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D3_plusのブログ一覧

2016年06月22日 イイね!

カメラ:2016年のシュノーケリング用水中撮影用機材についての考察

OLYMPUS TG1ユーザーのシュノーケラーの方からのご相談がありました。

主にレスポンス、AF性能に不満があり、コンデジからのステップアップにミラーレスを検討中。比較機種はOLYMPUS E-PL7、SONY α6000、NIKON 1 J4に純正ハウジング、安価な社外ハウジングなど。

結論としては、シュノーケリング用途では、中途半端なレンズ交換式より、ハイエンドコンデジの方が向いている可能性が高い。AF性能とマクロ性能を考慮すると、具体的には、NIKON DLシリーズの発表を待つのが得策か。ということになりました。

以下抜粋です。



水中でのマクロ撮影について

既存のTGシリーズのスーパーマクロは最大撮影倍率が7倍近くあり、顕微鏡クラス。(一般的なマクロレンズが1倍)。
これとの比較は難しいが、PENの標準ズームの12-42mmも、最望遠の42mm(フルサイズ84mm)で0.46倍。ハーフマクロ(マクロレンズの半分の近接性能)並に寄れる良いレンズ。
一眼レフの最短撮影距離は、カメラ内部のセンサーからの距離なので、レンズ先端から5cmぐらいになる。水中ハウジングを考えるとこれが限度になる。

NIKON1の10-30PDは最大撮影倍率が0.55倍。感覚的にはマクロレンズは不要と思えるほど寄れる。水中ではなおさら。


以下、NIKON 1 J4+1 NIKKOR 10-30mm PDでの、ほぼトリミング無しの最接撮影サンプル。
サンゴなど静物以外ではこれ以上近づけない場合の方が多い。

20150801-DSC_1964.jpg

20150829-DSC_0095.jpg




AF性能とレスポンスについての考察

E-PL7は過去の同シリーズより相当良くなっているが、コントラストAF(センサーをAFと撮影で兼用している。コンデジ相当で遅い)のみ搭載。像面位相差AF(AF専用センサーがある。最速。)採用機との差は確実にある。
NIKON1とα6000、富士フィルム各種、オリンパスではE-M1だけが、ミラーレスで位相差AFを積んだ機種。

PL7はコントラストAFでは最速との評価だが、対NIKON 1では、レスポンス、特にAF性能はやや落ちる。ワンテンポラグを感じるが、実用上は全然問題ないレベルでもある。
TGシリーズからでは、感覚的にはレスポンスは二倍、画質は四倍。NIKON 1 J4比では画質は1.5倍ほど良好と思われる。


安い純正ハウジングがあるのはNIKON 1のJ4までの機種。評判の良いJ5用は未発売である。

OLYMPUSは総じて高価(5万円以上)。

α6000は激安中華ハウジングが17,000円である。
AFはNIKON 1と同等、画質は遥かに良い。本体はレンズキットで7万円前後。しかし激安中華ハウジングは肝心のマクロレンズが不可。

なお、PL7用ハウジングもマクロレンズが不可。PL6用は可能だった。3万円びメーカー改造で、マクロレンズポートに交換できるが、標準ズームで四隅が蹴られるという報告がある。

NIKON 1 J4は標準レンズキットが28,000円。純正ハウジングは過去2万円台まで下落したが、現在は38,000円。画質を考慮するとやや価格的に厳しいか。



NIKON 1 J4のAF性能と画質について

20160618-DSC_3213.jpg

サンプルのように、透明度が低く、海藻他の異物が多く、肉眼でも目視しがたい状況。ピントが合焦しづらいコンディション。
目標にピントを合わせるため、角度を変えたり、タイミングをずらしたりして、一瞬の間に何度もAFを起動。ピントが食いついたらシャッター連射で撮影するシチュエーション。

このような難しい状況で、J4のAF性能、像面位相差AFのレスポンスの速さと精確さには助けられる。ダメ元で適当に操作した場合でも、後で確認するとピントが合焦している画像が撮れている場合が多い。

