
今週はずっと雨の日が多かったです。
特にお出掛けネタも無いので、またいつか気が向いたときにでもと思っていた土木遺産を訪ねるドライブを早くも再開してみました。
土木学会が選奨する土木遺産、千本堰堤(千本ダム)を訪れました。(初)
千本堰堤(せんぼんえんてい)東側の沿線道路はたまに通るものの、どのように千本堰堤に入って(降りて)行けばいいのか分からず、ぐるりと周り込んで西側の狭い道からアプローチしてみた。

西側からダムと貯水池を眺める。
千本堰堤 : 松江市の上水道創設のため水源として築造された山陰地方初の水道専用堰(ダム)として、大正7年(1918年)に完成した。当時、全国35番目の近代水道施設で、外観は御影石で覆われた重厚な雄姿を持ち現在も活用されている。
2003年に日本土木学会選奨土木遺産に指定され、2008年には登録有形文化財に登録された。
千本堰堤の西側はちょっとした公園のようになってました。 紅葉もあったし、桜の木もたくさんある。

こんなところに小さな神社を見つけた。
水道水神社とは聞き慣れない名前の神社だな。 参拝してみた。

けっこう年季も入ってそれなりの歴史も感じる。
恐らくは千本堰堤と同じく大正時代に治水や利水の滞り無きを願って建てられたものと思われる。
市民の水瓶である貯水池の周りはずっと柵がしてあり、当然のように立ち入り禁止となってました。
貯水池(ダム湖)です。 雨上がりのためか水は濁っています。 水鳥も少々おりました。
ここで、貯水池の畔に立つ桜の木を囲むように献花が供えられているのを見つけてしまった。

この場所でいったい何があったのだろうか? 想像すると怖くなって早々にその場を離れることに。
西側の道路まで逃げ戻って再び千本堰堤を眺めると、東側に車でも降りれそうな坂道があることに気が付いた。 貯水池をぐるりと廻って、今度は東側から千本堰堤に降りてみました。

ダムのコンクリートを間近に見てみると、粗石が水平に積まれた布積みではなくて、構造的に堅固な谷積みになっているのも特徴的。
ここに興味を持って訪れる人は少ないであろう。 周りに人の気配は全く無いです。
その代わり監視カメラはあるので、不審な車?が入ってきたとロックオンされてたかも。
大正時代に建てられた弁室。

「水重」と書かれている、ではなくて「重水」です。 ここでの重水の意味は何か分かりません。
千本堰堤の下流側を跨いで架かる管理橋です。 人がようやく一人通れるくらいの幅。

実はこの管理橋が石造りの4つのアーチを持つ特徴的な橋だったのですが、橋全体の側面からの写真は撮り忘れました。
管理橋の中央に立ち、正面から千本堰堤を撮影。

雨上がりで水が流れる勢いが凄い。 下を見ると水が渦を巻いて恐ろしいのですぐに退散。
今度は東側の道路まで歩いて上って、千本堰堤の全体像を撮影してみました。
千本堰堤の東側に石碑を見つけました。
2003年 土木学会選奨の土木遺産の記。

土木遺産を訪ねるドライブは、これをチェックすることも大切。
千本堰堤(千本ダム)の上に行ってみました。

ここも当然のごとく立ち入り禁止になっており、歩いて渡ることは出来ない。
屈することなく柵の上から覗き込むように撮影してみるも虚しさは残る。

以上、土木遺産を訪ねるドライブ、今回は千本堰堤の巻でした。
Posted at 2015/11/20 14:36:22 | |
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