一週間ほど喪に服しておりました。
東北地方太平洋沖地震による、被害者の皆様のご冥福をお祈りすると共に、避難者の皆様にお見舞いを申し上げます。
また、現在被災地にて復興支援に従事される皆様のご無事もお祈りいたします。本当にご苦労様です。
当方の居住地川崎南部では、震度は5強。直後から停電に。スマートフォンなどで断片的な情報は入るものの、被害の全貌を知ったのは停電が終わった翌朝からでした。そして、そのあまりの悲劇の甚大さにしばし呆然。私自身は被害は皆無。交友範囲内にも負傷された方もいらっしゃいませんでした。しかし被災地の皆さんは…
その土日は何をする気も起きなかったのですが、明けて月曜からは、計画輪番停電時以外は普通に仕事をしております。できればボランティアなど直接的なお役に立ちたい気持ちもあるのですが、現状では素人が現地に赴くのはむしろ逆効果。今できることは経済的支援のみ。と頭では理解しているのですが。現地からの被害報告、被災者の方の声を聞くに付け、なんともやるせない気持ちが。
しかし、やはり、直接的被害の無い人間として、現状できることはただ一つ。日常を回復し、やれる範囲内で援助をすること。できれば過去よりも経済活動を活発化させ、もってより支援の一助となすこと。これしかありません。感傷と涙は当事者の皆さんの物。私はそれに値する資格はないのです。下を向いている場合ではないのです。
もちろん、くだらないデマに振り回されたり、不要な日用品を買い占めたりするのは論外中の論外。現地の方の苦労を思えば、そんなものはむしろ犯罪です。大いに自制もしたいと思います。
とは言え、仕事柄、脳天気なデザインや文章を仕上げなければならぬこともあり、どうにももやもやした日々でもあります。原発の状況もついついチェックしてしまったり。こちらも本当に頑張って欲しいものです。原因究明や戦犯探しは、事態が収まってからゆっくりできますしね。
実際、仕事に関しては、先月取材した東伊豆行はボツになりました。あまりに海に近しい内容でしたので、これはしかたないところです。
と言うことで、やはり相当に不謹慎な気もするのですが、ブログの方も再開いたします。上記の事情もありまして、まずは過去の箱根行の焼き直しから。
明日以降はまた海関係のエントリーが増えます。今回の件以前より、海は、自然は、美しいだけでなく、同時にあまりにも巨大で、時に無慈悲なほどに恐ろしいものだ、と言うことは、理解はしていました。しかし、やはり私の想像力などは極々限られた物であり…
また一方で、この美しい自然は、それぞれその場所、その瞬間のみに存するものであり、次の刹那には、永遠に失われるかも知れない、と言うこともまた強く理解せざるを。
より大きな畏怖と敬意を持って、今後も大自然、そしてその産物たる我々文明(ビートさん他)にも接したいな、と。そして、長生きするつもりで準備して、明日死ぬ気で努力する。これですね。
ん?なんだか結局変な結論になってしまいました。まだうまく整理は出来ていないようです。申し訳ないです。今後とも何卒ご容赦ご笑覧ください。
かわさき発! 日帰りぶらり旅 vol.06
箱根(神奈川県)
のんびり箱根路、春を探して
— 山里の桜並木、箱根の名湯に癒される一日 渓流釣も解禁 —
四月ながら、まだ襟元にひんやりとした空気を感じる箱根路。早川沿い、渓流を望む遊歩道には見事な桜並木が。ひだまりの中、せせらぎに目をやりつつ歩を進めていると、ます釣りに興じる子供たちの歓声。足を止めると、森からは呼び交わすうぐいすの鳴き声までが。気がつけば、上着を一枚脱いでいました。淡くほころびはじめた山里の春。薄桃色の桜のたよりの到来です。
箱根は、富士箱根伊豆国立公園の中央に位置し、山海の豊富な自然、温泉やグルメにも恵まれた土地柄。歴史ある史跡建造物、美術館などの観光施設を擁す、関東有数の観光地として知られています。
今回訪れた「はこね宮城野国際ます釣場」は、箱根登山鉄道「強羅」駅から徒歩10分。早川を活かしたマス・ヤマメ等の釣り場と、桜並木で有名です。釣った魚をその場で食すことも可能。お花見&バーベキューは、まさに最高の贅沢ですね。
箱根と言えばもちろん温泉も。大規模温泉テーマパークから、小さな隠し湯まで、湯質も規模も千差万別。この日は強羅から少し足を伸ばし、仙石原温泉を訪れてみました。
「南甫園(なんぽうえん)」は仙石原の日帰り温泉。大涌谷からの硫黄泉(白濁湯)と仙石原の弱酸石膏泉(透明泉)両方が引かれています。オススメは露天風呂。乳白色の硫黄泉は、たまった湯の花が両手で掬えるほど。効能満点雰囲気満点…ただしその分、硫黄の臭いも強烈。苦手な方はお気を付けを…
南甫園のすぐ隣には、自家製ハム・ソーセージの「ヴルストハウゼ川上」。本場欧州でも数々の賞を受賞する逸品が自慢。店内で食すこともできます。これまたこだわり、地ビールとの相性は抜群!
キャプション
メイン:「はこね宮城野国際ます釣場」。ます釣り場、温泉、バーベキュー施設等を揃える。詳細はHP等を。(http://www.hakone.ne.jp/miyagino/ tel.0460-82-3455、10時〜20時、定休木曜)
左上:大観山から望む富士山。芦ノ湖を従える偉容。
右上:日帰り温泉施設「南甫園」。入浴2時間大人1,000円、小人500円。(0460-84-8591、10時〜19時、定休水曜)。
右下:「ヴルストハウゼ川上」ドイツ製法の自家製ハム・ソーセージが自慢。イートインスペース有。(0460-85-2555、10時〜17時、定休水・木曜)。
アクセス:
【電車】JR川崎駅から東海道線にて小田原駅へ、箱根登山鉄道で強羅駅。
【自動車】東名川崎ICから厚木IC、小田原厚木道路で箱根口、箱根新道・ターンパイクで箱根山中へ。
詳 細:
ブログカテゴリー:ビート徘徊
文・撮影・構成:D
Posted at 2011/03/18 13:07:01 | |
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