他社のカメラと比較すると、数値的には小さな差だが、シュノーケリング、素潜りでの撮影という特異なシチュエーションでは、その積み重ねが大きな差になる。
しかし、タンク背負ってのスキューバダイビングでは、そこまでの速写性は求められないので、PL6やPL7など、コントラストAFでも大きなセンサーを持つ機種の方が良い結果が出るだろう。

実際、この画像はSS1/160、f/8.0、ISO400で撮影されているが、比較的低感度でありながら全体的にノイジーに感じられる。Lightroom上のRAW現像の際に、かすみの除去を行っているため、ノイズがより強調されていることもあるが、J4の限界とも言える。



比較検討機種のdxomarkスコア

82点 α6000
80点 D700
73点 E-M1
72点 E-PL7
65点 J5
53点 J4
30点くらい TG-1

TG-1は未記載であったので、OLYMPUS 1/2.3センサー採用機種を参考。

PL7は良好な数値。像面位相差AFの未搭載、純正ハウジングのマクロレンズ廃止が惜しい。

なお、この数値は、画質だけでなく画素数も加味される。
そのため、2400万画素のα6000が1200万画素のD700を超えるが、高感度耐性ではD700が2400、α6000は1300と、フルサイズの優位性はなおある。


NIKON 1のJ4とJ5の場合は、2割り増しの結果が出ている。
数値が全てではないが、実際、画像を比較しても、一目で分かる差があるように思える。高感度耐性はさほど変わらないが、低感度領域がぐっと底上げされている。J4は低感度からノイズが乗り、くすんだ印象があるが、J5では低感度から明瞭に感じられる。巷の噂では、画質に定評のあるソニー製裏面照射CMOSセンサーを採用しているとのこと。

この低感度領域(ISO160~400ぐらい)はシュノーケリングでも日常的に使う領域。撮影の大部分がそこに収まる。この差は印象に大きな差となる。ソニーセンサーのJ5 or DLの純正ハウジングの発表、またはセンサー採用のAW2の発表が待たれる。



比較検討機種のAF性能の私感

90点 α6000
90点 D700
90点 E-M1
60点 E-PL7
90点 J5
90点 J4
30点くらい TG-1

像面位相差AFとコントラストAFの差は大きく感じられる。



現状での結論

以上、最終的にはNIKON DLシリーズの発売を待つのが得策か。

NIKON 1譲りの像面位相差AF、J5世代の良画質(スコアで70点を超える可能性)。レンズ固定式による、明るいF値・マクロ性能、と、シュノーケリング用に最適になる可能性。

発売日が未定であること、価格が高値で推移しそうなこと、そもそも純正ハウジングの発表もされていない、という問題点もある。


つなぎとしては、1万円ジャストまで下落した、NIKON 1 J1用純正ハウジングWP-N1を検討することもできるかもしれない。中古品のJ1と合わせ27,000円で購入可能。



Posted at 2016/06/22 17:53:11 | コメント(0) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2012年09月12日 イイね!

カメラ:1209 水中撮影他についての雑記 の事

CANON PowerShot G12
<ISO640, -2/3EV, f4.0 ex1/800>

 某掲示板に掲載していただいた、水中撮影についての雑記を一応転載しておきます。
 flickr写真アルバム

 その後、ミラーレス一眼+激安ハウジングについて、ご所有のkanさんより追記をいただきました。
 結論として、激安品(2万円)は純正品(7万円〜)と比べて、確かに相当お得だけれども、安いだけの理由もまたある。とのことでした。なるほどなるほど…
 個人的に、ミラーレス一眼導入は規定事項なのですが、ハウジングは頑張って純正にしたいところでもあります。
 その他、kanさんのヒリゾ浜wikiは見所満載です。是非こちらをご覧ください!
 デジカメと水中写真
 (非公式)ヒリゾ浜のまとめみたいなwiki-β



