戦前外地・日本鉄道旅行地図帳

最近 ネットサーフィンをしてましたら 偶然この様な本を見つけました


新潮社発行の累計150万部のベストセラーとなったという日本国内の全駅全線全廃線を扱ったという鉄道ファン必見の書 「日本鉄道旅行地図帳」シリーズの「歴史編成」番外編とのことです 扱うのは表題の通り 戦前の日本が植民地としていた「外地」の樺太 台湾 朝鮮 満州（満州国が独立国家であったか 日本の傀儡国家で実質的な植民地であったかは歴史家の意見の別れる所ですが）です


私自身は熱心な鉄道ファンという訳ではありませんでしたが 熱心な日本史ファン（特に戦前の近代史）であり なおかつ中古良品の安価というのもあり 知的好奇心を刺激されて迷わず購入しました


外地というとどうしても 軍事的拠点だとか 植民地支配だったりの論争に目が行きがちですが そこに移住して暮らして居た日本人はごく普通の人達でそれこそ無数に居た訳です


彼らの息づいた生活の場 もしくは故郷としての「外地」を見る上では非常に貴重で興味深い内容でした それこそ現在の日本地図を見て旅行に出かけたりするのと 同じ感覚ですから 当時の日本人の感覚をタイムスリップして味わえた様な気分になります


別冊で復刻時刻表もあるらしく そちらも出来れば早く手に入れたいものです