
前編の続きとなる後編です。
志津見ダムのダム湖敷地内フラワーバレー10haにポピーの花が咲き誇り、グルメ屋台やステージイベントが楽しめるポピー祭り。
ダム湖巡視艇体験を楽しんだ後、ダム見学会まで時間があったので、ポピー祭り会場の賑やかな様子を覗いてみたのが、ここまでのあらすじです。
ポピー祭りの会場にあって異様な光景だったのが、オタクっぽいカメラおやじたちの集団です。
しかし、そのおやじたちが構える一眼レフカメラの矛先は若く美しいモデルさんでした。
モデル撮影会をやっていた。(参加無料)
身を屈め、カメラおやじたちの足の間を擦り抜けて、前方中央の好ポジションへと移動。
高価な機材の一眼レフを構えるおやじたちに混じり、自分は安価なコンデジで激写しました。
シャボン玉の場面は何シテル?用に撮ったスマホ写真です。 画像荒いです。
しかし、構図的になかなか良い写真が撮れました。

短い時間にたくさん撮影しましたが、ブログ掲載はこの辺りで止めておきます。
満足したのでポピー祭り会場を後にします。

再び志津見ダムへと向かうことに。 次はダム見学会だ。
※ ここからは地味な画像の連続となります。<(_ _)>
見学会集合場所のダム管理事務所でダムカードをもらいました。 (以前にももらっています)

このダムカードで使われてる写真は、完成年(2011年)試験湛水中に満水位(サーチャージ水位)に達し、国内初となる「全堤長自由越流」を行ったときのダム歴史に残る名場面です。
志津見ダムのペーパークラフトも頂きました。

通常バージョン、放流バージョン、越流放流バージョンの全3種類げっとです。
時間となりましてダム見学会の開始です。 職員さんの案内で参加者たちと一緒に歩く。

志津見ダムの堤頂長は266.0mあります。 歩くととても長く感じる。
反対側に渡り切ったところ。
ダム湖側。

赤丸で囲ったころは志津見ダムの最大の特徴で、日本初の連続サイフォン式取水設備です。
これについては後ほど頑張って説明します。
下流側。

それでは、これよりダム堤体の中に潜り込みます。
堤体横のフーチング階段を降りる。 ここから先は普段は立入禁止のところ。

職員さんの手により入り口の鎖が外され開放された。
フーチング階段を降りる途中にダム堤体へ通じる扉がありました。

固く閉ざされてた鉄扉が今、職員さんの手により開けられる。
ダム堤体内部に潜入!

ダムの中は温度が低くとてもひんやりと涼しいです。
途中、地震計やダムたわみ計測装置(プラムライン)計測機器も拝見し説明を受ける。
そして、こちらが志津見ダムが誇る日本初の連続サイフォン式取水設備の機械です。

連続サイフォン式取水設備とは、空気によって止水を行う新しいタイプの選択取水設備です。
※ 逆V字形の管を縦に続けて組む取水設備を設置したことが日本初になります。
※ 選択取水設備とは、ダム湖から水を取る高さを選ぶことで放流水温を調節する設備。
ダムに流入する水温に対し、放流する水温が大きく差があると、下流で魚や農作物などに悪い影響がでる恐れがあることから、流入する水温と同じ水温となる高さから取水します。
連続サイフォン式取水設備の制御パネルです。 逆V字形の管が縦に続けて組まれてる。

従来のゲートのような鋼鉄製ゲートや開閉装置は必要とせず、連続的に配置された逆V字管の頂部に空気を出し入れすることで放流・止水を行います。 この設備を用いることにより、従来の取水ゲートよりも維持管理を省力化できるとともに、鋼材・制御装置等の費用が抑えられるため、コスト縮減にもなります。
取水設備について学びました。
下流の魚や農作物などのため、ダム湖の水の高さを選択して取水することで放流する水温を調節しているんですね。
ダム堤体の反対側に出てきました。 これで見学会は終了です。

ありがとうございました。
実は、ダムの上では見学会参加者全員で「ダム式バンザイ」なるものをやってます。

そのときの様子をドローン撮影したものがこれ。 (小さくて見えない)
ダム式バンザイとは、ダム関係者にはお馴染みで完成式典や懇親会の締めで行われるのだそう。
足を広げて膝を曲げ腰を落とし、ダムになりきって空に向かって万歳三唱する。
恥ずかしかったが皆がやるので頑張ってやりました・・。
え~、「志津見ダムのポピー祭り」のブログはこんな終わり方です。 ありがとうございました。
Posted at 2018/08/17 19:59:03 | |
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