 水中撮影用カメラに10万円ご用意できるとなりますと、ミラーレス一眼+激安ハウジングも視野に入ります。
 一眼はコンパクトデジカメと基本性能が桁違いに優れています。動きの激しいシュノーケリング、暗い水中というシビアコンディションでこそ、その力が生かされると思われます。

 本来、一眼用ハウジングは純正でも7〜8万、社外は10万円以上と、かなり値がはります。が、昨今、中国製の2万円の激安ハウジングが発売されました。
 現在、SonyのNEX-5N、パナソニックのGF3、NikonのJ1などに対応しているそうです。それぞれレンズキットが5万円前後ですので、トータルでも7万円台に収まります。
 難点はズームが使えなくなるのと、内蔵フラッシュがいまいち、ということのようです。
 こちらの常連さんのKANさん、GGさんもご愛用中ですので、きっと素敵なレポートを…(笑


CANON PowerShot G12
<ISO800, -2/3EV, f4.0 ex1/640>

 私は御検討中のCANONのS100と兄弟機種のG12を使っております。
 中身はS100とほぼ同じなのですが、機械式ダイヤルが4つ増設されていて、ISO感度や露出補正、各種モード選択をメニュー画面を呼び出さずに、マニュアルで選択できるのが気に入っております。特に水中で設定を変更する際に役に立つ感じです。
 マニュアル撮影後できるコンパクトデジタルカメラ…CANONのG12、S100、OLYMPUSのXZ-1あたりですと、安いお店ならカメラ本体と純正ハウジングセットで5〜6万円で購入できるようです。純正のハウジングは信頼性があり、使い勝手もさすがに練られていますので、これはこれで良い選択だと思います。

 ただ、個人的には、カメラとしての基本性能、特に撮像素子の大きさとAFの速度精度に不満が出てきましたので、ミラーレス一眼+純正ハウジングの購入を検討しております。


 あとは言わずもがなのことなのですが、

・水中で使用する前に陸上である程度操作に慣れておくこと
・ゴムパッキンにグリスを塗布し、ケース側接触面にゴミなどが挟まっていないか確認すること
・結露しないように防湿剤を入れておくこと(前日夜が好ましい)
・入水前に、波打ち際で水漏れチェックをすること

 などがあげられます。せっかくの高価な機材ですから、水没させてしまうと悲しすぎますよね…と申しますか、私もこの10年で5〜6台壊しています…(笑えず


CANON PowerShot G12
<ISO125, 0EV, f4.0 ex1/500>

 もひとつ余計なことを申しますと、透明度の高いヒリゾ浜でも、水中はかなり暗くなります。オート設定のまま、なんとなく撮影しますと、手ブレや被写体ブレが生じがちです。
 水底で岩をつかむなど、身体を水中で固定しますと手ブレが防げ、ISOを高感度側に上げたり(暗くてもブレないが、ノイズが増え画質は落ちる)、露出補正をマイナス側へ下げたり(暗くてもぶれないが、画像が暗くなる)して、シャッタースピードを早めると、被写体ブレも防げるようです。

 この項添付の画像も、ISOを800などに上げ、露出補正を-2/3などに下げて、シャッタースピードを1/800程度稼いでおります。たしかにノイズは増していますが、手ブレも被写体ブレもなんとか防ぐことができているように見えます。


 また、人懐こいヒリゾのお魚も、さすがにまっすぐ突撃しますと散ってしまいます。ちょっと離れたところへ潜行して、じりじりにじりよったり、水面から行動パターンを観察して、先回りして待ち伏せたりすると、割りと吉なようにも思えます。

 なんだか長々とスイマセンでした。良い作品が撮れますように〜


 こんな感じでした。
 今はCANONのEOS Mの発売待ち(9月下旬?)です。これとNIKON 1のJ2を天秤にしようかな、と。どちらも純正ハウジングの設定有りです。


CANON PowerShot G12
<みんなも気をつけろよー(涙>

 おまけで、先日の某とーめー上でのアレの顛末を記したリンクを載せておきます。
 ひとまず、いつでもSafty Drive!!

