
掃海艇「すがしま」は、昨年末わざわざフェリーに乗り隠岐の島まで見に行っています。
(ブログ:
掃海艇「のとじま」&「すがしま」一般公開 in 西郷港 ①,
②,
③)
その掃海艇「すがしま」が、あれから僅か半年で本土の近い河下港にやって来たので再び見に行ってみました。
掃海艇「すがしま」一般公開 in 河下港

土日2daysで催されました。 (1日目は午後のみ)
一般公開開始時刻前、河下港現地に到着の図。
あいにくの雨模様でした。
掃海艇「すがしま」

基準排水量:510t、全長:54.0m、全幅:9.4m、深さ:4.2m、喫水:3.0m、主機:三菱6NM-TA(B)Iディーゼルx2基/電動機x2基、出力:1,800PS、推進器:スクリュープロペラx2軸、速力:14kt
掃海艇とは、海中に敷設された機雷の排除を任務とする艦艇。

敵または味方によって海中に敷設された機雷を除去、破壊し、航路を安全にすることを任務とする機雷戦艦艇。 機雷探知機、曳航掃海具、磁気掃海具、音響掃海具などを装備します。
一般公開開始時刻になって乗艇します。

雨でもあり訪れる人は少な目。 行列無しに乗れました。
なお、昨年末の掃海艇「のとじま」&「すがしま」一般公開 in 西郷港では、乗艇したのは同型艇の「のとじま」のみで、「すがしま」は乗艇出来ず見ただけでした。 なので今回が「すがしま」初乗艇。
艇の後方から見学開始。
PAP-104 機雷掃討用の遠隔操作無人潜水機です。

重量:800kg、全長:2.7 m、全幅:1.2 m、全高:1.3 m、行動距離:600m、速度:6ノット (11 km/h)
本機種は、ソナーで探知された機雷を処分する為に使用される。
PAP-104自体は類別用ソナー(クルップ・アトラス社製AIS 11高周波ソナー)、機雷識別用ビデオカメラを備えており、光ファイバーを通じて母艦から操縦される。

推進器は両舷に取り付けられた電動機であり、動力源は内蔵電池である。 係維機雷、沈底機雷いずれにも対応可能なよう、100kgの爆雷1個と係維索カッターが2個取付可能となっている。
2つある白いものが、係維掃海具のフロート(掃海浮標)
係維掃海具は、トロール船の漁具のような形をしてますが漁網の代りに、係維索を切断するためのカッターなどを備えた掃海索を使用します。
洋上作業用の複合艇(複合ゴムボート)
この丸い浮きみたなのは、いろいろな船でよく目にするものですが、何なのか知りませんでした。

これは海に落とすと展開する救命ボートであると今回初めて知った。 また一つ賢くなりました。
甲板の後方から前方へと向かいます。

甲板の床は木造。 掃海艇は磁気機雷に反応しないよう掃海するため木造船体です。
20mm機関砲(JM61-M)
バルカン砲JM61Mを主体とし、主として海上自衛隊の小型艦艇用に設計され、沿岸警備等を目的とした人力操作の小口径機関砲である。
口径20mm、空冷式6砲身、他励動力の駆動発射方式による450発±50発/minの発射速度の性能を有し、20mm機関砲(JM61-M)と呼称する。
続いては艇の中核部である艦橋(艇橋?)に侵入しました。

監視・指揮をし、羅針盤・操舵装置・速力通信機(テレグラフ)などを備える場所です。
やはり操舵ステアリングは握っておく。
右手にある艇長席に座っています。
そして、左手の司令官席にも。 (ヘルメットは艇長用でした)
艦橋前の甲板に出て艦橋を振り返る。

一般公開でよくマストに掲げるWELCOMEの国際信号旗は今回無しです。
艦橋前の甲板から艇の前方を撮影。

今回の一般公開2days1日目は、雨模様で訪れる人も少なく、時間もあったので、下艇と乗艇を繰り返し都合3巡して見学しました。
最後に掃海艇「すがしま」を後方から撮影。

「すがしま」の艇名は、三重県鳥羽市沖、伊勢湾口に位置する菅島から命名。
真正面からも。

艦艇番号681、すがしま型掃海艇の1番艇。
そして、防波堤の先まで歩いてそこから斜めに撮影。

掃海艇「すがしま」一般公開 in 河下港、しっかりと堪能しました。 ありがとうございました♪
今回の戦利品は、例によってパンフレットやボールペンを貰っています。

掃海艇「すがしま」は母港が舞鶴なのに、ボールペンは呉地方隊のものでした。 この辺りの内部事情はよく分かりません。
え~、自衛隊どっぷりのブログは次も続きます・・。<(_ _)>
Posted at 2018/08/10 11:38:10 | |
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