
多くのファン一同、勇士達、関係各位に見送られ、惜しまれつつも表舞台より去って行かれた乃木坂46創成期の偉大なる軍神・橋本奈々未氏。
一度、大スターとしての絶大なる地位・名声を確立し、他者から持てはやされたならば、其を手放したくなくなるのが人の性(さが)というものであります。しかしながら氏は、全ての未練を絶ち切り(そもそも未練等無かったのかもしれませんが)、家計援助の目的を達成したということから潔い去り際を魅せました。
其の御心は、「私は過去のものとなりつつある。又其を望んで居る」と、公式ブログ上でも述べられた御言葉にも察するに余りあります。
ついぞ共に同じ戦陣に立つことの無かった後輩である3期生達。卒業発表(2016年10月20日)から卒業ライブ(2017年2月20日)迄の間、橋本氏はまるで自らを消し去るが如く、握手会やクリスマスライブ、紅白歌合戦等を除く表舞台からの活動を徐々に少なくして居りました。一方では新進気鋭の後進に道を譲るという形をとりたかったのかもしれません。
ー2017年2月20日(月)午後22時過ぎ。乃木坂46 5th birthday live 初日終了後のさいたまスーパーアリーナ控え室…。
橋本氏「さて、此で我が役目は果たされた。最後のゴンドラで天井に吸い込まれる演出、なかなか粋であったな…。最後迄声援を下さったファンの方々には頭も上がらんワイ…。」
※天井に吸い込まれる橋本氏を乗せたゴンドラ。涙の終幕。
※長年苦楽を共にした戦友達との集い。同期の桜たる1期生と後輩の2期生を交えた記念撮影。
3期生新兵一同「橋本さん、お疲れ様でありました!」
橋本氏「おお、3期生の皆か!出迎えご苦労!」
3期生「終始、圧倒的でありました!」「我々も及ばずながらご一緒させて頂きたかったものであります!」「しかしながら、偉大な先輩方の間に入るなど何とも恐れ多く…!力不足が口惜しいです…!(涙)」
橋本氏「まぁ、そう泣くな。焦らずとも明日21日の2日目は諸君らの初陣であろう?明後日もあるではないか?」
3期生「ハイ!そうであります!」
橋本氏「ならば良いではないか。今日迄で乃木坂の第1幕が終わる。ある意味で旧色とは混ざらない方が良かったかもしれん。明日からの第2幕は君らの時代だ。君らの純真無垢な色を、私無き後の乃木坂46の色を、新たに付けて行ってくれたまえ。」
「私が最後に出来るのは君達に背中を見せること。我々を支えて下さるファンの方々、運営スタッフの皆さま方への感謝。そして今日涙した先輩方、乃木坂魂の発露!光輝ある伝統の継承!忘れるでないぞ!」
3期生「ハイ!乃木坂46の名に恥じぬ様に精一杯頑張ります!」
橋本氏「よし!其でこそ私の見込んだ3期生だ!後を頼んだぞ!」
「1期生、2期生の皆!今まで世話になったな!礼を言うぞ!そしてまいやん、我が生涯の盟友として、皆のことを任せたぞ!」
白石氏(まいやん)「ウム、任せてくれ!ななみん(橋本氏)もいつまでも泣くでないぞ!」
橋本氏「そっちこそ!泣いておるではないか?(笑)」
インフルエンサー(影響者)としての橋本氏。卒業後の乃木坂46の未来を残れる勇士達に託し、新しい道へ旅立たれたのでありました。
橋本氏「外は暴風に氷雨か…。ファンの方々の慟哭であろうか?無事の帰宅を願うしかあるまい…。」
此の時の噛み締めた感動を3期生が1人、久保史緒里(くぼしおり)氏はブログ上に以下の様に記して居ります。
2016年のデビュー直後の久保氏、15歳。
自信に満ち溢れ、立派に成長された現在の久保氏、19歳。
※以下、引用抜粋(原文ママ・一部改行、著書注訳アリ)
そして、昨日
バースデーライブ初日(※2017年2月20日)
橋本奈々未さんの卒業コンサートがありました。
橋本奈々未さんは、プリンシパルにも足を運んでくださいました。
いつも、笑顔で
『おはよう!』
と言ってくださり、とても嬉しかったです。
ライブのとき、橋本さん、
そして、橋本さんを囲む先輩方の姿を見ていて、
私たちが目指すべき場所は
本当に高いところにある
改めてそう思いました。
ですが、私たちは見上げているだけではダメです
いち早く、追いつかなくてはなりません。
何と言っても
私たちは
乃木坂46。
先輩方のような輝きを私も
手に入れたいです。
ファンではないんです。
同じ、乃木坂46。
まだ私は一緒にステージに立てる立場ではないけれど
その日を目標に、
努力。努力。努力。
私の好きな言葉です。
そして...
