パンクしたランフラットタイヤは
修理出来ない?
そんなことはありません。
ところが
ひと月半前、某黄帽店で
「ランフラットタイヤのパンク修理はできません。
新品に交換するしかありませんね。」
と面と向かって言われました。
何でこんな会話があったかと言うと
愛車のランフラットタイヤに
ネジ釘が刺さってしまったのです(涙)
それは休みの日のお昼のことです。
買い物に行くために愛車のエンジンをかけたら
メーターパネルに
「タイヤ空気圧不足 点検してください」
との警告メッセージが出ました。

警告にしたがって、
パネルが示した右後輪を見てみたら、
トレッドのど真ん中に
見事にネジ釘が刺さっているではないですか(@@)

前日、高速道を走ったときに刺さったのかもしれません。
空気圧を計測してみたら
標準空気圧240Kpaのところ140Kpaに低下していました。
釘を引っこ抜くと空気が抜けてしまうので、
釘は取りあえずそのままにして
空気を240Kpaまで充填して某黄帽店に走りました。
某黄帽店に着いた時の空気圧は
幸いにも240Kpaのまま。
ところで
ランフラットタイヤで言う
空気が抜けた状態でのランフラット走行、
つまりパンクした状態での走行は
空気圧70Kpa以下での走行を言います。
70Kpa以下の空気圧で走行した場合に
ランフラットタイヤはその性能を発揮するように作られています。
つまり
パンクした時は
強化されたサイドウォールが
タイヤがペチャンコになることを防いでくれます。
しかし、
空気圧70Kpa以下のランフラット走行は
強化されたサイドウォールであっても
損傷することは免れず、
最後は走行不能になります。
そのため
パンクしてからのランフラット走行は
スカイラインの場合は
時速80kmであれば150kmまでとされています。
ランフラットタイヤと言えども
パンクした状態で走ると
徐々にサイドウォールが損傷していく訳です。
(サイドウォールの損傷は
バーストに繋がる大変危険なものです。
↓この時に勉強させていただきました。
ピンチカットを巡りディーラー・メーカーとバトル中
今年はタイヤのトラブルが多い/笑)
そのため
パンクして1度でもランフラット走行したランフラットタイヤは
タイヤの命である
サイドウォールが損傷してしまっているので
修理が出来ず
最早交換するしかない訳です。
しかし、
それはあくまでもランフラット走行した場合の話です。
ランフラットタイヤであっても
次の条件が揃えばパンクの修理が可能です。
○ ランフラット走行していない
○ トレッドのパンクである
○ パンクの傷の形状が単純である
○ 釘が刺さった程度の小さな傷である
○ コードを損傷していない
○ 内面修理を必要としない(外面修理OK)
ワタシの場合、
コードの損傷は見えないので分からないものの、
そのほかの条件は満たしているので
外面修理で済むはず。
だから某黄帽店の店員さんのように
「ランフラットタイヤのパンクは修理出来ません」
と一概に決めつけるのは間違いです。
ただ
もしもその店員さんが
パンク修理は内面修理が原則
との立場からそのようにお答えされたのであれば
修理出来ないのは当然のことになります。
内面修理をするには
タイヤをホイールから外さなければなりません。
ランフラットタイヤをホイールから外すときは、
ビート部分に強烈な力を加えるため
外す行程でタイヤが損傷してしまいます。
そのため
ホイールから一度外したランフラットタイヤは
二度と使用してはいけないとしているメーカーもあるほどです。
普通のタイヤならホイールから外して内面修理できるけど
ランフラットタイヤは外すこと自体が使用不能になる、
だから新品に交換するしかない、
と店員さんは考えたのかもしれません。
ランフラットタイヤって
安心感はあるのだけど
つくづく扱いにくいタイヤだこと・・・(笑)
ちなみに
ディーラーに行かなかったのは
「パンクしたランフラットタイヤは交換になります」
との形どおりの対応しか想像出来なかったから(笑)
仮にディーラーで新品に交換すれば
市販の倍近い価格で買わされます(笑)
話は戻って、
もしかすると
黄帽店なら修理をしてくれるかも
と思って行ったのですが結局ダメでした。
となれば
後は自分でするしかありません(笑)
それはそれで楽しい♪
そのまま某黄帽店でパンク修理キットを購入。
購入したのはこちらの商品。
自分でランフラットタイヤのパンク修理をする場合、
間違ってもガス注入式のキットで修理してはいけません。
空気圧センサーをダメにします。
帰宅時の空気圧は出かける前と同じ240Kpa。
ネジ釘がしっかり穴を塞いでいるようです(笑)
それでは人生2回目のパンク修理の開始!
釘を抜きます。
抜いた後の穴(^^;
これが刺さっていました。
長さは約21mm
太さは3.9mm。
ギリギリのところで
エーモンのパンク修理キットで修理可能です。
後はエーモンのパンク修理キットの
説明書の手順に従って作業を進めるだけです。
セメダインを塗ったガイドパイプを差し込んで

本体だけを抜いて
ガイドパイプはタイヤに差し込んだままにしておきます。

このプラグをガイドパイプに入れます。
外紙が巻いてあるのでそれを外してから入れます。
ガイドパイプに入れたプラグ。
本体をガイドパイプに接続して
こじりながらガイドパイプを抜きます。
すると
ガイドパイプだけがタイヤから抜けて
プラグはタイヤに残ります。
タイヤからはみ出した部分を切り取ります。
しばらく時間を置いてから空気を充填。
0から240Kpaに。
これでランフラットタイヤの
パンク補修終了です(^^)
パンク修理では
電動空気入れ
があってとても助かりました。
購入してひと月後にパンク補修で大活躍♪
パンク修理から早ひと月半。
現状は高速走行でも問題なし。
修理はうまくいったようです\(^▽^)/
それにしても
ランフラットタイヤって
安心感はあるのだけど
つくづく扱いにくいタイヤだこと・・・(笑)
Posted at 2019/12/11 23:06:14 | |
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