 創作掌編「モノクロの悪魔との対話」



Posted at 2012/09/12 12:06:16 | コメント(2) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2010年12月15日 イイね!

カメラ:1012 今再びの黒いG-追記/G12個人的絶対評価他(※追記の追記あり) の事

CANON PowerShot G12
<墓地前にて 15秒、f2.8、28mm、ISO200、-1/3EV>


 昨晩はふたご座流星群でした。
 フットサル後、G12にレリーズ付けて三脚に乗せて外へ。携帯のワンセグでクラブワールドカップ見ながら1時間半ほど、長時間露光で120枚ほど頑張ったのですが。夜なお明るい川崎の空でも、大小10個ほど流れ星を目視できたものの、シャッターのタイミングと画角が合わず、G12ではうまく映すこと叶わず。南伊豆と言わず、せめて三浦か宮ヶ瀬かまで出向けば、あるいはなんとかなったのか…無念です。
 一応数枚は、なんかそれっぽいのが写ってましたけど…これ多分飛行機ですよね。


CANON PowerShot G12
<今朝の富士山広角タンでなくて広角端、晴天はG10が上かな 1/800秒、f4.8、28mm、ISO80、-1/3EV>


 と言うことで、昨晩書いたCANON PowerShot G12というかGシリーズの個人的な絶対評価等を書き直します。
 G10との相対評価はこちらで既に書いてございます。
 御飯:1012 年忘れだよ!BDN@好好さん開催/G12初陣報告有 の事
 カメラ:1012 今再びの黒いG/PowerShot G10→G12 の事



 まずはGシリーズのいいところから順番に。

 ◎割とコンパクトなのにフルマニュアル操作ができる
  (露出、シャッタースピード、絞り、ISOなど)
 ◎二段ダイヤル、前面ダイヤルでダイレクトに各種設定ができる
 ◎メーカー純正の水中ハウジングが用意されている、安価で本格派
  (他社のフラグシップハイエンドコンパクト機は水中ハウジング設定無し)
 ◎電池がかなり長寿命

 ○コンデジの割には高画質(1040万画素等)
  (綺麗に大きく撮れる)
 ○コンデジの割には高感度(最高ISO12800、常用800?)
  (暗くても明るくノイズが出ずらい)
 ○コンデジの割には高機能
 ○コンデジの割にはレスポンス良好
 ○バリアングル液晶が便利
 ○コンデジの割にはまあまあのレンズ(28-140mm、F2.8-4.5)

 △一応動画はHD(大きくて綺麗)
 △機能の割にはそこそこ安い
 △センサーサイズはコンデジの割には大きい(1/1.7inch)

 ×動画性能はG12でもイマイチ
 ×コンデジの割にはデカくて重い
 ×デカい割に5倍ズームはちと寂しい
 ×見た目がゴツい

 そんな感じで、私がGシリーズを選んでいるのは、二重丸の各項目が個人的にささったからです。G10からの移行では、○の項目の充実が嬉しいところです。書き忘れましたけど、G12は撮影距離が通常でも5cmまで寄れるようになったのも朗報。G10は50cmでしたから、これは相当に違います。便利になりました。(マクロはどちらも最短1cm)
 キヤノン:旧製品|PowerShot G10
 キヤノン:PowerShot G12


 つまり「シュノーケリングでそこそこ潜れて、そこそこいい水中画像が撮りたい人」「普段はスナップ撮影だけど、たまにはマニュアルで凝った事をしてみたい人」。そんな方にはむしろFAQというかQEDというか、これしかない、という選択かもしれません。特に安価な純正水中ハウジングを唯一設定しているってのはもう決定打でして。結構割と狭い範囲の方用のカメラなのかなぁと。
 逆に、動画を重視されるのでしたら、むしろGシリーズはお避けになった方が良いくらいです。