今日(※翌21日、乃木坂46第2章、新体制初日とされる)。ありがたいことに
3期生も同じステージに立たせていただきました。
ファンの方、
裏で『大丈夫、大丈夫』と
声をかけてくださる先輩方、
本当に優しくて涙がこみ上げて来ました。
私たちのステージをみてくださり、
本当にありがとうございました。
初めて見た景色は、とても綺麗で、
私はいつか、先輩方と一緒にあの場所に立ちたい
そう強く思いました。
大きなこと言ってごめんなさい。
でも、この目標のために本気で頑張ります。
※引用終わり。
プリンシパルの時に久保氏と一緒に居られた阪口珠美(さかぐちたまみ)氏は以下の様に記して居ります。
2016年加入直後の阪口氏、15歳。
現在の阪口氏、18歳。
※以下引用文
橋本奈々未さんお疲れ様でした。
3期生として加入してから先輩方との初対面以来、
なかなか橋本さんにお会いできなくて、
あれは幻?みたいな感じでした。
そんな橋本さんが
3期生のプリンシパルにわざわざ来て下さり
温かいお言葉をくれてその優しさとオーラに改めて
衝撃を受けました。
Liveリハの時、久保&阪口の横を通って優しくご挨拶してくれて!この時浴びさせてもらったあのキラキラキラ〜ってオーラを自分も早く醸し出せるようになりたいと思いました。
頑張って橋本さんの登った坂道をのぼりたい。
少ししかお会い出来なかったけど、3期生にとって大きな存在でした。
たくさんたくさんありがとうございました!
♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+o♡o+:;;;:+
乃木坂46 5th YEAR BIRTHDAY LIVE
昨日出演させていただきました。
お見立て会、プリンシパルに続きこのような
大きな会場でしかも先輩方と同じステージに立たせていただいた経験、
そして今のこの強い気持ちをいつまでも忘れずに駆け上がって行きます。
PS.中学生だから先輩方と乃木坂の詩歌えなかった事、もう本当にショックでショックで悔しくて悲しかったです(法令上22時近く迄は参加出来なかったとされる)。
|ω・`)
さつまいもカラー紫黄色のサイリウム見つけました!!(阪口氏のサイリウムカラーのこと)
ありがとうございました(´-`).。oO(♡
※以上引用終わり。
プリンシパル公演の時に橋本氏のサプライズ観閲と、敢闘賞を賜った向井葉月(むかいはづき)氏は、以下の様に述べて居ります。
2016年加入直後の向井氏、16歳。
現在の向井氏、20歳。
※以下、引用文
こんにちは!向井葉月でふ!(長)
いつも付ける(長)は今日のブログは長いよ〜っていうお知らせです!
ハルジオン(15枚目シングルの名前)の衣装、とても嬉しかった♡
衣装を着ると気持ちが奮い立たされ、今のままじゃいけない!
よし、頑張らないと!
って思います。
橋本さん、卒業おめでとうございます。
橋本さんのような乃木坂にとって絶対的な存在となれるよう頑張って生きたいです。
橋本さんの穴を埋められるように3期生12人で頑張っていきます。
5年半、本当にお疲れ様でした。
(中略)
バースデーライブ2日間参加させていただきました!ありがとうございました!
