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2022年10月30日 イイね!

アストン・ウィングのバッジ

今年からアストンマーティンのロゴのデザインが変わっています。


アストンマーティンのバッジを作っているのは、UKのバーミンガムにある、Vaughtonsという創業から203年になる会社。

オリンピックメダルやサッカープレミアリーグ、ラグビーリーグのメダル、そしてロールスロイスの創業当時の赤のバッジも制作。
あのタイタニックの1等客室のバッジもこの会社が制作したそうです。

この会社がアストンバッジを納品するようになったのは1960年代から。
作っているのは、アストンウィングのバッジと、それぞれのモデル名、グレードなどのバッジ。

アストンウィングのバッジは分厚い銅板を用いて、50年以上使われるプレス機で300トンの圧力で1ステップ2回プレスされ、その後真っ赤になるまで加熱して冷却した後に洗浄。この過程を6-8回繰り返して、まずはプレス工程が終了。



その後に洗浄処理され、ニッケル処理、クローム処理を行い、余剰部分はカットされてバッジの形に。
さらにエナメル塗装。焼いて固めて、削って、磨いて、さらに保護コートをして最終的にバッジになるようです。



このバッジを作る全行程で2日間!かかるそうで…。


クルマのバッジのほとんどがプラスチックになっている今でも、すべてのモデルで貴金属加工職人の手によるバッジが装着されているアストンマーティン。

こういう一つ一つのところが、違うんだなぁ..と感心した次第です。

Posted at 2022/10/30 15:58:56 | コメント(7) | トラックバック(0) | アストン・マーティン | クルマ
2022年10月22日 イイね!

長く深く愛せるクルマは?

走りのライトウェイト…などと言いながら、今は違うことを考えている自分。

仕事で疲れた中での帰り道。
音楽もかけず、ただただ静かに乗る、というのが結構心地いいな、と感じる。
レンジ・ローバーだから、というのはもちろんあると思う。

年齢的な衰えや実際に乗れる時間を考えると、「日常の中でクルマを味わう」ことをより重視して、その密度を上げたほうがいいのかも?と思ったりする。

新しいレンジならもっと静かなんだよな…と思いつつも、
新しいクルマに多くを投じ、次が出たらまた…という繰り返しって、ホントにいいのかな、と。

その投じたものに見合う喜びはあるのか?...失っているものもあるよね?
今のに長く乗れるといいが、電子制御満載。古くなってきても維持できるのか?

そのループから外れて、比較的手に入れやすい「古くならない」クルマを愛で、年月を重ねる。
そんな付き合い方のほうが、気持ちが楽で、自分も楽しめるのではないか?
今のクルマでは到底手に入らない、本物の素材と手仕事のすばらしさと感動を味わうほうが、もっと「豊か」なんじゃないか?

そういう基準で選ぶと、頭に浮かぶのは…

古い方はデイムラー・ダブルシックス。そしてロールスのシルバーシャドウI/II、またはベントレーT1/T2。



新しい方はX350またはX358のXJあるいはデイムラー。あるいはロールスのシルバー・セラフ/ベントレーのアルナージ。



ターボRやブルックランズ、シルバースパーもあるけど、カクカクのクルマより、曲線的なデザインのほうが好み。デザインは違うけど基本はシャドウと同じというのも、う〜ん…と感じる部分もあったりする。

これらの排気量は、少ない方から4.2L、5.3L、5.4L、6.75L…。次世代の環境も考えると、将来的なEV化も視野に入れておきたいな、と思ったりする。それを考えると制御系が電子化されていない旧車系のほうが有利。

ホントに長期持つなら電子部品が少ないほうが修理しやすいはず。英国車のいい所は旧車もパーツが揃いやすいところなので、そういう意味でもオールドのほうが魅力的?に思える。

また古いほうがウッドやメタルパーツなどの調度品の質は多分高く、それらに日々触れ、愛でる楽しみは上だと思う。レストアは必要だろうけど。


ただ、X350, 358は不明だけど、セラフとアルナージのはじめの方なら、コノリーレザーは使っていたはずで、この点についてはどちらでもいいのかもしれない。



ただし受動安全、日常使用時のトラブル発生リスクなどを考えると、2000年前後の車のほうが確実。
旧車系はエアバッグもなく、ABSもない(最終のDD6除く)。


右ハンドルの個体が日本で手に入りやすいのはX350, 358のXJとデイムラー。あとは右が非常に少ない。RHDで希望の内外装、特にお金のかかる内装を希望の仕様に拘るなら、本国のUKから入れるしかないか。旧車のほうが国をまたいでもメンテはなんとかなるだろうけど、新しめだと診断機云々でどうなるのか、調べる必要がある。

ショールームにある車をただ買うよりも、あーでもないこーでもないとあちこち調べて、よくわかんないクルマを変な買い方で手に入れて、色々楽しむ…そこに醍醐味があるのかもしれません。
Posted at 2022/10/22 23:05:32 | コメント(4) | トラックバック(0) | 気になるクルマ | クルマ
2022年10月16日 イイね!