CANON PowerShot G12
<今朝の富士山望遠端。天気いいすね 1/800秒、f4.5、140mm、ISO80、-1/3EV>


 続いて同じCANONのSX30isを。お店で触っただけですので、話半分のご参考まで。

 ◎このサイズで35倍ズーム(24-840mm、F2.7-5.8)は驚異的、つうか世界初
 ◎動画性能はデジカメトップクラス

 ○そこそこ高画質(1410万画素)
 ○バリアングル液晶が便利

 △普通の高感度(最高ISO3200、常用400以下?)

 ×センサーサイズは、デジカメの中でももっとも小さいクラス(1/2.3inch)
 ×望遠では若干暗く、CCDも小さいので、高感度撮影には弱いかも
 ×望遠性能を思えばむしろ小さいけど、絶対的には大ぶり

 こちらはとにもかくにも35倍ズーム。同じ性能のレンズは一眼でもほとんど存在しません。840mmの望遠レンズといったら、バズーカ位のサイズで、お値段も車買えるくらいで…このSX30の24-840mmレンズは魔法のようなもの、科学の勝利です(笑
 実際これだけの倍率があれば、たぶんものすっごく面白いとは思うのですが、いかんせん中身がコンパクトデジタルカメラ。センサーサイズや高感度性能、レンズの明るさが若干不足なような気がします。ここは同門のG12と比べても、一世代前。性能はざっくり半分くらいかもしれません。
 つまり、折角の望遠性能を活かすためには、超ピーカンの晴天下以外では、立派な三脚がなければ手ぶれや被写体ぶれが頻発してしまうのかなぁと。

※追記
 日経トレンディでちょうど高倍率ズームデジカメの比較記事が載っていました。
 4機種を比較して分かった! 高倍率デジカメの驚きのズーム性能
 4機種を撮り比べて検証! 高倍率ズームデジカメの夜景&人物撮影の性能に迫る


 一眼用800mmズームレンズとのサイズの比較が笑えます。φ163mm×461mm、4.5kg。まさにバズーカ砲。そしてお代が156万円!一方SX30isは望遠端でも200mいかないくらいで5万円ですから。
 たしかに暗いところには弱いようですが、それにしてもこの望遠性能…デジタルズーム入れたら140倍の3360mmとかって一体…空前絶後ですわ。
 G12のサブというかお出かけ用に一台欲しいかも…


CANON PowerShot G12
<今朝の陸橋より広角端、逆光最高 1/1250秒、f4.0、28mm、ISO80、-1/3EV>


 と言うことで、スナップ撮影メインで、「べつに潜らないし」と言う方や、「マニュアルなんてめんどくさ」と言う方には、むしろ二回り小さい兄弟機のS95や、IXYのいいやつなどの方が、幸せになれるかと思われます。特にS95は中身はG12と基本的に同じですし、レンズは広角でF2.0とG12より明るい位。グッとコンパクトで、質感も良いような。結構素敵だと思います。

 また、スナップじゃなくてお子様の成長記録がメイン、と言うことでしたら、エントリークラスの一眼デジカメをお考えになった方が絶対幸せになれるかと。
 CANONでしたら、EOS Kiss X3ならズームレンズが二本ついて6万円台、中古ならG12とあんまり変わらないと思います。レンズ性能も本体性能もコンデジとは桁違いですので、型落ちの中古でも充分ですし。


 当方がこれまで、G12いいよ!と申していたのは、あくまでG10との対比でのお話しがメインでして。確かにいろいろとブラシュアップされていて、Gユーザーとしては、個人的に相当に良い感じになった、と思ってはいるものの、所詮はコンパクトデジタルカメラです。最小ではないとはいえ、センサーは小さな1/1.7inch。一眼レフのエントリーモデルであるKissでも、使うセンサーはAPS-C。左の画像をご覧頂きますと、そのサイズ差は比べるべくもありません。

