが高く、レスポンシブな操作系.

Z4MCでは僅かな操作でも反応はダイレクトに現れます.ブレーキングで前荷重→ハンドル操作→ターン→加速のリズムがはやく、それとタイトな操作がシンクロすると、「キターッ!」という走りになります.

一方レンジでは減速→コーナリング→加速の過程はゆっくり.クルマの穏やかな姿勢変化にに合わせて操作すると、スムーズにその所作が完了します.しかしゆっくり=鈍くてダル、では全然なくて、繊細かつ精密な遅さが特徴の操作系です.

操作量の多寡とクルマの動く量の関係では早送りとスローモーションぐらい違うものの、両車とも操作に対する動きは非常にリニアで一貫性があり、またスローか機敏かに関係なく、操作に対する反応の遅れは感じません.


そしてドライバーへの情報伝達能力.

荷重移動などのクルマの挙動は、Z4MCがシートを介して背中や臀部に情報を伝え、レンジローバーはハンドルやフロア、視覚、ボディの傾きなどで伝える違いがあるものの、どちらもその情報伝達の質、量とも十分あります.

Z4MCなら速度が上がるほど情報が生々しくなりますが、レンジでは極低速から速度域に関係なく伝わる感じです.ちなみにステアリング・インフォはレンジローバーの方が意外にも豊富で、不快な部分は遮断しつつも路面の善し悪しがよく分かります.

変な例えですが、Z4Mが現場で緊張感をヒリヒリと感じ、レンジローバーでは現場の肌感覚を持ちながら、安全を確保されつつ現場を間近に見ているようなイメージでしょうか.

また、視界の良さや自車の車体把握能力の高さのせいか、周囲の空間・環境認識能力はレンジローバーの方が優れていると感じます.

沢村慎太朗氏は著書の中で、3rdレンジで沼を渡る際、車体のどこまで水に浸かっているかが前を見ているだけで分かったと述べていますが、その感覚、分かる気がします.


シートもサスも弾性を持たせ、操作系のリズムも同調させつつ、車両状態や路面状況を細かくセンシングさせて、ゆっくりしたリズムを繊細・緻密に操えるようにしたのがレンジローバーで、

全部を硬めて反応速度を上げ、重くて速いリニアな操作系で速いリズムにあうように仕立てたのがZ4MC.

全く性格の異なる2台ですが、どちらも「リニアでレスポンシブな操作系とクルマの情報伝達能力の高さ」を持ち、両車ともその持ち味をを最も発揮するリズムにドライバーを導いているようにも思います.その結果どちらのクルマも乗っていて楽しいし、気持ちいい.

クルマの緻密なコミュニケーション能力はスポーツカーならでは、と思っていましたが、でっかいSUVでも、しかもゆっくりしたリズムでもそれを実現できることを、レンジに乗ったことで初めて知りました.

いやぁ〜クルマって面白いですね.
Posted at 2016/09/16 17:31:41 | コメント(4) | トラックバック(0) | Range Rover | クルマ
2016年09月09日 イイね!

そしてレンジローバーは家族の愛車になった



実用車と趣味車を分けることができるなら、クルマ選びはかなり楽になります.

趣味車がスポーツカーなら「自分とクルマの対話」がテーマであり、自分の好みや求める味・方向性がはっきりしていればいいだけです.家族の意見は関係ないかわりに、家族の愛情を受ける可能性も低いです.

しかし趣味的要素を持つファミリーカーとなると、やはり家族の評価は無視できません.

今回のレンジは「趣味的要素を持つ、家族を乗せるファミリーカー」として「家族も喜んでくれるに違いない」との自分の勝手な想いだけで決めてしまったので、家族はクルマの試乗や車種選定には関与していません.

なので家族が今回初めてレンジに接して、どう評価するか、レンジをちゃんと受け入れてくれるかが、結構気になっていました.


「背が高いし、窓が広いし、見晴らしいいねぇ~~(笑)」とは妻、子供の共通した意見.
また、静かで乗り心地も良く、コーナーでの揺れも全く感じないそうです.
そしてスピード感が全然ない、とも.

4ゾーンエアコンが高評価でした.シートベンチレーションはまだ未活用らしい.

逆にレザーの風合いについては全く感想なし(爆).まぁ、そんなもんですね.

そして子供受けが最高に良かったのが、スプリット・テールゲート.


