南米旅行6日目。
この日は午後2時まで自由行動。
その後、列車、バスを乗り継ぎクスコに戻ります。
自由行動はマチュピチュ村観光を楽しみます♪
マチュピチュ遺跡の玄関口であるマチュピチュ村の正式名称は、
アグアス・カリエンテス。
でもマチュピチュ村の方が分かりやすいですね。
マチュピチュ村の初代村長は
日本人の野内与吉であることは有名な話です。
1917年21歳で移民としてペルーに渡った野内与吉は
マチュピチュ集落の発展のために尽力し、
1935年に集落初のホテルを建設しています。
1911年にマチュピチュ遺跡が発見されていたことから
観光施設の整備が村が発展する鍵になると
その時から予測していたのかも知れませんね。
それらの功績が認められ
集落の最高責任者である行政官に任命され、
1948年、集落が村に昇格した際には、
初代村長に任命されています。
マチュピチュ村の発展の基礎を築いたとも言える
初代村長の野内与吉、
日本人として誇らしく思えます(^^)
そういう日本との繋がりのあるマチュピチュ村、
散策していてもどこか親近感が♪
マチュピチュ村散策に出る前に
ホテルで朝食♪
相変わらず素晴らしいロケーション!
散策と長時間の移動に備え、
今朝もガッツリ頂きます!
ホテル前の通り。

狭い場所にホテルやレストラン、お土産屋さん
マッサージ店などが密集しており、
この雑踏感、雑然感がたまりません(^^)
マッサージ店が多い事にビックリしましたが、
マチュピチュ遺跡観光で疲れた人が利用しているようです。
同じツアーの女性達はマッサージ店をハシゴしてました(笑)
位置的には村のほぼ中心部の写真↓
真ん中の川はアグアス・カリエンテス川。
川を挟んで左右にホテル、レストラン、お土産屋さんなどが密集しています。
左の通りには道路に沿って長蛇の列が。

この列、
マチュピチュ遺跡行きのバスに乗るための列です。
この日もたくさんの人がマチュピチュ遺跡を目指します。
バスは写真奥の方へ進み、
そして左側の急斜面のつづら折りの道を上り、
マチュピチュ遺跡へ。

アグアス・カリエンテス川は
直ぐにウルバンバ川と合流し、
マチュピチュ遺跡の尾根をグルッと囲むように流れた後、
やがてアマゾナス川に名前を変え、
悠久の旅を経てアマゾン川の一滴として
大西洋にたどり着きます。
ちなみに写真左先は
ペルーレインのマチュピチュ駅になります。
お土産屋通り。
無数のお土産屋さんが軒を並べています。
時々、店員がいないお店が(@@)
ちょっと外しているのでしょうが、
これって治安が良い証拠でしょうね。
警察官もにこやかで犬と遊んだりしていました。
リマ郊外やナスカ方面の
お客さんが来たときだけ警備員が門を開けるという
ピリピリした雰囲気とはまるで違って
どこか穏やかな空気が感じられます。
街も清掃スタッフが頻繁に行き来しているため
ゴミひとつ落ちておらず綺麗です。
きっとマチュピチュ遺跡の観光客で潤っているからでしょうね。
その基礎を作った初代村長の野内与吉、
素晴らしい人です。
ただ、前々回のブログで書いた、
今のままでは観光客の重みでマチュピチュ遺跡が崩れていくという問題。
それを防ぐために
厳しい入場制限がなされるようになると
マチュピチュ村は間違い無く大打撃を受けるでしょう。
マチュピチュ遺跡が守られ、
引き続き多くの人が遺跡を見ることが出来て、
村が今までどおり繁栄することの出来る対策が実現することを願いたいと思います。
そうこうしているうちにお昼に。
お昼は「インディオ・フェリス」へ。

このお姉さんがいたから
このお店に決めたのではありません(笑)

