
安芸高田市にある土師ダム見学イベントに訪れましたが、安芸高田市というと毛利元就の居城であった郡山城があることで知られています。
せっかく安芸高田市を訪れたので、久しぶりに郡山城跡を訪れようかと思いましたが、お城情報サイトで調べてみると土師ダム周辺にいくつも城跡があることが分かりました。
その中で最も近かった桂城跡に行ってみることにしました。
アドリブで決めたので桂城についての事前知識はありません。 どうやらやっぱり山城のようだ。
標高295m、比高80mの山城を登る。 なお、この日の安芸高田市の最高気温は34℃でした。

国道54号線沿いに「桂城跡」の大きな看板。 しかし、こちら側に駐車場が見当たらず。
国道を挟んだ向かい側に駐車場がありました。

停めたときは気付かなかったですが、後になって国道の向かい側は「桂城跡」ではなく「星ヶ城跡」の駐車場だったと気付きました。 よく読まず同じ看板と思ってたので・・。 なお、星ヶ城跡については自分が使うお城情報サイトには載っておらずノーマークだったので今回はスルーしています。
さて、桂城を攻めてみます。 登山口から出陣。
案内看板が立ってるのでそれに沿って歩きました。
登山道のところどころに倒木が横たわる。 辺りは寂しくて一人歩きはちょっと心細くなる。

あと、小さな虫が飛んできて纏わりつくのが鬱陶しいので、手持ちのタオルをプロペラのようにぶん回しながら歩きました。
登山道の中間点に、桂城跡の説明看板が立ってました。

ここが東西の分かれ道になっている。 そして、これを最後に案内看板は何も無いという・・。
桂城は、毛利氏の家臣であった桂氏の居城でした。 16世紀初頭から桂広澄が入城したとされる。

城郭は西、中央、東の三群に分かれる。 西郭群は背後を堀切で区切って北・南西方向に伸びる尾根上に小郭を配したもので小規模な城の体裁をなしている。 中央郭群は独立丘陵の最高所に位置し、北東に伸びる尾根上に堀切と郭を並べており、見張り所的なものと考えられる。
山の中で既に方角を見失っており、どっちに行ってよいか分からず。

まずは左に行ってみることに。 実は左は東で中央郭群(見張り所)、東郭の方向でした。
ずっと尾根上を歩いてきて最後の登り。
最高所に登りきったとき、10mほど先にいた四つ足の大きな動物が瞬時に下に逃げていったのでかなり驚いてビビりました。 もうむちゃくちゃビックリした!

一瞬のことだったので茶色い背中しか分からず。 鹿か、巨大なキツネか、未知の動物だと思う。
ここが最高地点であることを示す三角点です。

この場所が中央郭群どころか城跡であることさえ分かる案内看板はありませんが、先の説明看板にあった中央郭群(見張り所的なところ)の頂上であると後で調べて確認しています。
頂上の郭(平坦な場所)の一番奥まで行って、そこから登ってきた方向を撮影しています。 広い。

辺りを見下ろすといくつかの郭が見えるが、さっきの動物のこともあり、降りてみる気にはなりませんでした。 なのでこの先にあるという東郭(山腹にある屋敷跡?)には行ってません。
いったん中間地点に戻って。 懲りずに今度は説明看板の右に行ってみます。

実は右は西で西郭群の方向でした。 こちら側がお城の主郭(本丸)の方向。
ずっと尾根上を歩いてきて最後の急な登り。

ここを登りきった最高地点が土塁になっていて、それを越えたところが主郭でした。
主郭(西郭群)

まぁまぁ広い。 ここにもここが西郭群とか主郭とか分かる案内は無いので、後で調べてここがそうだと確認しています。
主郭の真ん中から登ってきた側の土塁を撮影しています。

また、主郭から辺りを見下ろすといくつかの郭があるのが分かる。
そのうち1つの郭?は開けた空間だったので降りてみました。

この平坦な場所は、もともと城跡の郭だったのか? 鉄塔を立てるためにそうなったのか?
桂城跡に立つ中国電力の鉄塔を見上げる。
桂城跡の遠景をバックに。

登山口や国道54号線がある側とは反対側からの撮影です。
山の峰が2つあるうち、左が西郭群(鉄塔が見える)、右が中央郭群となります。
以上で桂城は攻略としました。
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ボクスター | 日記
Posted at
2019/08/07 02:22:07