
過去
2012年,
2013年と入門した酒道場に3年ぶりに挑みました。
酒道場の場となるホテルの大広間に到着。 入門受付を済ませた。
今回の入門者は約100名。
酒販・酒造の関係者、酒米農家の皆さんらに混じり、一般の酒愛好家として潜り込みました。
酒道場の構成は、第一部が講演会、第二部が大宴会です。
今回の酒道場、テーマが「日本酒カクテル」ということで趣向を凝らしています。
第一部は、東京から著名なBARプロデューサーの方を講師に招いての講演会でした。

東京で日本酒カクテル専門店の開店に携わったお話や日本酒カクテルの作り方のコツなどのお話がありました。
日本酒カクテルとは、全国にまだ数は少ないものの、カクテル用に作られた 「基酒(MOTOZAKE)」 というベースとなる日本酒に地元産の季節のフルーツらを合わせて作るカクテル。
地の蔵元が提供する基酒(MOTOZAKE)」 + 地元産の旬なフルーツ ということで、日本酒カクテル提案の講演会で全国行脚されているそう。
日本酒に馴染みの無い若い人たちや海外の人たちにも、日本酒カクテルを入門窓口とし、日本酒に親しみを持ってもらうことで、日本酒を広めていきたいというようなお話をされていました。
なるほど。
しかし、この酒道場に集まった人たちは日本酒初心者ではなく日本酒の猛者ばかりであった。
日本酒カクテルがどう受け止められ理解されるのか? 最初は興味が湧きました。
第二部は、大宴会です。 講演会が終わり10分間の休憩時間の間に宴会準備がされる。

食事は、コース料理ではなくてビュッフェ形式でした。 正直、早い者勝ちです。
日本酒はたくさんあります。 熱燗の準備もされていた。

大吟醸、純米吟醸、夏酒、発泡系のお酒など蔵元自慢のお酒が飲み放題。
そして、こちらが日本酒カクテルのベースとなる基酒(MOTOZAKE)。

基酒(MOTOZAKE)を提供してる蔵元は、まだ少なくて全国に10数箇所くらいでしょうか?
普通の日本酒と何が違うのかはよく分かりません。 ラベルとか瓶はお洒落でカクテル風。
社長いわく、この基酒(MOTOZAKE)あまり売れてないそうです。 これから広まるのかな?
そして、このような地元産のフルーツがずらり。

オレンジ、メロン、ブルーベリー、スイカ、トマトまで。
グレープフルーツ、キィウィ、パイナッブルとか。

これらが日本酒とコラボしてカクテルになるというのか?
さて、いよいよ準備が整いまして大宴会の開始です。

乾杯酒は、日本酒に「
サキニック」というトニックウォーターを1:1で混ぜたものにオレンジが一切れ入っています。 これは爽やかでとても美味しかったです。
結果からいうと、日本酒カクテルの中でこの日一番美味しかったのがこの乾杯酒でした。
続いては、キィウィと氷をミキサーで混ぜて砕いてから・・

日本酒と合わせます。
キィウィと日本酒のカクテル(写真右端)は何か全く異質の飲み物になってしまいましたね。

ワイングラスに入ってるのはしゅわしゅわ発泡系の日本酒です。 これで口の中を清める。
スイカと日本酒のカクテルも頂いてみました。 ストローで飲む日本酒カクテル。

味は水っぽい感じ。 果肉がストローに引っ掛かりうまく飲めませんでした。
日本酒カクテルはテーブルに置いたままなかなか進まない。

それに、そもそもカクテルは食事と合わない。
こちらは、なんと日本酒とお茶とのカクテル用に研究開発されたという専用の急須。

バーテンダーがシェイクしやすいように緻密に計算され作られているらしい。
カクテル急須に茶葉と氷、そして日本酒を入れて・・・
シェイク!
湯呑み茶碗ではなくて、お洒落なショートグラスに注いで
日本酒とお茶のカクテルの出来上がりです。

ほどよい苦み。 ざらざらとした茶葉の舌触り。 これもまぁ美味しかったです。 飲めます。
と、お遊びはこのへんまでにして・・
やはり、ここは酒道場。 普通に日本酒を飲みたいところだろう。

宴会の終盤では、純米大吟醸や純米吟醸酒を冷やや熱燗で繰り返し頂きました。
今の季節だと夏の純米酒も気になりますね。

やはり、日本酒はそのままで飲むのが一番美味しいわ。 これが結論。
大宴会の最後には僅か5名様に景品が当たるくじの抽選会。
過去2回入門の酒道場では大当たりでしたが、今回は残念ながら何も当たりませんでした。
Posted at 2016/06/30 21:46:23 | |
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日本酒 | 日記