妻が行きたかったお店だったからです。
人気のお店なんだとか。
インカの雰囲気ムンムンの店内。
この時点で入って良かったと思えます!
何はともあれ、
先ずはワイン♪♪
私も妻もコース料理を注文。
このコースは
○ 前菜又はスープ
○ メインディッシュ
○ デザート
が、それぞれ5~12種類の中から選べるのが嬉しいです。
しかも何と日本語のメニュー表が出てきました(笑)
余程日本人に人気の店なのでしょうね。
スープ。
これだけでお腹いっぱいになりそう。
まろやかでとても美味しいスープ♪
メインディッシュの牛ヒレ肉の串焼き。

柔らかく美味しいヒレ肉♪
かなり食べ応えのある量でした。
妻のメインディッシュ、ニジマスのムニエル。
美味しいのですが量が多すぎて
妻は半分近く残していました(^^;
そのほかにもパンとフライドポテトが出てきますが、
お腹いっぱい過ぎて手を付けることが出来ませんでした。
この後のデザートも全部食べきれず・・・
未だに悔やまれます(笑)
ここのお店に行くときは
お腹を空かして行くことをお勧めします(笑)
昼食の後はすぐ近くにある名所アルマス広場へ。

広場にはインカ帝国第9代皇帝パチャクテクの銅像が。
この広場も観光客で賑わっていました。

暑くなってきたので、
広場横にある教会の中で休ませてもらいました。
村の至るところで見掛けるカエルのゴミ箱。
ペルーの街角でゴミ箱を見たのは
マチュピチュ村だけでした。
こうやって至るところで犬がまったりしています(笑)
のんびりし過ぎていて、
踏まれやしないかと、こちらが心配に(^^;
時間になったのでマチュピチュ駅へ。
帰りたくなーい(涙)
残念ながらペルーレインに乗って戻ります。
ペルーレインの車内でパチリ。

ペルーレインの屋根はガラス張りになっていて、
とても開放的です。
ペルーレインは荷物の大きさ制限があり、
3辺の和が157㎝以内のバッグ類しか持ち込めません。
そのため大型のスーツケースはクスコに置いてきました。
車窓から見えるウルバンバ川。
左が上流です。
列車は上流に向かって走っています。
アンデスの渓谷を見ながらの列車旅もナイスです♪
オリャンタイタンボ駅に到着。
まさにアンデスの駅ですね。
もう2度と乗ることがないと思うと
無性に悲しくなってくるワタシ(^^;
オリャンタイタンボ駅からクスコへはバス。
道が狭いので中型バスになります。
あのデコボコ道+峠道をまた戻るのかと思うと
気が重くなります(笑)
さっそくガタガタコトゴト(涙)
アクシデントその1
そして大変なアクシデントが起きました。
皆さんご期待のアクシデントその1、
食あたりです(笑)
バスが峠を走っているあたりから、
猛烈な腹痛が襲ってきました。
車酔いを心配していましたが、
それどころではありません(涙)
額からは脂汗がダラダラ流れ、
顔は腹痛に耐える苦悶の表情に・・・
そのため、
この後は写真も動画もありません。
痛みが限界に達する頃、
やっとクスコのホテルに到着。
そのままロビーのトイレへダッシュ!
標高3400mのクスコでは
走ると高山病になるので絶対に走らないようにとの
添乗員の注意なんて聞いてられません(笑)
その夜は結局トイレに何度も行き、
何も食べることが出来ず、
朝まで腹痛との闘いで眠ることも出来ませんでした。

お酒大好きなワタシが、
この夜はビールもワインも一滴も飲めなかった
ことからもダメージの大きさが想像いただけるかと。
クスコの夜は、
民族音楽を聴くディナーショーの
ツアーオプションを申し込んでいたのに、
それにも行けませんでした(涙)
(悔しいことに前払いです/笑)
こういう事があるのでセイロガンは必要ですね。

