『サーキットの狼』って最後まで読みました？

　『赤いペガサス』を読み出してから『サーキットの狼』を読まなくなり（こっち参照），おまけに車よりバイクに夢中になっちゃって，なおさら遠ざかった。

　あの漫画，結末はどうなったんだろう？

　検索してみると…おぉ，イイ時代になったもんだ。全巻無料スマホで読める！　

　読んだろ…つい『サーキットの狼』に没頭してしまった(笑)。

　流石島とかいう架空のコースを舞台に，シルエット・フォミュラーでレースをやってた辺りまで知ってたけど…その後もかなり連載が続いてたんだ。知らなかったわぁ～…。

　小生が読まなくなった辺りから，作品にブレを感じる。

　リアリティのあるレース漫画にしようと思ったのか，TSサニーでレース。でも地味な内容に読者が付いてこなかったんだろうな，原点回帰とばかりにストラトス・ターボで公道レース。舞台は日光界隈でフィクション感いっぱい。

　とはいえ，カーレースの最高峰はF1。主人公をそこへ参戦させないと盛り上がんないんだろう，主人公はヨーロッパへ渡り，F3からF2へとステップアップ。

　参戦するカテゴリーは違えども，大雑把なレース展開に大げさな挿話。しょっちゅう最後尾まで落ちるも，容易にトップに返り咲くし(笑)。そんなレース展開あるか？ （漫画だからいいんだよ　笑）

　そして，最終話はこれだ！

　吹雪裕也は国産の神風009，義兄の飛鳥ミノルはワークス・ポルシェを駆り，チェッカーを争ってゴール・ライン目指し最終コーナーを立ち上がる…。ちなみに，ライバルの早瀬左近はF2レースで事故死しちゃってた。

　この辺り『赤いペガサス』の影響を感じるんだが(笑)。

　『サーキットの狼』の模型でキット化されるのも，ディーノRSあたりまでのシルエット・フォミューラーばかりだったことを見ても，後半は人気が陰ったんだろうな。