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しばらく前になりますが、関東で暮らす親類に会いました．

その方はクルマは詳しくなく、私のアドバイスでE53 X5を購入（購入させ？）、その後現行のX5の35dを勧めて、乗りかえられた方です．ちなみに車との接し方は自分と１８０度違う方で（笑）、自分で洗車もされません．

助手席ですが、久しぶりにX5に乗る機会となりました．


約2年前に試乗した当時は、｢お～、デカい…｣と思ったのですが、普段レンジに乗る身となった今、このサイズですら結構普通に感じてしまうという、慣れというものの恐ろしさ．


乗る時も｢え、車高高くないんだ．こんなに乗り込むの簡単だったっけ？｣と思う始末．助手席に座っても脚を前に投げ出す感じで、座る姿勢が、｢車高を上げたセダン｣．

走り出しても印象そのままで、それはそれはキビキビと走ること（結構せっかちな方ですので…）．SUVというよりもまるでセダン．それなりに硬めでフラット感命の乗り心地．今となってはX5ですら｢背が高めのクロスオーバー｣くらいにしか感じなくなってしまっている．


試乗当時は｢おぉ、レザーが標準なんだ（確かダコタレザー）｣と思ったのに、オートバイオに毒された身体には、

｢う～ん…丈夫そうなんだけど…　レザーが硬い．シボが粗い．香りがしない…｣
という、身もフタもない感想になってしまう始末．


その他は、ディーゼルのアイドリング･ストップからの再始動のブルッが、気になったくらい．ただし本当にフツーのクルマに乗っている感じでした．

その後食事中、｢レンジローバーって、どんな感じ？｣と質問されたのですが（仮にAさんとしておきます）、

｢えっとですね、X5の方が新しくて、フツーのクルマのように運転できますし、一般的な感覚だと乗り心地はX5の方がいいと感じると思います」

「レンジは上品な内外装の雰囲気と乗り味のクルマで、自分は好きで選びましたけど、基本設計が10年以上前ですし、X5のようにはバシバシ飛ばせません．レザーも気を遣います．サイズも更にデカいから都内の駐車場は大変だと思います．ゆったり走らせるべきクルマなので、Aさんにはお薦めしません．X5の方が向いていると思います｣

といったら、笑ってました．


X5なら、それこそカイエンでもQ7でもMBの4駆でも、路線的には似た方向にあると思います．
ランドローバーとは路線がちょっと違う感じで、それでも強いて挙げるならレンジローバー・スポーツ、なのでしょう．

しかしフルサイズレンジは良し悪しではなく、ノリが全然違うクルマです．その点では孤高の存在といえます．

もげぇさんが仰られていましたが、レンジローバー（特にフルサイズ）は他車と比較するくるまではない、
｢レンジローバーというジャンル｣なのだと、改めて納得したのでした．

シティカー候補として、ミニ･クロスオーバーはとても有力な候補でした．
現行モデルの問題はAEBなどの予防安全がないこと．だからこそ新型に期待していたのですが…


えぇぇぇぇ～～～…なんなのこの感じ．

まるで先代クロス-バーとJeepコンパスを足して2で割ったみたい．




なんでこんなにボディに変なラインが入ってるのよ．何でこんなに角張ってるの？
丸っこく見えるのがミニでしょ．ミニは様式美なんだから、そこは守ってくれないと…



妻にも見せましたが、｢え！何コレ．ミニに見えない．他のミニの方がいい｣と．

そりゃそうだよね．ってことでミニ･クロスオーバーは候補から外れることになりそうです．

現時点での候補は…

ミニ5ドア
外寸ならこれが良い．後ろ狭いけど．
もうアイスド･チョコレートの外装色が選べないのは残念すぎる．



ミニ・クラブマン
後席を考えるとこちら．でも幅が1800mmで広め．値段がかなり高いのもネック．


V40クロスカントリー
中古で買える一番安全なクルマとして認定されたクルマ．
お買い得、かつ安全は一番だけど、屋根低いしガラス寝てるし…うーん．


V40T3SE
CCより3センチ低いクルマ．安全．白内装あり．ちゃんとしたAT．条件で選ぶクルマか．


BMW116i
乗り味はかなり良い．８ATは贅沢．LCIでルックスも大変良くなった．価格も認定中古で安め．
クロスオーバー全盛の今だからこそのお買い得感．その低い屋根は妻のお気に召さないだろう...


BMW218iアクティブ･ツアラー　ラグジュアリー
そこそこの予防安全、広めの車内でベージュレザーがあるという条件で候補に残る一台．
認定中古でもお買い得．でもコレを買う自分に納得できるほどオトナになれるかは…（汗）


マツダのデミオ
予防安全と価格ならありかも．でもV40と比べると見劣りする安全性．ペダルレイアウトは最高．
くちばしみたいなグリルが、ちょっと苦手．絶対コレ欲しい！感は、乏しいか…


同じくCX-3
デミオより良さそうな予防安全．悪くないんだけど、でもなにかが引っかかる、そんな感じ…


ボルボXC40
2017年デビュー？だったかな．幅が大きすぎなければ結構いい感じ．意外にイケてそう．



最近エアフィルターを交換したX3は絶好調．なので、来年の車検は通す予定．
そういえば来年は3台全部車検…痛すぎ（涙）．

妻用の足グルマとはいえ、レンジが大きすぎる所に行く時は家族車としても使うわけで...

