
<スミツキトノサマダイyg、ミスジチョウチョウウオyg他@子浦港外>
2016/10/09-10
伊豆半島周遊シュノーケリング行の最終日。
西伊豆の子浦港の外、子浦日和山遊歩道(こうらひよりやま)の途中にあるポイントのまとめです。
黒潮の分流が最初に伊豆半島にぶつかるのが子浦です。その後、中木、ヒリゾ浜へと流れてゆきます。
今回訪れた子浦港外のポイントは、私も去年教えていただいた知る人ぞ知る本当の穴場です。
子浦の港の一番奥から、遊歩道という名の断崖絶壁の山道を1kmほど歩くか、SUPやカヌーで海路を行かねばたどり着けません。
それでも行く価値があるのは、10mを超えるミドリイシの大群生があるためです。
2010年まではヒリゾ浜にも同規模の群生があったのですが、巨大台風で壊滅してしまいました。今でも見られるのは、ここ子浦の他には妻良や田子のダイビングポイントぐらいでしょうか…
盛夏はそうでもありませんが、9〜11月にはサンゴにつくチョウチョウウオ系のygがたくさん見られます。
チョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、フウライチョウチョウウオ、アケボノチョウチョウウオなどの通常種以外にも、トノサマダイ、スミツキトノサマダイ、ミスジチョウチョウウオ、ヤリカタギ、フタスジリュウキュウスズメダイなど、南方系のちょっとめずらしい幼魚がたくさん見られます。
サンゴ群生以外にも、ヒリゾ浜に準ずるダイナミックな地形と魚影があります。
場 所:子浦港外・南伊豆
日 時:161010 11:00〜13:00
天 候:曇り
気 温:21℃
水 温:22℃
波 高:無し
風 :東北東
透明度:10〜20m
風向き:東北風が望ましい
透明度:良好
魚 影:相当濃い
地 形:崖・岩場
上級者向け
交 通:伊豆急・伊豆急下田駅からバスで45分
駐車場:有り
トイレ:公衆トイレ有り
海の家:なし
撮 影:水中:NIKON 1 J4 + 1 NIKKOR 18.5mm f/1.8 + WP-N3
INON UCL-165M67
陸上:NIKON D700
週末を利用して、伊豆半島をぐるっと巡るシュノーケリング行に出かけました。
初日の川奈港のまとめです。
天気予報によると、初日は強い南西風、翌日は東風に変わる予定に。
風裏を選んで、初日は東伊豆の川奈港から南伊豆の九十浜海水浴場。
中木の民宿、殿羽根さんで一泊して、翌日は西伊豆の子浦港外へ向かうことにしました。
最初に訪れた川奈港は、東伊豆にあってさらに北東に向いた港です。
南西風には特に強いのですが…透明度は若干低下中でした。
名物のアオウミガメにも会えなかったのですが、ミノカサゴやキジハタなどに会えました。
水中撮影:161009-10-02 ZEN=RA de 九十浜 & DOM=BANE Night&Day/伊豆半島周遊シュノーケリング行 の事
水中撮影:161009-10-01 曇天・川奈港/伊豆半島周遊シュノーケリング行 の事

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
ご参考まで。
アクセスは結構厳しいものがあります。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
子浦港の一番奥にある階段から、子浦日和山遊歩道(こうらひよりやま)がスタートします。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
港からすぐの角の祠。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
子授地蔵。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
子浦から300m。
山際を行く落居1.1kmの方角へ向かいます。
1.2kmの海沿いの迂回路は通行止めです。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
通行止めの手前まであえて行ってみました。鏡の鼻の展望台から海が見えます。
向かうポイントは、右に見えている岬、ころばせ地蔵のある地蔵鼻の向こう側です。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
二番目の子浦へ0.5kmと表示のある立て札から海方向へ崖を降ります。
よく見ると石が敷かれているのがわかると思いますが、相当な傾斜です。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
崖を降りると古い休憩所の跡があります。
ここから沖側へもうちょっと下る必要があります。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
崖の地層。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
ようやく到着。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
上を見るとこんな崖です。

<子浦日和山遊歩道@子浦港>
子浦港の巨大防波堤の間から外洋が見えます。
沖には不思議な岩が…座礁防止の人工の岩礁「こけし島」だそうです。

<@子浦港外>
早速入水。透明度良好!20mは見えています。

<ツノダシ他@子浦港外>
ツノダシもいました。

<ニセカンランハギyg他@子浦港外>
波打ち際の幼魚。
カゴカキダイyg、ニセカンランハギyg、ニザダイyg、チョウチョウウオyg、カミナリベラyg、アオブダイygといったところですね。

<ソラスズメダイyg他@子浦港外>
子浦港外といえばサンゴ。
浅瀬からたくさんあります。

<ハマサンゴ他@子浦港外>
ハマサンゴ系(フタマタハマサンゴ?)がボコッと小山になっています。

<ハマサンゴ他@子浦港外>
手前は板サンゴ系のセンベイサンゴかな?

