JTの自動販売機事業をサントリーが買収

JT（日本たばこ産業）が飲料の販売を開始したのは1988年。
喫煙者数が減ることを見越して他業種への参入となりました。

そして2015年2月、飲料事業からの撤退が発表されました。
2014年は飲料事業の赤字が20億円とも言われてました。
商品サイクルが早い飲料業界で付いていけなくなってしまったんです。

ここで気になっていたのは自販機とブランド。

JTが持っていた自販機は、飲料業から徹底となればすべて手放します。
さらに「Ｒｏｏｔｓ」や「桃の天然水」というブランドも消えてしまうわけです。

これに手を挙げたのはサントリー。
自販機事業をすべて買い取りました。
費用は1500億円。
これで「Ｒｏｏｔｓ」や「桃の天然水」はサントリーから販売されることになったわけです。

JTが持っていた自販機26万台はサントリーのものとなりました。
サントリーが持っている自販機49万台。
併せて75万台。
首位の日本コカ・コーラは83万台と言われていますので一気に肉薄。

飲料事業の競争は激化しそうです。