
前ブログからの続きで、山口防府遠征の2日目です。
2日目はお城活動から始めます。
山口県山口市にある高嶺城(こうのみねじょう)は、大内氏館(おおうちしやかた)の詰めの城であり、高嶺城と大内氏館の2つ合わせた1セットで、続日本100名城の1つに選定されている城跡です。
車中泊の朝は早い。 山口市郊外にある道の駅で、空がうっすらと明るくなって自然に目覚める。

早朝4時半起床。 車中泊はどうしても早寝早起きになってしまいますね。
軽く身支度してから、まずは高嶺城(こうのみねじょう)に行ってみました。(初)

高嶺城跡の登山口。 高嶺城は標高338m、比高290mの山上にある山城でした。
道路が続くので車で上ってみます。 ところが、あっという間に狭い道になって焦る。

山中は暗くて見通しも悪い。 少しでもと対向車対策でヘッドライトオン。
対向車が来ても擦れ違えないほど狭くつづら折りの厳しい道が続く。

アメ車のカマロで恐る恐る上る。 もしも対向車が来たら?と思うと本当に恐ろしい。
早朝だからか運良く対向車と出くわすことなくここまでアプローチできました。

山腹部はハイドラ電波届き難かった? 直線で描かれてますが実際はずっとくねくね道でした。
テレビ電波塔の下に数台分停めることができる空き地がありました。
案内看板に高嶺城跡の主郭まで500mとある。 ここからは歩いて登ります。
テレビ塔下から山頂にある主郭までの道のりはこんな感じ。

途中いくつかの郭(くるわ)跡を経て主郭へ。
タオルを首にかけ、ペットボトルのお茶を片手に登山開始です。
早朝から寂しい山道を歩きます。
途中の休憩所。 東屋があり展望所になっている。
山口市街(山口盆地)の眺めは霞んでいました。
朝日を背に浴びつつ登山を続けます。
とても広い平坦なスペースが現れました。
案内看板によるとここは「広大な郭」という・・。 正式の呼び名は他にある気がする。

この広大な郭は居住域だったのではとのこと。 また、高嶺城は大内氏が築き、その後は侵攻した毛利氏によって使用され続けたという。
さらに進みます。
最頂部郭(砦)跡というのが現れる。 ここを登るともう主郭だ。
ですが、すぐに主郭に登らず裏手の北側に回ってみます。 こっちに石垣があるというから。
主郭側面の石垣を見上げる。
崩れた石垣もたくさんあります。

案内看板によると徳川幕府の一国一城令で人為的に壊されたのではないかと。
主郭北側の石垣
鳥糞が落ちた案内看板を読む。

高嶺城の石垣は、大内氏による築城時のではなく、その後の毛利氏の段階のものだという。
主郭周りの下に石垣が続きます。
それでは南側に戻ってから主郭に登ってみます。
一段登ったところにまた石垣。 二段構造。
主郭南側の石垣

石垣には他の石とは不釣り合いな大きな石が部分的に使われてます。(鏡石)
石垣が二段構造なのは、築城時にまだ高い石垣を築くことが出来なかったとのこと。
織田信長の安土城以前は、高さ4mを越える石垣は造れなかったと書かれている。

また、主郭への入り口となる御門の石垣には鏡石と呼ばれる巨石が使われたのが特徴でした。
そこからすぐに山頂の主郭に到達です。

テレビ塔の下から山頂まで約15分の登山でした。
主郭から東側の眺め。 朝日と山口市街。 なお、大内氏館もこちらの方向に。
築城時は眺望を遮る樹木は無く、支配領域を広く見渡せたらしいです。
主郭

説明板とその上に縄張り図。 石碑。 あと地面には建物跡の楚石のようなものも。
高嶺城跡の説明板。

1557年、大内氏が毛利氏の侵攻に備えて築城。 大内氏が去った後は毛利氏が城を改修。
史跡 大内氏遺跡 高嶺城跡の石碑。

石碑はロープで囲われてます。 よく見ると土台にひび割れが。
ここで主郭から360度ぐるりの動画を撮影してみました。 (小鳥のさえずり聴こえる)
これにて高嶺城は攻略としました。

愛車カマロではここまで登れないため、カプセル怪獣的な小カマロ(2代目)を連れてきました。
テレビ塔の下まで下山します。 なお、高嶺城を登山中は誰一人として出会わず。
すると、カマロを停めてたすぐ側にも郭跡があることに気が付きました。

行ってみます。
東側に突き出た郭跡。
ここにも山頂の主郭と同様に石碑と説明板がありました。
山の下のほうを覗き込むと、まだまだ段階状に郭跡が続くようだ。

降りてみるまではしませんけど。
それからまた対向車が来ても擦れ違えない狭い山道を恐怖のドライブして下ります。

下りでも運良く対向車と出くわすことはありませんでした。
高嶺城跡の麓は公園として整備されています。
続日本100名城のスタンプがある山口市歴史民俗資料館の開館時間9時までまだ2時間ある。

登山後は公園で暫く休んで時間を待ちます。
麓の公園から高嶺城跡をバックに。

あと、高嶺城とセットで続日本100名城に選定されている大内氏館にも行ってみないといけない。
ということで、この後は山口市歴史民俗資料館と大内氏館に行ってみる展開となります。
続きます・・。
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カマロ | 日記
Posted at
2019/10/23 17:22:04