<ミツボシクロスズメダイyg@子浦港外>
イソギンチャク畑も点在しています。

<ナンヨウツバメウオyg@子浦港外>
水面に漂うナンヨウツバメウオ。

<イセエビ@子浦港外>
穴を覗くとガシャガシャしています。

<ブダイ@子浦港外>
緑系なのでオスですね。
メスは赤っぽいです。

<コウイカ@子浦港外>
ソフトコーラルの谷にコウイカ。

<コウイカ@子浦港外>
サッと色が変わります。

<ツノダシ@子浦港外>
ツノ三連。

<ツノダシ@子浦港外>
良い配置。

<アカハタ@子浦港外>
大きなアカハタ。

<コノハミドリガイ@子浦港外>
ウミウシもいます。

<オトヒメエビ@子浦港外>
BARBER乙姫。

<スミツキトノサマダイyg他@子浦港外>
早速スミツキトノサマダイygが登場。
伊豆ではなかなか珍しいです。

<イバラカンザシ他@子浦港外>
イバラカンザシはそこそこ。

<エダミドリイシ他@子浦港外>
エダミドリイシの群生に到着。

<エダミドリイシ他@子浦港外>
長さ10m、幅5mほどの規模です。

<スミツキトノサマダイyg他@子浦港外>
ソラスズメダイの群れの他、サンゴの間をよく見ると、スミツキトノサマダイ、トノサマダイ、ヤリカタギなどチョウチョウウオの幼魚が集まっています。

<ヤリカタギyg他@子浦港外>
白黒のヤリカタギygと黄色に黒丸のトノサマダイyg。
どちらも伊豆ではなかなかお目にかかれません。

<トノサマダイyg他@子浦港外>
トノサマダイygとスミツキトノサマダイyg。
背中にぼんやりした水色の楕円があるのがスミツキです。

<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@子浦港外>
可愛いフタスジリュウキュウスズメダイyg。
こちらもまた珍しいです。

<トノサマダイyg他@子浦港外>
伊豆の象徴にして名脇役ソラスズメダイ。

<トノサマダイyg他@子浦港外>
そもそも、まずエダサンゴの群生がないと彼らは集まらないんですよね。

<ミスジチョウチョウウオyg他@子浦港外>
ミスジチョウチョウウオygとスミツキトノサマダイyg。
ミスジチョウもなかなかお目にかかれません。

<ミスジチョウチョウウオyg他@子浦港外>
ミナミギンポも現れました。

<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@子浦港外>
フタスジとスミツキ、トノサマ。

<トノサマダイyg他@子浦港外>
トノサマとスミツキは結構仲がいいようです。

<スミツキトノサマダイyg他@子浦港外>
よく見ると下の方にトゲチョウチョウウオygの背中も見えています。

<カゴカキダイ他@子浦港外>
カゴカキダイの群れも回遊してきます。

<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@子浦港外>
ここにも三種。

<ヤリカタギyg他@子浦港外>
チョウチョウウオの中で、ヤリカタギだけはちょっと特殊な形をしてます。

<ミスジチョウチョウウオyg他@子浦港外>
ミスジチョウは式根島でも見られなかった種類です。

<ヤリカタギyg他@子浦港外>
顔だけだしているトノサマと尻尾だけちらりと見えるミスジ。

<フタスジリュウキュウスズメダイyg他@子浦港外>
ヒリゾ浜で、たまーにミツボシクロスズメダイygの群れに紛れていることのある、フタスジリュウキュウスズメダイyg。
名前が長い!w

<フウライチョウチョウウオyg他@子浦港外>
ここでは逆に数が少ない、通常種のフウライチョウチョウウオygとトゲチョウチョウウオyg。

<フウライチョウチョウウオyg他@子浦港外>
割と仲良し。

<スミツキトノサマダイyg他@子浦港外>
良い光景です。

<スミツキトノサマダイyg他@子浦港外>
スミツキ、ミスジ、ヤリカタギ、フタスジが揃ったところで終了です。

<ころばせ地蔵@子浦港外>
ころばせ地蔵の岬からダイブするお子様たち。
カヌーでアクセスされたようです。

<中木港@南伊豆>
帰りに中木にちょっと寄りました。

<中木港@南伊豆>
密航者だ!

<中木港@南伊豆>
キンちゃんでしたっけ。

<中木港@南伊豆>
ナライの吹く黄昏の中木は世界で一番素敵な場所です。
名残惜しすぎますが撤収です。

<スイートハウスわかば@伊東>
伊豆半島を北上中、伊東の名店、わかばさんに寄りました。

<スイートハウスわかば@伊東>
伊豆最強と名高いスイーツのお店です。

<スイートハウスわかば@伊東>
ボリュームもスイート感も最高でした!

<スイートハウスわかば@伊東>
パンケーキ食べたい!パンケーキ食べたい!

<@伊東>
うぴょ!?
ということで終了です。
子浦港外はアクセスは中々に難儀ですが、エダミドリイシの群生と秋の季節回遊魚祭りは本当にオススメです。
上述のお子様のように、ボートやカヌーでアクセスするのも楽しそうですね。
水中撮影:161009-10-02 ZEN=RA de 九十浜 & DOM=BANE Night&Day/伊豆半島周遊シュノーケリング行 の事
水中撮影:161009-10-01 曇天川奈港/伊豆半島周遊シュノーケリング行 の事
Flickrアルバム:
161009-10 Snorkeling @ Port KAWANA
161009-10 Snorkeling @ Beach KUJYUPPAMA
161009-10 Snorkeling @ Port KOURA
ブログ:お出かけ 東伊豆・川奈港
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シュノーケリング@南伊豆・子浦港 | 旅行/地域
Posted at
2019/05/17 17:24:41