 センサーの大きさはどれだけ光を捉えて信号に換えられるか、というカメラの基本の基本の性能。そしてその光を取り入れるレンズも、ある意味口径こそが正義(違うか)。連射やオートフォーカスの精度早さなど、操作性もやはり一眼の圧勝。正直勝負になりません。


CANON PowerShot G12
<陸橋より望遠端、奇しくも観音社が見えるのです 1/640秒、f4.5、140mm、ISO80、-1/3EV>


 繰り返しになりますが、お子様の成長記録と言うことでしたら、やはり一眼レフ一択。お子様は動きがトリッキーでクイックですし、恐らく室内での撮影も多い事かと。暗くて動きが速い、と言うカメラにとって最も厳しいコンディションである、とも言えましょう。
 昨今母親の方にも一眼デジカメが流行しているのは、その辺の機微があるような気もしております。価格がこなれて手に入れ易くなってもいますしね。


 蛇足ながら、ここまで書いておきながら、当方自身が一眼に手を出さないのは、第一に入水性能。第二に携帯性と隠密性を重視しておるからです。
 入水性能と携帯性は不可分で、もちろん一眼にも水中ハウジングはあるのですが、サイズでG12の2倍、価格で3倍以上になってしまいます。当方程度の潜水能力では、水中で重荷かなぁと。
 隠密性は、別に盗撮をするわけではなく(ホントにホントです)、海辺や夜景が好きなだけに、そういうところで汚いオサーンがでっかい一眼ぶら下げてふらふらしていると、怖いおにいさん方に絡まれたり、国家権力の方に通報されないかなぁ、という懸念が常にありまして(笑。そんな時にはご家族連れ、お子様連れっていうのは強力な免罪符にもなりうるのでしょうけど…
 あとは食べ物やさんで、出てくるメニューを記録したいほうなので、そういうシチュエーションでも、GシリーズぐらいがTPO的にギリギリの線かなぁと。


 なんやかやと結論は、CANONならば、用途によってS95かEOS Kissあたり。一般の方にはオススメかなぁという感じであります。
 つうかそれを最初に書けって話しですよね。長々と申し訳ありませんでした。

 御飯:1012 年忘れだよ!BDN@好好さん開催/G12初陣報告有 の事
 カメラ:1012 今再びの黒いG/PowerShot G10→G12 の事



Posted at 2010/12/15 13:42:34 | コメント(2) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味
2010年12月11日 イイね!

カメラ:1012 今再びの黒いG/PowerShot G10→G12 の事

au TOSHIBA biblio<分身の術!>

 アマゾンが底値で、しかもプライム便でその日の夜に届くと聞いて…

 カッとなってポチッとした。
 今は反省している。
 反芻はしていない。


 と言うことで、2年3万7千打を重ね、見るからに歴戦、レンズにクリティカルな傷まで負ったCANON のPowerShot G10さんの代替に、後継のG12さんをお迎え致してしまいした。

 キヤノン:旧製品|PowerShot G10
 キヤノン:PowerShot G12


 まだ届いたばかり、電池の慣らし中につきさらっといじっただけですが、さすがに名門キヤノン(キ“ャ”ノンに非じ)のコンパクトデジタルカメラのフラグシップ。二世代の進歩はかなりのものです。


 ひとまずG10からの対比、ファーストインプレッション等を。

○なとこ

・AFの精度・速度向上。
・連射の速度向上。
・動画性能長足の進歩。
 (HD動画に対応。光学ズーム採用はないものの、G10では使い物にならなかったデジタルズームがかなり綺麗に)
・高感度性能の向上。
 (ISOオートでも800まで上がる。ノイズはさほど気にならず。G10はISO400でもちょっといや。
・バリアングル液晶による撮影スタイルの自由度向上。
・電子水準器の新設は親切
・撮影距離が通常でも5cmまで寄れる(G10は50cm)