「こうやってここに座って休んだり、お茶を飲んだりするんだよ」と子供に教えたら、観光であちこち歩き回った後は必ず、「あー疲れた.レンジの後ろに座って休む」というように(笑).

フルサイズに拘ったのも実はコレが大きなウェイトを占めていまして、ここに座ってのんびり休む、というのをどうしてもやりたかったのです(笑).

実際にはランドローバーのディスカバリーや、レンジのいとこのBMW X5にも同様のテールゲートはありますが、内外装その他で考えるとオリジナルに行き着くのは、自分の中では当然の帰結でした.

各部を分析するような私たちクルマオタク的な解説はありませんでした.
ですが乗っている時の安心感の高さは感じてもらえたようで、

「コレに慣れたら他のに乗れなくなりそう… 6歳でコレを覚えさせてどうするの… 」

という妻の感想がすべてを物語っているかもしれません.


大きすぎるとか3台はムダとか10万キロ過走行とか、当初は何かと不安もありましたが、乗った家族みんながレンジローバーを好きになり、愛情を持って接してくれたことで、「やっぱり買って良かった…」と自分も思えたのが、今回の旅行の最大の収穫だったかもしれません.

クルマに興味のない人でも乗れば分かる…やはりレンジローバーはすごいクルマです.
Posted at 2016/09/09 20:09:03 | コメント(6) | トラックバック(0) | Range Rover | クルマ
2016年09月07日 イイね!

レンジローバーで軽井沢


去年にも同じ時期に軽井沢に家族で出かけたのですが、そのあと、「是非今度はレンジで行ってみたい…」ととりあえず言ってみた、的なモノだったのですが…

その後偶然にもクルマの購入、整備が旅行前の完璧なタイミングで完了し、早くも実現することに.


家族旅行となるとなかなかベストショット目当てで急にクルマを駐めて撮影、というのが難しく、軽井沢感が全開、という写真は少ないのですが….


全行程約650km、往復ではいろいろ寄り道や休憩をして、ほぼ朝から夕方までのドライブ、現地ではあちこちクルマで移動しながら、の旅行でした.

まずはドライバー目線でのクルマの印象を.

・分かっていたけど高速は最高.飛ばすよりも100km/h辺りで流すのが一番気持ちいい.
・シートはメッチャ良い.反発強め?と当初思ったが長距離乗ったらちょうど良かった.
・肘掛けもあって肩への負担は非常に少ない.身体的負担の少なさが一番ありがたい部分.
・ハンドルは高速域だと十分な重みを感じる.フィードバックも繊細で安心.
・パワー的にはガンガン行けるけど、空気抵抗が大きいのか、気持ちよくない(汗).
・100km/hで1800rpm.2000rpm以下でどれだけ行けるか?が勝負所、って何の勝負?
・燃費は伸びない.起伏のある中央道を含めた往復で、約7km/L(汗).
・スーチャーは燃費的にはキツい.その低速トルクはラフな踏み出しで飛び出す傾向あり.
・少々空気圧高めで走ってるせいか、マシュマロ感あんまりなし.結構ソリッド.
・R大きめのコーナーは大変気持ちいい.登りの峠も、速度低めならそこそこ行ける.
・下りの峠はキツイ.ブレーキが心許ないので早めにしっかり減速しないと結構怖い.

走り的に結構行けると思う時と、重さとサイズの影響をモロに受ける時の両方あるので、家族が後ろに乗ってる時は特に注意して乗る必要がありますね.

あらゆる道路で破綻なく綺麗に走れるようになるには、十分な慣れと状況の予測が大事だな、と今回改めて感じた次第です.

とはいえ、今回は高速、峠、市街地などあらゆる条件で乗れました.総じての印象としては家族と乗るクルマとしては素晴らしいクルマだと思います.

BMW X3よりも実際には時間がかかってると思うのですが、遅くなってもその余分な時間を全く苦に感じない、移動中の時間の質がいいからドライバーにも家族にもやさしい、レンジローバーはそんなクルマ、でした.

実は家族にとっては今回の旅行がレンジローバー初体験だったのですが、そんな家族の印象を次回は紹介してみたいと思います.

Posted at 2016/09/07 23:30:40 | コメント(5) | トラックバック(0) | Range Rover | クルマ

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Ian*です. BMWから走りの良さを学び、そのスポーツ性の究極として直6NA&MTのBMW Z4Mクーペへ。同時に、その佇まいと世界観に惚れてレンジロー...
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