まずは,
その1をご覧ください(こっち参照)。
どうです? お見せになりますか?
【寝室】って,よほどのことがなければ公開しないのが一般的な感覚ではないでしょうか。
そうです。理由を知りたいのです。
「なぜ,見なきゃならないのか。」
合理的な理由が無けりゃ,セクシャルハラスメントだと言われても仕方のない申し出だと考えますが,如何でしょうか。
さて,事の次第はこうです・・・。
このようなはがきが,長女あてに届きました。
裏面はこうなっています。
そして数日後,消防署より電話がありました。はがきで連絡した期日に来宅し,長女の寝室を確認したいとのこと。(残念ながら,この電話は私が不在であったため,父がとりました。)
消防署員を騙った偽物ではないようです。本物の消防署員がいらっしゃるようです。
はがきや電話から,防火活動が目的のようです。消防署の職務として当然の活動ですね。
しかし,
防火対策・火災報知機の設置及び維持管理の対象が,なぜ【長女の寝室】なのでしょうか。キッチンを見たいというならいざしらず・・・・。
合理的な理由が無い限り,納得できるものではありません。
長女に検査されるなんらかの理由があるならば,いたしかたありません。素直に従うどころか,協力を惜しまないところです。
例えば・・・
小生の長女が寝室から火事を出したことがある・・・とか。
出火場所ランキング第1位が独身女性の寝室だという統計データがある・・・とか,です。
こういう,
出火の可能性が高いことが合理的に推測される場所が【長女の寝室】なら,検査対象になるのは納得できるのです。
でも,
理由がなければ,単なるセクシャルハラスメントではないでしょうか。そこが問題です。
理由があっても,それが合理的な理由で無ければ職権乱用です。
パワーハラスメントです。そこが問題です。
例えば・・・
「あなたは黒人だから,防火対策・火災報知機の設置及び維持管理の目的で,寝室を拝見したい。」
・・・なんて消防署員が言おうもんなら,タダでは済ませれませんよね。アメリカなら黒人差別だと暴動がおきるでしょう。
どうも
消防署側の理由は,長女に障害があるからだと思われます。
小生の長女には知的障害があるのです。26歳ですが,知的レベルは幼稚園児程度でしょう。
この場合,知的障害って合理的な理由になるのでしょうか?
知的にハンデを背負っているから,火を出す怖れがあるとでも言うのでしょうか?
当家じゃ,娘より痴呆が入ってきた母親の方があぶねぇし(笑)。
百歩譲って,健常者より出火の確立が高いという統計でもあるのならば(当市の出火原因ベスト3は,調理器具と放火とたばこ火!),知的レベルが同等であるだろう市民,たとえば幼稚園児や痴呆老人の寝室を全て査察せねばなりません。
問題があるのは消防署だけではありません。市の障害福祉課もです。
この主旨に賛同したのでしょうね。主旨を知らずに名簿を提供したのならば,それはそれで問題です。
本当に残念なのは
,「寝室を拝見したいと一般家庭に向けていったら大変なことになる」という感覚を,障害者にも敷衍できる者が行政に誰もいなかったということです。
マニュアルに基づき,言われるままに仕事をしているだけ。唯々諾々と目の前の業務をこなすだけ。
行政という権利を行使できる立場にある者こそ,組織に呑みこまれて歯車に陥ることなく仕事をしてほしいものです。
Posted at 2016/12/16 22:03:35 | |
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