×なとこ

・本体の質感、イイモノ感ダウン。
・バリアングル化のため、液晶サイズダウン。もしかしたら精細さもダウン。



CANON PowerShot G10<Dino様の恥ずかしい所>

 こんなとこでしょうか。
 後は前面にダイヤルが出来たり、ダイナミックレンジが4倍になったり。逆に画素は1470万から1020万にダウンしてます。

 と言うことで、ひとまず概ね良い感じに進化しているなぁと、満足しております。
 特に動画に関してはまったく別物になりました。細かい所では、AFなどの基本機能がブラシュアップされているのが、G10ユーザーとしてはうれしいところです。

 あと、バリアングル液晶は想像以上に便利。マクロの物取りとか、ローアングル、ハイアングル。今まではこんな感じで変態的なポーズで頑張っていたのですが。
 その辱めをもう受けなくていいと思うと……ちょっと寂しいかも<なんだそれ。


 おっと、BDN@好好さんの集合時間となりました。取り急ぎこんな感じで。
 絶品中華とお酒も死ぬほど素敵なんですけど、G12の初陣としても楽しみであります。
 
 では行って参ります。
 撃ちてし止まん!


Posted at 2010/12/11 18:42:28 | コメント(1) | トラックバック(2) | カメラ | 趣味
2009年12月12日 イイね!

カメラ:0912 フォーサーズ追加配備妄想/4/3の助走 の事

CANON PowerShot G10
<Last Yellow>

 今日はご出勤。お外は快晴。気温はなんと19度。風も無く海日和なんですけども、まあ仕方のないところでございます。
 朝から壁にドリルで穴を開けたり、天井の隙間をシリコンシーラーで埋めたり、垂れてきた溶剤が手と鼻についてかぶれたり。土曜日につき、本業以外で頑張っております。
 近所の銀杏は、昨夜の冬の暴風雨でさらに散っておりました。雨上がりで若干葉汚れておりますけど、枯葉の絨毯は風情がございますね。

CANON PowerShot G10 そんな今日この頃、最近気になってきたのは、フォーサーズ(3/4)規格の擬似一眼レフデジカメさん。パナソニックのGF1とかオリンパスのEP-2など、レンズ交換式としてはわりと小さめ、でもコンパクトというほどでもない、そんな微妙なポジションのデジカメです。
 なんとなれば、良くblogを拝見させていただいている、葉山在住のライターさんがGF1を最近購入されたのであります。以前からD-LUX4、時には本物のライカなどをも駆使され、美しい葉山近辺の風景や、アーティスティックな文物などをアップしてくださっていらっしゃいます。
 新しいGF1での画像は、それに輪を掛けて素晴らしく。標準の20mm/F1.7パンケーキレンズの描画力に、当方もかなりやられてしまいました。しかも正方形フォーマットと言うところにもさらにグッと。
物食日記「トンネル」
デジカメWatch「ペンE-PS VS GF1」

CANON PowerShot G10 こんなにいい天気なのになぁ…
 まそれはそれとして、一眼の実力につきましては、kanさんのアップされる画像でかねてより重々承知しておりました。フォーサーズ機は厳密には一眼ではないとしても、やはりコンパクト機とは雲泥の違いがあり、サイズも価格もより手ごろなんですよね。
 G10の後継として期待しておりましたG11が、なんとも微妙な進化を遂げてしまった今、いっそG10を水中専用に格下げして、普段使いにそっちに転んでしまおうか。小なりとは言え、レンズ沼の彼岸へと渡ってしまおうか。なんて思わなくもないのですが…富士フイルムもフォーサーズに参入するようですし、もうちょっと見に回ってもいいのかな。とも。


しかし鼻が痒い。今宵はフットサル部の忘年会なのに、本格的に腫れて赤くなっていますよ。ってトナカイか!タイムリー過ぎますがな。


Posted at 2009/12/12 16:34:42 | コメント(2) | トラックバック(0) | カメラ | 趣味

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