まだ、正式に梅雨シーズンさえ訪れてませんが、一足先に夏の自由工作を行うことにしました。
今回のテーマはタイトルにあるとおり、ラングラーのヘッドライナー作成です。
これからの時期、ラングラー乗りの共通の悩みと言えば、天井からの熱に他なりません。
それもそのはず、断熱材さえなくたった一枚のFRPを隔てて、外からの熱風がダイレクトに脳天へ突き刺さりますからね。
一応、ディーラーオプションでヘッドライナーが販売されていますが、2ドア用でもなんと10万円以上します。
たかが遮熱をするためだけに、さすがにこの値段は出せないので、今回DIYで自作することにしました。
まずは新聞紙と段ボールで型取りをするのですが、リアは長方形だったので簡単だったもののフロント側は形状が独特なので、なかなか上手くいきません。
その時、先日ディーラーで見た2024型ルビコンにヘッドライナーが装着されていることを思い出し、担当にお願いして型取りさせてもらうことにしました。
有り難いことに、綺麗に型取りを取ることが出来ました。
この時、外されたヘッドライナーを見て思ったのですが、ホントに10万円もするの?ってくらいにペラペラで断熱材が入っているのかも分かりません。
ただ、よく見ると3D形状になっており、どうやら考え方として天井とヘッドライナーの間に空気溜りを作ることで、車内への遮熱をしているようですね。
だけど、自分としてはやはりアルミシートで断熱をしたいところ。
そこで、ホームセンターにてアウトドア用のアルミシート(100mm×180mm)を買ってきました。
表面にアルミフィルムが蒸着されており、シートの素材が8mm厚の発泡ポリエチレンです。
早速カットしましたが、裏面が白でなくブルーなんですよねぇ・・・。
これを天井に貼った場合、まるでオープンにしたときの青空のようにも見えるので、このまま行こうともおもったのですが、やはりなんか安っぽいので、ブラックで塗装することに。
発泡スチロールにも使える、水性の缶スプレーのマットブラックで塗装したのですが、ここで大失敗。
面倒くさがって、下地処理のサーフェイサーを吹いてなかったために、塗料がスポンジに圧着せず、ちょっと擦っただけでボロボロ剥がれてきました・・・OTL。
せっかくカットしたヘッドライナーをダメにしてしまったので、再びホームセンターに行って、今度は別のやり方を考えてみました。
今度はエアコン室外機用の日除けアルミパネル(84mm×60mm)を3枚購入しました。
先ほどと同じようにカットしました。
この商品は厚さが15mmあるので、強度と断熱性が最初のアルミシートより随分ありますし、裏面に白のフィルムが蒸着されているので、拘らなければ特に塗装する必要もありません。
さて、次の課題として、天井から剥がれ落ちないようにするためのしっかりとした両面テープ止め。
社外品の中華製だけでなく、純正オプション品のヘッドライナーでさえ、直射日光の熱で両面テープの剥がれの報告をよく聞きます。
何としてもそれは避けたいので、重要なのは両面テープ選び。
天井のFRP面とヘッドライナーのアルミPET面で、それぞれ相性の良い粘着剤を選びました。
まず、天井にFRP用のスコッチテープを貼って、それに重ねる感じで、PET用の別のテープを貼りました。
またシート素材も大事で、よくあるブチルスポンジや不織布を使用したものだと、粘着性は良いですが剥がすときに糊が残りやすいので、千切れにくいアクリルフォームを選びました。
前後とも貼り付け完了~。
1日日陰でしっかり粘着を馴染ませ、翌日試走しましたが、をを!!、圧倒的に天井からの熱気が減りました♪
実際に温度測定ガンで測定したわけではないので、数値化は出来てないのですが、明らかに効果を感じます。
あとは、本格的に猛暑が訪れてからの断熱性と耐久性でしょうねぇ。
最後に今回掛かった費用として、エアコン用の日焼けパネル3枚と両面テープ2種類で約9000円、失敗して無駄になったアルミシートと塗料スプレーが約3000円の、計1万2千円でした。
素人製作なので不格好な出来かもしれませんが、それでも安く済んだことと、自分でイチからやった達成感で、かなり満足できたパーツ製作記となりました。
Posted at 2024/06/03 19:30:33 | |
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ラングラー | 日記