
<S家エントランスにて>
さて、今回の南伊豆行では、行きも帰りもBMWのE46 320i Mスポーツをじっくり運転させていただきました。
BMと申しますか、ちゃんとした独逸車でのロングドライブは初体験なわけですが、チョイノリでは伺い知れぬ、世界に冠たる独逸の科学力、その奥深さ、そんなチャチなものではなく、もっと恐ろしいものの片鱗も味わうことが出来ました。
水中撮影:0908-2シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-5/泥棒に追い花火 の事
水中撮影:0908-2シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-4/ヒリゾの仲間たち の事
水中撮影:0908-2シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-3/Findingクマノミ の事
水中撮影:0908-2シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-2/ドロップオフ の事
水中撮影:0908-2シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-1/本当の海の色 の事
水中撮影:シュノーケリング@南伊豆・ヒリゾ浜-まとめ
Nakagiへ行こうよ!!:ヒリゾ浜公式HP
なんといっても、珠玉のストレート6です。名にし負うバイエルン発動機製作所謹製のエンジンは、スバラシイの一言。
1.5トンのボディに2.2リッターは若干線が細いのかな?と思っておりましたが、さにあらず。下からのトルクも充分、シュワーっと吹けあがる繊細なフィールはまさに絶品。高速道路では、同乗の方が寝静まったのをみはからい、何度もキックダウンして楽しんでしまいました。
ちょっと固められたMスポ足は、高速道路で速度が乗ってくると、目地段差をカツーンカツーンとフラットに乗り越えて行きます。昔乗っていた、フラット6のランカスターをさらに洗練させたような乗り味です。一般道では若干堅い気もしましたが、長距離ではこれくらいの方が楽なんですよね。
ステージが山坂道に移りますと、今度はそのシャシー性能の高さに納得。
5人フル乗車しているのに、伊豆の隘路を苦もなく走り抜けてゆきます。下りでは若干ブレーキが足りない場面もありますが、レスポンスの良い5ATのマニュアルモードを駆使すれば、エンジンブレーキを併用して問題なく下って行けます。(マニュアルモードは、押してアップの引いてダウン、国産車とは逆で、最初はちょっととまどいました。)
そしてその際の一体感。繰り返しになりますが、1.5トン+人間5人分の重量を感じさせない身のこなしには、まさに感心しきりでした。この人馬一体感は流石です。ビートと比較しても、マスの大きさを感じさせませんでした。機会がありましたら、2名乗車ぐらいで、同じコースをもうちょっとペースを上げて走って見たいです。
神奈川に戻り、いつものビートさんに乗り換えて思ったのですが、質感というか「イイモノ感」は雲泥の差です。木と紙で出来た貧乏長屋と、石と鉄で出来たキャッスルぐらいの違いがあります。
ただ、その辺の値札と仕立てをさっぴいて、純粋に移動体として比較しますと、結構近いものを感じたのも、また事実です。車格と車重、馬力も倍違いますけど、特に山坂道をそこそこのペースで流す時に感じる、車の挙動が手の内に収まっているという感じ。人馬一体感と申しますか、まさに「駆け抜ける喜び」、そこに共通点があったような気が致します。
あ、もちろん「そんな感じがした」ぐらいのことです。特にBM様に関しては手の内に収まるどころか、性能の1/100も引き出していないことは確実です。速度域的にも、日本の道路は彼には狭すぎると思います。高速道路でも、80キロよりも100キロ、そしてそれ以上の方が、安定しており乗り心地も良かった気がします。きっともっともーっと出した方が、所謂本来の「味」がでてくるのでしょう。国内でそれを味わうには、法を犯すか、クローズドに出向くか…どちらにせよコストとリスクとスキルの問題になってきますね。
そんな意味でも、低い速度から実力をいかんなく発揮してくれる(それしか出ないとも…)ビートさんは、自分に合っているのだなぁ、と再確認しました。建て付けの甘さ、がさつなフィーリングも、それはそれでグー。法定速度内でも「頑張って走ってる感」を演出する為のスパイスだと思えば、昨今ではむしろ得難い味であるとも思えます。いまどきそんな乗り物は、オートバイ以外ではなかなかありませんでしょう。屋根が無くてMTであるという、絶対的な強みもまたございます。
あ、そうそう、BM様の一番良いところを書き忘れてました。
あれです、普通のペースで走っていても、追い越し車線をのんびりクルージングされているファミリーカーの皆さんが、どんどん避けてくださるのです。国産車、特に軽自動車では決して得られぬこの押し出し感。スピリットオブエクスタシィやスリーポインテッドスターほどではないのでしょうけど、キドニーグリルの威力もまた絶大です。
なんだか仕事の疲れとBDN参加断念の悲しみのせいか、ぐだぐだな長文になってしまいましたが、「BM様最高」という本意は汲み取っていただけたでしょうか。良いものは高い。これは真理であります。
機会がありましたら、是非また乗らせていただきたいものでござます。
D
Posted at 2009/08/21 20:20:15 | |
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