
遅い投稿ですが、毎年「海の日」に合わせて催される美保関灯台の一般公開を
4年ぶりに見学しに行っています。
同様に一般公開された
大岬灯台を見学した2日後のことであり、灯台のブログネタが続くことを避けて少し間を置いて投稿するつもりが、そのまま失念してこんなに遅くなってしまいました。
美保関灯台一般公開

内部公開は管轄する海上保安部が年1回「海の日」に限って実施しています。
美保関灯台の手前にある駐車場に到着の図です。

駐車場から見える日本海の先には大山(だいせん)が望めるはずがすっぽり雲を被ってました。
駐車場からは灯台は見えません。 画像奥に灯台に通じる遊歩道があります。
遊歩道の入り口にある展望台に立つと灯台が見えました。

あそこまで歩きます。
今年(平成30年)は、国内初の洋式灯台である観音埼灯台が明治元年11月1日に起工してから、150周年の節目の年を迎えることから、全国各地で記念式典や施設一般公開などの各種関連イベントが開催されています。
毎年「海の日」恒例の美保関灯台一般公開。 今年は灯台150周年記念事業の一つとして開催。

普段は見ることが出来ない灯台の内部を見学することが出来ます。
美保関灯台

1898年(明治31年)に建てられた山陰最古の石造灯台で今年は120周年を迎えました。
「世界灯台100選」および「日本の灯台50選」に選ばれている日本を代表する灯台の一つです。
その歴史的文化財的価値が高さから、灯台として初めての登録有形文化財に登録されました。

また、平成20年度には経済産業省より、近代化産業遺産にも選ばれています。
美保関灯台 施設の概要

水面から灯火までの高さは82.91mもある。
灯台の入り口頭上にある初点記念銘板に120年の歴史を感じる。

「初点 明治31年11月」
灯台の横に海上保安本部のテントが設営されており、パンフレットなど配られてたのですが、そこで噂の「8管カード」も配られていました。 8管カード初めて見たので驚く。

「8管カード」とは、海上保安制度70周年と日本で西洋式灯台が建設されて150周年の記念事業として、第8管区海上保安本部(舞鶴市)が所属する巡視船艇や灯台、潜水士などの写真を印刷したオリジナルカード全36種類です。 第8管区海上保安本部の関連イベント等で配布されます。
見学する前ですが、先に8管カードをもらいました。

出雲日御碕灯台、美保関灯台、巡視船「きそ」、巡視船「おき」、巡視艇「みほぎく」の5枚げっと!
当ブログでは先に投稿した「
巡視船「おき」一般公開」(5枚)および「
舞鶴サマーフェスタ」(3枚)でも8管カードをもらっていますが、時系列的にはこのときもらった8管カードが初めてのことです。
8管カードを初めて目にして驚き、たくさん枚数が用意されてるにも関わらず、灯台の見学前に先に慌ててもらっておきました。 初めての8管カードをもらって嬉しい♪
さて、灯台の見学ですが既に灯台の横に行列が出来ていました。 最後尾に並ぶ。
灯台の中には一度に多くの人が入れず、10人単位で区切られて見学する形でした。
外の行列に並ぶ → 灯台1階の展示室に入る → 灯台の上に上がる こんな3ステップです。
陽射しが強くてとても暑い炎天下、額に首に汗し、外の行列には30分ほど並びました。
しかし、この日はそれを退屈させない特別な演出が密かに用意されていました。
「空をご注目ください!」 行列に並びながら空を見上げる。

バラバラバラ・・ プロペラ音が聴こえてきて突如ヘリコプターが現れます。 おおおっ!
海上保安部のヘリコプター「みほづる1号」です。

この美保関灯台一般公開のために美保航空基地より飛来してきました。
美保関灯台上空を旋回します。
MH961 みほづる1号

海上保安部第8管区美保航空基地に所属するヘリコプター。 アグスタ式AW139型。
みほづる1号は灯台上空を2回旋回してから帰って行きました。
まさか灯台の一般公開にヘリコプターも登場するとは思わなんだ。 粋なサプライズ演出でした。
順番が回ってきて10人単位で灯台1階に入りました。 ここは日陰なので少し涼しい。

ここには今は使われなくなった昔の灯器やレンズが展示されてます。
ネオンのように妖しく光る灯器の点灯もありました。
先の組の10人が上階の見学を終えて降りてくるまで、1階で展示物を拝見しながら待機します。
壁には近隣の灯台の初点記念銘板が飾ってありました。

大羽尾灯台、鳥取港第三防波堤灯台、泊北防波堤灯台、美保関港東防波堤灯台、泊港北防波堤灯台、恵曇港手結東防波堤灯台。
今は海上保安部で管轄しなくなった灯台たちの古い初点記念銘板なのだそうです。
灯台のペーパークラフトも飾ってありました。

5つの灯台。 一番右の一際背が高い灯台は日御碕灯台です。
これが美保関灯台のペーパークラフト。
美保関灯台のペーパークラフトはご自由にお持ち帰りくださいとのことで1つもらっておきます。
一般公開来場者プレゼントとして、美保関灯台の素敵な絵はがきセットもありました。
これも無くならないうちに1セット3種類もらっておきます。
灯台の1階で気になるものを見つける。

郵便局の〒マークだ。 何故、灯台に〒?
上階に上がる螺旋階段入り口に「〒」マーク。

灯台は昔、逓信省(ていしんしょう)の管轄だったそうです。 逓信省とはかつて存在した中央官庁で郵便と通信を管轄していました。 その名残で建設当時の「〒」マークが残っています。
さて、続いてはいよいよ螺旋階段で灯台の上に上ります。
ここで画像等の編集が追い付かない都合により「美保関灯台一般公開」のブログは後編へと続く・・とさせて頂きます。<(_ _)>