新型レンジローバーに乗った。

地域によると思いますが、ランドローバーのメンテナンスは、正直いろいろありまして...。
いろいろあって、今回は別のディーラーに訪問。

整備中、思いがけずも新型レンジ・ローバーを試乗させていただけることに。

外装ホワイト、内装黒の「ディーラー的に売れると考えられる」仕様。
写真は今回はこれだけ。


ものすごく簡単に言うと、「レンジ・ローバー以外の何物でもない」という印象。

<乗ってみると…>
運転席に座って見渡したときの景色。開放感。
きちんと「あるべき場所に見える」キャッスル・コーナー。
3rdレンジを思い起こさせる、4thよりは確実にソフトで「もっちり」したシート。
そのせいか、レザーもなぜかしっとりした印象を受ける。
気持ちいいシートへの沈み込み。でも張りもある。マジでソファ。
多分シャシー側の姿勢制御が向上したから、シートを柔らかくできたのかな、と思う。
後席レッグスペースは確実に拡大。家族は喜ぶはず。

ドアハンドルは、たしかに安っぽく感じるかも。
後ろ側だけを引っ張ると、アストンみたいに前を支点に開くので、これが一番スマートな開け方かも。
あと内側から開ける時のラッチも、穴に引っ掛けるより楽になっていた。

シートへの負担やお子さん、高齢者のことを考えると、レンジにサイドステップは必須と感じる。
デプロイアブル・サイドステップ(格納式のやつ)は、たわむ感じが、やっぱり好きじゃない。
自分は固定式が好み。黒なら目立たない。

ちなみにベンテイガやカリナンの同様のステップは石が挟まって故障があるとのこと。
ランドローバーは最初からそういうことを想定しているのか、そんな故障はないそうです。

<走ってみると…>
徹頭徹尾フラットなドイツ風とは対極の、心地よい揺らぎを許す、たおやかな乗り心地。
でも前後左右の大きな姿勢変化はすごく少ない、広い意味でのフラットライド。
この「揺らぎとフラット感のバランス」がレンジ・ローバーの乗り味のキモだと思う。

直6ディーゼルは静か。回転上げても大げさに音量は上がらない。
ペダル入力へのレスポンスも繊細。ハンドルも違和感なし。
4輪ステアもふつうに走るには違和感を感じない。
タイトなフルロックだと、ちょっと違和感ある?慣れるまでは切り過ぎに注意しないと。
ノイズ・キャンセルは有り無しで比較できないけど、音はたしかに静かだった。
ボディのしっかり感は確かに4thよりも良くなってそうな気がする。

3rd、4thと乗ってきて、全く違和感なく乗れていた。
あらゆる部分が洗練され、静かで、心地よい。進化は確実に実感できる。
いろんなシチュエーションでどう動くのか、このままずっと乗っていたい…。

いろんな技術は入っているけど、何も変わっていない。
まさしく「レンジ・ローバー」。

ハイテクでチープになる昨今、「変わらない老舗の味」は貴重です。

ちなみに今オーダーしたとして、
メリディアンのオーディオは最上位のシステムは「つかない」そうです。
48Vアクティブスタビもどうも無理な様子。半導体の影響のために。

戦争やコロナを含めた情勢が正常化するのを、今は待ちます。
Posted at 2022/10/16 14:41:12 | コメント(4) | トラックバック(0) | Range Rover | クルマ
2022年10月05日 イイね!

ないものが欲しくなる無限ループ。

直6に乗っていて、V12が欲しくなった。
SUVに乗っていたら、レンジ・ローバーが欲しくなった。


今度はV12で山道を走っていると、ライトウェイトが欲しくなってくる。
ガツガツ走るなら、大小含め、サーキットになるんだろうな、とも思う。

ちょっとだけライトウェイト、っていうのも意味がなさそう。
どうせなら1トン前後くらいでないと「軽い!」って感じなさそうな気がする。

現実的な選択肢としては、先代NCあるいは現行NDのロードスター。
でも多分パワーが足りないとなって、スーチャーとか色々いじることになる。



アンダーパワーをイジって壊していくのか、ケイマンやボクスターあたりを軽量化するのか…
走るための道具としてリーズナブルに車を作って、飛び石満身創痍で使い倒すイメージでいうと、
すでに値上がってしまったポルシェは選択肢の外。
BMWをMT&ストリップ・ダウンする手もあるけど、そんなに軽くなるんだろうか…




本格的なライトウェイトだと、ロータスのエリーゼ、エキシージ。直4の方。行くとこまで行くとS1。あるいは逝っちゃったところでケータハム。
ここまで行くと、万が一の身の安全、家族への備えも考えてしまう。



今の生活で走り倒す時間を作るには、働くスタイルを変える必要がある。
多分鈴鹿なんて往復する時間もない。

う~ん…やっぱり、いま持っていないものを欲しがっている。きりがない。

現実的にはV12に合うステージで楽しむことが、現在の最適解なんだろう。
走ってスキルを磨くのか。
レストアなんかで自ら手を動かして作っていく喜び、とかを目指すのか。

どちらにも必要なのは、時間。行き着くところはそこ。

今後のクルマの楽しみ方と、自分の時間を作れる働き方の模索。
これからどうしようか、のんびりじっくり考えて行こうかな、と思う。
Posted at 2022/10/05 21:00:22 | コメント(4) | トラックバック(0) | 気になるクルマ | クルマ

プロフィール

Ian*です. BMWから走りの良さを学び、そのスポーツ性の究極として直6NA&MTのBMW Z4Mクーペへ。同時に、その佇まいと世界観に惚れてレンジロー...
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