
趣味のお城巡りの一環で山城も嫌々登ってるうち、いつしか城跡ではない普通の山にも健康促進・体力増強・老化防止のため自ら登るようになってしまいました。
今回は出雲北山連山の東側にある旅伏山(たぶしさん)に登ってみます。(初)
なお、思い付きぷち登山で予備知識が乏しく旅伏山が城跡でもあったことは登山中に初めて知りました。
旅伏山(標高456m)の遠景です。

天気が良かったです。 ただ、前日に雨が降ってたことはこの時点ですっかり忘れていました。
旅伏山の登山口駐車場(金山谷登山口駐車場)です。

いくつかある登山口の中でナビで誘導される最もポピュラーな登山口のようです。
①登山口駐車場 → ②旅伏山山頂 のルートを案内板にて確認。
旅伏山の山頂までは自然歩道を歩いて2.1kmの道のりです。
山にはシカが生息。 イノシシはもう見なくなったのでいないはずとのこと。
なお、今回のぷち登山のお供はWONDA缶コーヒーおまけのランチア・ストラトスです。

’70年代、WRCを制覇するために開発された戦闘用マシン。 プルバックで走る。
10時32分、それでは登山開始です。
登山道はとてもよく整備されています。
10分ほど登ったらシカ避けの鉄柵がありました。 緊張の面持ちで扉を開けて入ります。
長く続く横木の階段を登っていく場面が多いです。 微妙に歩幅が合わなかったりする。
階段の途中にはとても泥濘んでて歩き難い場所もありました。

このとき前日に雨が降ってたことを思い出し後悔しましたがこのまま登るしかありません。
11時4分、山頂まで0.9km地点。 最初の鳥居が表れます。 ここに一本松というのもある。
木橋を渡って進みます。

特に谷になってたり沢が流れてたりもしてないので何のための橋かは分からなかった。
はぁはぁぜぇぜぇ、ずっと続く横木の階段を息を切らしながら登って行く。
案内看板やベンチが斜めに歪んで傾いているトワイライトゾーンを通り抜ける。
旅伏城跡の案内看板があった。 ここで初めて旅伏山が城跡であったことを知りました。

この後は城跡を意識しだす。 期せずして城跡巡りを兼ねてのぷち登山となりました。
崩れて倒壊した石造りの鳥居。 最初に見たときは何か分からなかったです。

散らばった石のパズルを頭の中で組み立てると鳥居だと分かった。
山上部が近付くと竹林が増えてきます。 風で揺れ竹と竹が擦れてギシギシ不気味な音を立てる。
11時24分、鳥居と石段が現る。

登山道は鳥居の前を横切りますが、せっかくなので石段を登って寄って行きます。
旅伏山9合目に鎮座する都武自神社(つむじじんじゃ)です。
参拝させてもらいました。(-人-)
山頂まではあと200mのもう一息だ。 ファイトー!
11時32分、旅伏山の山頂部に到達です。
反対側、奥のほうから撮影。 広く開けた平坦な芝生スペースとなっています。
後で知るに、山頂部に1つあるこの石は日露戦争慰霊碑旧跡台石のようでした。
眺望。 思いきり霞んでいて見通しは悪かったです。 遠くの三瓶山は見えず。
出雲平野を蛇行して流れる斐伊川。 霞んでてさらに遠くにある大山なんてとてもとても。
右手奥、遠くにうっすらと大社湾(日本海)。 出雲ドームも見える。

手前左手にある山は以前に登ったことがある
鳶ヶ巣城跡(標高281m)です。 鳶ヶ巣城跡に登ったときもしんどかったんですが、ここからだと低く見えてしまう。
東屋がありますが、既に他の2グループが占拠しており使えなかったです。

なので、外れた隅にある屋根無しのテーブル席に陣取る。
ここで暫しの休憩でランチタイムにしました♪
ここが旅伏山の山頂だと分かるものを探しましたが、実はここは山頂では無かったと分かってくる。

ここは標高417m 多夫志(たぶし)烽(とぶひ)。 烽は緊急時にのろしを上げて急を知らせる場所。
ここはのろし台であり見張り台(現:展望台)。 もう1つの案内板には旅伏山(烽火台跡)417m。

西に0.5km行くと旅伏山三角点峰456m(山頂)、東に0.15km行くと旅伏城跡(説)421m。
まずは、近くの旅伏城跡に向かってみます。 その途中にある避難小屋を横に見て進む。

このような立派な避難小屋が設けられてるのは整備が行き届いてて凄いなと思いました。
12時0分、旅伏城跡(伝:城跡)に到達です。 標高421m、旅伏山の山頂ともある。
旅伏城の主郭跡は雑木林に囲まれた狭いスペース。

ただ、主郭から一段下がったところには囲むように曲輪があり城跡っぽい感じを受けました。
次に、先ほどの烽(とぶひ)、現在の展望台から500m先にある旅伏山三角点峰を目指します。

いったん坂を下ります。 以降、アップ&ダウン&フラット、起伏にとんだ山道を進む。
10数分歩いて最後の登り。 ファイトー!
12時19分、ここが旅伏山の最高地点、標高456mの山頂です。

狭い場所で周囲は樹木に囲まれ景色はよく見えない。
日本海の方角。 小さな港と山の上に風力発電機が並んでるのが垣間見える。

十六島(うっぷるい)港のようだ。
ここが旅伏山の山頂であることを記す案内看板は無くて・・

ラミネート加工した紙がベンチ板の隙間に挟み込まれていました。
旅伏山の最高地点を示す三角点はあります。

これにて旅伏山は制覇と致しました♪
さて、今はお昼。 まだ時間はある。 当初は旅伏山の山頂が最終目的地だったけれども・・

※登山口駐車場にあった案内図です。 ①登山口駐車場 → ②旅伏山 → ③鼻高山
ついでに出雲北山連山の主峰、鼻高山(標高536m)まで行っちゃう?? と悩み始める。
このぷち登山ブログ続きます・・。