
体験搭乗当日の速報版ブログ「
美保基地C-2輸送機体験搭乗してきました (とりあえず編)」でお伝えしていましたが、改めての詳細?ブログがまだ未投稿でした。
忘れた頃になってようやく・・
詳細?ブログの投稿を始めさせて頂きます。<(_ _)>
まずは、体験搭乗に至る経緯から・・
8月のブログ「
当選! 美保基地C-2大型輸送機体験搭乗」で既報の通り、C-2大型輸送機としては初開催となる体験搭乗に応募したところ、抽選に当選して体験搭乗できることとなりました。
今年は、昨年までのC-1輸送機に代り、初めてC-2大型輸送機での体験搭乗募集がありました。

C-2大型輸送機はC-1輸送機の後継機として、昨年春から美保基地に配備が始まりました。
退役したC-1輸送機からの換装を終え、今年が新しいC-2大型輸送機で初の体験搭乗です。
体験搭乗募集に応募してみたところ・・

暫く経った後日、美保基地から封筒が届いた。
見事、抽選に当選し体験搭乗券をげっとです!

これで2年連続当選の快挙。 素晴らしい。
それからずっと体験搭乗日の9月29日(土)を大変楽しみに心待ちにしていたわけです。
しかし・・
体験搭乗日の直近となると、台風24号大接近という文字通りの暗雲が立ち込め、その週末に各地で予定されてた様々なイベントが相次ぎ中止となる中、美保基地C-2輸送機体験搭乗は決行か?中止か?前日より不安で不安で仕方がありませんでした。

体験搭乗日の9月29日(土)は未明から台風接近の影響で雨が降り始め天候は悪化傾向。
当日朝起きて、まず美保基地のホームページを確認すると・・

やはり、中止の可能性を示唆! ヤ・・ヤバい。 どうなる? (汗)
じっと待っていても、ホームページが更新され中止の発表を見るのが怖い。
不安で居ても立っても居られず、自身が搭乗する便の受付開始3時間も前に現地入り。

正門から正面突破し、美保基地に突入です。
敷地内に入ったら軽装甲機動車があったので、一瞬だけ横に停めてパチリ。
それから指定の駐車場所に停めました。

後方左奥には管制塔が見えてます。 とりあえず管制塔に向けて歩いた。
エプロンを確認すると、C-2輸送機が並んでいる。
中止になっておらず体験搭乗やってる風で少しホッとする。

しかし、自分が乗る便が飛ぶまで安心できない。 天候はどんどん悪化しているのだ。
管制塔

昨年は管制塔の見学(展望室)がありましたが、今年はそれは無いようでした。
格納庫

気が付かず通り過ぎエプロンまで出てしまいました。 格納庫内で受付してると分かり向かいます。
格納庫の中にもC-2輸送機が鎮座。
C-2大型輸送機 (愛称:Blue Whale(シロナガスクジラ))

防衛省が開発した新しいC-2輸送機は、老朽化したC-1輸送機の後継機で、2017年春より全国で初めて美保基地に配備されました。
製造:川崎重工業、長さ:43・9メートル、幅:44・4メートル、高さ:14・2メートル、重量:130.3t

C-1に比べ約1・5倍に大型化。
最大積載量は約30トンで、C-1の8トンを大幅に上回る。 人員だけなら約110人を運べ、20トンを積載した場合の航続距離は約7600キロ。 最大速度:マッハ0.82
格納庫内にあった車両を勝手に拝見。

自衛隊色の軽トラックや
軽バン。
ピザ宅配バイクまでも配備。
空港ではよくコンテナを引っ張ってる車両の自衛隊バージョンですかね? 小さいの。
大きいの。
こちらは、今回の体験搭乗に併せて展示してある車両たちです。

美保基地で働く車たち。
大型破壊機救難消防車(A-MB-3)

航空機または油火災に際しての消化および人命救助に活躍します。 製作:東急車両製造(株)、乗員:5名、全長:11,950mm、全幅:3,100mm、全高:3,780mm、放水銃(ターレット):6,000L/分、旋回角:210度、水量:10,500L、薬剤量:650L、燃料:軽油300L
防除氷車

雪が降り始めると航空機の機体に除氷液をかけて雪が凍りつかないようにします。
型式:Safeaero 220/スウェーデン製、乗員数:2名、最大運転速度:30km/h、ブーム上昇時最大運転速度:6km/h、耐風圧:20.6m/s、水タンク容量:4300L、除氷液タンク容量:2100L、防氷液タンク容量:2100L、重量(タンク満タン時):28600kg
20tタグ

航空機を牽引します。 定員:3名、全長:7.7m、全幅:3.3m、全高:2.8m、重量:25,160kg、最大速度:35.3km/h、最大牽引力:18,000kg
航空自衛隊にも軽装甲機動車(LAV)を配備。

全長:4.40m、全高:1.85m、全高:2.04m、重量:約4.5t、最高速度:100km/h、行動距離:約500km、乗員:4名、製作:小松製作所
航空機の展示も1機ありました。 T-400です。
T-400型航空機

基本操縦練習機、輸送機、救難機などの用途で使用します。 製造会社:ホーカービーチクラフト社(米国)、全長:14.8m、全幅:13.3m、高さ:4.2m、総重量:7.3t、発動機:ターボファン×2、最大速度:870km/h、上昇限度:12400m、航続距離:2900km、乗員:2+4人
そして、小松基地からC-2で輸送してきたという「機動衛生ユニット」の特別展示もありました。

初めて目にする貴重なものです。
中に入っての見学が出来た。
機動衛生ユニットは、重症救急患者を輸送航空機により長距離患者輸送する際に使用する搭載型の装備品です。
1個ユニットを医官、看護師、救急救命士及び管理要員の4名で運用し、救急車やドクターヘリ等では搬送が困難である重症救急患者の搬送に対応します。
ユニット内には、患者監視装置、人工呼吸器及び血液ガス分析装置等の医療器材を搭載しており、集中治療室レベルの医療監視・処置ができ、「空飛ぶICU」と称されることもあります。

機動衛生ユニットの展示では、利用者の方たちからの感謝の手紙も紹介されており、一字一句拝読させて頂きました。
さて、天候の方は台風接近に伴い徐々に悪くなっていきます。 雨も本降りに。
しかし、この雨の中でも体験搭乗は継続中で頼もしい。

ちなみに体験搭乗は、1便約60名でそれが10便ある。
自分が乗る便の飛行時間が近付いてきて受付を済ませました。 どうやら飛びそうだ。

荷物検査を受け、金属検知器を潜る。 そして、首からぶら下げるドッグタグを受け取りました。
搭乗待合室となってる格納庫で椅子に座って待つ間、隊員さんから体験搭乗の段取りや注意事項等の説明があった。
格納庫から搭乗するC-2輸送機まではバスでピストン輸送されます。
バスでは運転席後ろの席に座る。 搭乗するC-2にアプローチしていく。

いよいよC-2輸送機に乗って空を飛びます。
ここで「美保基地C-2大型輸送機体験搭乗」のブログは後編へと続きます・・。<(_ _)>