
<ラ チッタデッラ>
日曜日は近所のラ チッタデッラへ。20世紀少年の最終章を見て来ました。
映画「20世紀少年<最終章>ぼくらの旗」公式サイト
映画:0902「20世紀少年<第2章>最後の希望」観覧の事
映画:0810「20世紀少年」観覧の事

<ケーンヂくん>
原作をリアルタイムで読んでおり、1、2作目も映画館で見ていましたのですんなり話しに入り込めました。それにしてもキャストの豪華な事。今作でもちょい役で「をっ」と思わせる配役のそろい踏みでした。主要人物が原作のイメージ通りなのも相変わらず。60億円の制作費を費やしたスペクタクルなシーンもなかなか。
そんな感じのサプライズやにやりとする小ネタも沢山。三部作を通じて、人類滅亡という重ーいお話なのに、全体的にどこかキッチュでほわーんと現実味が無い部分は、原作通りと言えると思います。壮大だけど小さなお話です。
また、億単位で死人が出てるのにそのノリ?的な不謹慎さも一瞬感じますが、実際ヒトラー政権下での熱狂や文化を後世から鑑みますと、全体主義というものの滑稽さを逆に良く表現していたのだとも思います。近代でも北朝鮮やリビアなどの専制国家、オウム真理教などの数多あるカルト宗教も、外から見るとなんでそんな間抜けなものに心酔するんだろう…なんて不気味さと共に可笑しさも覚えてしまいますし。ま、私もクライフ信奉者でペップ・グァルディオラを現人神と崇めるカンテラ原理主義の狭量なFCバルセロナ帰依者ですので、あまり他所様の事を笑えないのですが。
噂のラストには肯定的です。大きなスクリーンと大音響、それに名優の名演が加われば、勢い説得力が増しますね。むしろこっちの方がいいんじゃないかと。ってこれ以上はネタバレになってしまいますので、続きは映画館、もしくはDVDでどうぞ〜
個人的には日本映画市場に残る大作であると思います。原作ものの常で、駆け足で若干説明不足の部分も有りますが、原作を知らずとも充分楽しめると思います。少なくとも原作の雰囲気はしっかり伝わっているのではなかろうかと。上にも書いていますが、かつて無いほどに壮大な構図、大胆な展開に、キッチュで不気味で不思議に現実味が無いディテール。まさに日本の漫画ですよね。フランスでは好評のようですし、海外でどんな評価を得るのかも気になる所です。
「モンスター」の映画化にも期待してます。これまた個人的には20世紀少年よりもシリアスな感じを受けて好みなのですが、こちらも原作のラストは………な感じでした。映画化に当たりスムースなエンディングを加えたら、更に面白そうです。

<サンテ!>
映画の後はジャズ&ワインのイベントに。ちょっと前のブログでも書きましたけど、九月ってのはホントいい時期ですね。そんな爽やかな夜にワイン片手に良い音楽に耳を傾ける…うん、自分には似合いません。までもお酒も音楽も素晴らしかったです。そちらに罪はまったく有りません。
ラ チッタデッラ【川崎】〜秋の夜長のJAZZ三昧 おいしいワインと共に

<つまみはオリーブ>
ちなみにワインはcasillero del diablo cabrnet sauvignon 2008、robert mondavi woodbridge 2006赤、2007白などを。
モンタヴィのカベルネソーヴィニヨンが素晴らしかったです。安価なカリフォルニアワインですが、ブラックベリーな雰囲気にパッションフルーツのような実にフレッシュな後味にうなりました。流石はロバート・モンタヴィさん。これはボトルで買いたいです。

<夜手持ちでこれくらい撮れれば充分だ>
<大盛況(動画)>
演奏はRe-Trickという若い三人組の方でした。JAZZにはまったく疎いのですが、やはり生の演奏は良いものですね。ボーカルがいないのにもの凄く雄弁なメッセージを感じました。格好良かったです。
一応動画も撮っておいたのですが…こういうのって録音していいものなんでしょうかね?屋外の無料イベントですけどちょっと心配です。アレなようでしたら削除しますので。
D
Posted at 2009/09/22 12:42:12 | |
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