L15A　ハイコンプヘッドチューンのログデータから

携帯画像なのでわかりにくいんで、線ひっぱってみました。

横軸は時間ですね。　縦軸回転数。
この傾斜が急になるほど、加速度が高い（パワーがある）ということになります。
これは3速のデータでほぼ平地ですね。

このデータで判るのは4500rpmから傾斜が急になってますね。
そこから7000rpmまでほぼ傾斜が一定で加速してるのがわかると思います。
速度が高くなればなるほど、転がり抵抗や空気抵抗が大きくなるので、通常は傾斜が緩やかになっていくんですけどね。

GD3のV-Tec（休止バルブ）は2000rpmちょいでONになるんで、Vtecらしさというのは無いのだけど。

4500rpmから加速感が出てくるのはけっこうHONDAエンジンらしさが出たと言えそうですね。

レブ超えてもずっと加速していく感じは、かなり気持ち良いです！

赤丸部分はGD3のレブ、6500rpmを超えた領域です。
アルティメイトの機能で、レブリミットを超えてもFuelカットにならないできっちり加速してくれています。

ハイコンプのみの場合は、通常はトルクだけが出て、高回転のパワーはそれほど変化しないことが多いです。
高回転ではヘッドチューンの効果が出たと言えるでしょうね。

純正ECUの最大トルク以降が非常に濃い状態にセットアップされているので、それ以降のパワーが期待できないのも有りますね。
それをきっちりと補正するだけでも、高回転の気持ちよさも出てきます。

エンジンというのは非常に正直なので、パワーの出るエンジンは沢山の燃料を欲しがります。
今回も適合していて、どんどん燃料を増やしていきました。

唯一、燃料の入らない領域は3500rpmだけでした。　そこがこのエンジンの谷と言えるでしょうね。
けど、一瞬で通り過ぎるので、パワーカーブ的にはほぼそれもわからない感じです。

その辺のさじ加減も適合の見せ所だったりします。

正直、純正のあまりにもやる気の無いカムのままでは高回転はあんまし期待できないと思ってたんですけどね。

ただ、GD3のポートもかなり燃費を意識してる感じだったんで、それを改善することで多少は良くなるのかなぁって思ってたんですけどね。

CR-Zも気合入れまくりましたが、ここまでうまくいけばいいなぁ・・・