あんまり妥協すると、買ったのを後悔しそうな予感…


ゆっくり、考えますか…

スプリットテールゲート関連部品のサビを落とすと同時に、以前から気になっている部分がありまして．

それがこの写真．パッと見、｢フツーじゃん｣と思われるのですが...


こんな感じで、向かって右に黒いトリムが寄ってしまっているのです．
おまけにトリムの手を触れる部分にバリまである状態で．



ソリハルの方々、お願いしますよ…塗装削れちゃってます（涙）...



文句言ってもはじまりませんので、トリムを外し、バリもヤスリで削って、センターに装着．



納車後の気になる部分はあと1，2個、というところ．また時間ができたら作業しようと思います．

英国車のサビ問題…これは21世紀に入ってもまだまだ残っているようで…

フォーラムで報告されているのは、ホイールハウス辺りとテールゲートの部分のサビ．

車両によって違うと思いますが、私の車両が以前は寒い地域で使われていたらしく、ブレーキローター、キャリパーの辺りも細かいサビがあったりします．

で、先日見つけたサビがテールゲート周辺で、リヤガラスサイドのモール、アース部分？のナット、テールゲートのダンパー、ゲートを支えるケーブル、ラッチの内部などなど…けっこうな部分にサビが出始めています．






こちらはダンパーのジョイント部分．


ボディパネルは問題ないのが幸いですが、周辺の鉄のパーツがダメになる印象です．

ということで、こんなグッズを使用して、サビ落とし開始です．


金属ブラシの併用で、不完全なものの、それなりにはサビが取れました．



そのうえでサビ防止のオイルで保護して、部品を再装着．ホントは黒に塗装し直した方がいいのですが、時間がなくて今回は諦めました．


ナットもやってみたのですが、あまりに面倒くさくて、一個で断念．手間を考えると、これは車検の時にステンレスに変更してもらおうかな、と．


ガラスのモールは交換しかなさそうですし、今回錆びてたパーツも再度錆びてきたら、新品パーツ交換&対策のほうが、手っ取り早いでしょうね．

今後もどこが錆びてくるのか…ちょっと心配な所ではありますね．

やっと2台同時撮影に成功（笑)．


現在週末には家族でレンジに乗り、1週間ごとに入れ替えて乗っている上の2台．

レンジも素晴らしくいいクルマですが、欠点があるとすればブレーキ．明らかに車重に負けてる、と個人的には思います．

少なくともBMWに慣れた者から見ると初期制動が全然足りず、その後に踏み込んでリニアに反応はするものの、制動力の絶対量が足りない印象です．｢ブレーキに触れるのは最後の方だけでいい｣と思わせてくれるBMWとは、ある意味真逆のタイプ．

なので時折、｢おーっとぉ！｣と思う状況になってしまい、しっかり踏むとちゃんと止まるのですが、その間｢パッドとローター、盛大に削ってまーす！！！｣というのがしっかり伝わるのは、気分的にはよろしくありません．

M＋Sタイヤなのも効きの甘さの一因で、サマータイヤにすれば改善するかもしれません．

さらにリヤからの盛大なブレーキ鳴き．どうも3rdのスーパーチャージの持病のようで、サン・カーズの店長さん曰く、｢自転車かっ！！っていうくらい鳴きます(笑)｣とのことらしく、実際にそうです(汗)．

これを避けるには、鳴く手前の領域で止まれるように繊細に踏むか、あるいはブレーキが十分暖まるのを待つか、という感じです．デカイSUVについてるだけで、｢ブレンボのスポーツブレーキ｣と捉えると、まあそれも仕方ないか、と思えなくもありません．

こんな性格のブレーキですから、｢今まで以上に先読み運転＆ジェントルで長めのブレーキ調節｣というスタイルに落ち着きつつあります．


当初ゆったり系のレンジに乗ることで、Z4MCの操作も大雑把になるかも、と思っていましたが、以前のブログでも書いた通り、レンジのその繊細な操作感がZ4MCの運転にも好影響を与えています．

Z4MCはその性格上リヤタイヤに負荷をかけるほどお尻センサーに情報が伝わるので、基本｢踏むほど良い｣クルマなのは変わりませんが、たおやか系のレンジの後だと、そのレスポンスの速さは以前にも増して印象的になっています．

Mだから、というのもあるかもしれませんが、微少な操作域からの反応の出方、リニアさは非常に気持ちよく、信頼できるもので、当然ここまでの反応速度はレンジには求められないもの．結果として前ほど踏まなくてもその刺激に満足できている自分がいます．

また運転中のシフトやハンドルなどへの微振動や指先への感覚が前よりも敏感になったのか、クルマのことを感じやすくなっている気も、しなくもありません．

そんなこんなで前だったら｢反応も速いんだから操作自体にも速さと正確さを！｣みたいだったのが、以前より操作系のいろんなことを感じながら、ゆったり丁寧に操作するようになってます．

お互いに被る部分がほぼない、正反対のリズム感の2台なのですが、隔週で乗りかえても特に戸惑うことなく、フツーにそれぞれのクルマのリズムで乗れていて、かつそれぞれの良さが引き立つ．

ジキルとハイド？自分の中の2面性を表している？のかもしれませんが、この2台、自分が求めていたバランスであり、今後もずっとあって欲しい組み合わせ、な気がします．