妻やほかのツアー客は異常がなく、
私だけが食あたりとは・・・
ということは私だけが食べたものが原因です。
考えられるのはマチュピチュ村の昼食のデザートの
アイスクリームと果物。
これに何らかの菌が付着していたとしか考えれません。
驚くことに、
日本に戻った2日後、
ペルーで食あたりがたくさん発生したと
テレビニュースが報じていたことを妻から聞かされました。
私もそのひとりだったのですね(笑)
この食あたりによるダメージは深刻で、
翌日の私は死人のようでした。
日本だったら入院して点滴を受けていたかもです。
翌日は観光は無く移動だけだったことは幸いでした。
しかし、歩くこともままならないほどフラフラで、
リマ空港で妻に
「先に日本に帰って良い?」
と言ったほど本当にしんどかったです(涙)
その妻は、
「お店を見てくるね」
と言って、ベンチで動けない私を残したまま
お店回りを楽しんでいました(^^;
これ以上のパワースポットは無いと思える
マチュピチュに行ったのに、
愛は蘇っていませんでした(笑)
そんな私を心配した他のツアー客の人達から
「梅干しをどうぞ」
と色々差し入れてもらったのは嬉しかったです(^^)
旅は道連れ世は情けですね。
ところで、
食中りによる下痢で、
何度もトイレに行きましたが、
今回の旅行はこれを持参していて助かりました。
携帯シャワートイレです(笑)
私が持って行ったのはこちらの商品
みん友さんの
モトじいさんが
海外旅行で使われていることを知り、
さっそく真似してみました。
これがなければ私のお尻はすり切れて
旅行どころではなくなっていたでしょう(笑)
モトじいさんに感謝です(^^)
アクシデントその2
もうひとつのアクシデントは
首にかける貴重品ポーチの紛失です。
マチュピチュ村に到着した夜、
貴重品ポーチが無いことに気が付きました。
もしかするとクスコに置いてきたスーツケースに
入れてあるかもと思って、
クスコに戻ったこの夜、
トイレを往復しながら(笑)
必死にスーツケースの中を探してみました。
ところがありません。
となれば、
どこかで落としてしまったことは間違いありません。
貴重品ポーチには、
いつもは命の次に大切なパスポートを入れています。
そのパスポートを外国で無くしたら大変なことになります。
しかし、クスコからマチュピチュ村に向かう時は、
貴重品ポーチからパスポートをいちいち取り出すのが面倒で、
たまたまショルダーバッグに入れていたのです。
パスポートが無事だったのは不幸中の幸い
としか言いようがありません。
今思い出しても冷や汗が出ます。
貴重品ポーチに入れていたのはカードだけでした。
そのカードの紛失届けは、
トイレを往復しながら(笑)
電話でカード会社に連絡しました。
幸いなことに悪用はされておらずホッ(^^)
首に掛けていた貴重品ポーチが無くなる原因として考えられるのは、
ポーチの紐が切れたことです。
というより、それ意外考えられません。
貴重品ポーチの紐が切れたとの
レビューを見たことがありますが、
まさか自分のポーチの紐が切れるなんて。
過信は禁物ですね。
そんな大変な1日でした(笑)
明日は、
食あたりでゾンビのようになりながらも、
ペルーからブラジルのイグアスに1日かけて移動します。
南米旅行その8に続く
南米旅行その1 1日目:出発の日@羽田から成田までレクサスのタクシーで移動
南米旅行その2 2日目@儚いハーレムの夢+リマからナスカへ10時間のバス移動
南米旅行その3 3日目@ナスカの地上絵を空から見る
南米旅行その4 4日目@リマ→クスコ→オリャイタイタンボ→マチュピチュ村へ飛行機、バス、列車で移動
南米旅行その5 5日目・午前 @ ついに辿り着いた謎の天空遺跡「マチュピチュ」
南米旅行その6 5日目午後 @ 天空の都市マチュピチュ
Posted at 2019/11/03 15:57:28 | |
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