今まで客席から見てきたものを今度はステージから、とても美しい景色を見させていただきました。
ステージを走り回り私のうちわ、タオルを持って
くださってる方たくさん見つけました。
遠くて見えなくても気持ちは伝わっています。
自分にも応援してくださる方がいるんだって心強かったです。
大きなステージだから遠くからでも葉月がいる!ってわかってもらえるように大きく踊りましたが、見つけられましたか?
もちろん、見つけられましたよね!笑
2日間本当にありがとうございました!
出る直前まで先輩方が励ましてくれて、本当に嬉しかった༼;´༎ຶ ༎ຶ༽
早く先輩方みたいにキラキラ輝く立派な人間になりたいんだっ!!
※引用終わり。
更に山下美月(やましたみづき)氏にとっても橋本氏は、鮮烈なる印象を与えたようであります。
2016年加入直後の山下氏、17歳。
現在の選抜組の代表格となった山下氏、21歳。
※以下引用文。
橋本奈々未さん
ご卒業おめでとうございます。
そして5年半、本当にお疲れ様でした。
お忙しい中、3人のプリンシパルを見に来てくださり温かいエールをありがとうございました。
3期生のことを妹のようだと言ってくださり、本当に嬉しかったです。
柔らかな物腰の中にも毅然とした魅力が輝いていて眩しかったです。
お会いできる機会は少なかったのですが、私にとって
橋本奈々未さんはこれからも目標であり、ずっと憧れの存在です。
そして乃木坂46、5周年おめでとうございます!
BIRTHDAY LIVEには21日、22日の2日間出演させていただきました。
素晴らしい経験をさせていただき、ありがとうございます。
先輩方が築きあげてきた大舞台。
頭の中で色々な想いが交差して、ステージに上がるのが怖かったです。
震えが止まらず足がすくみました。
直前まで先輩方は力強く励まし、優しく背中を押して送り出してくださいました。
無我夢中で飛び出していったステージからの景色。
緊張で頭が真っ白になってしまったけれど
私の名前のタオル、うちわ、青と黄色のサイリウムを持って応援してくださる方が見えて胸が一杯になりました。
コメント(※公式ブログに対するファン一同のコメントのこと)も毎回全部読ませていただき、元気をいただいております。
不安やプレッシャーに押し潰されそうになることもあるけれど
いつも支えてくださるスタッフさん方
恰好いい背中を見せてくださる先輩方
そして、沢山の温かい応援をしてくださるファンの皆様
多くの方々に背中を押してもらって、前を向くことができます。
まだ羽も生え揃わない未熟な私を支えてくださり
本当に本当にありがとうございます。
乃木坂46のオーディションがあると聞いた時、
これが最後のチャンスだ。
駄目だったらもう諦めよう。
と思いました。
自分自身で未来を変えたい。
その想いで1歩を踏み出しました。
今までの人生で経験したことのない高い壁に何度もぶつかっています。
辛くて挫けそうになって逃げたくなることもあるけれど
でも自分の選んだ道を後悔したくないです。
これからも数え切れない沢山の壁にぶつかっていくと思いますが、成長するチャンスだと捉え頑張ります。
立ち止まらず、つねに目標を高くもち、自分の限界以上のことを追い求め日々精進します。
そしていつか先輩方のように大きな羽をつけた山下美月をお見せしたいと強く思います。
伝えられない想いもあるけれど
これからの自分の努力で示していきます。
皆さんと一緒に坂を登っていきたいです。
不器用な私ですが全力で頑張りますので、これからもよろしくお願いいたします。
うまくまとめることが出来ずすみません......
※引用終わり。
奮闘努力の末に後年山下氏は、橋本氏が最後の表紙を飾り、1年10ヶ月のモデルとしての勤めを果たされた一流ファッション誌「CanCam」に於いて大抜擢を受け、ちょうど橋本氏卒業から2年後表紙を飾る栄誉を授かったのであります。
2017年3月号の橋本氏卒業記念号。
山下氏が初表紙を飾った2019年3月号。
偉大なる軍神・先輩の如き大きな羽を身に付けられた威風堂々たる山下氏。2020年3月号。
続く