
ドア・スタビライザー&ブレースバーを同時に交換したので,どちらがどれだけ効果があるのかは判別できない。でも,効果があったのははっきり体感できた。(あっ,あくまでも個人的感想です。試す方は,お約束の自己責任ってヤツですぞ。笑)
組み込んで,さっそくテスト走行。駐車場スペースから車道に出ようと,アクセルを踏みつつ左90°ターン。
「おおっ!」
回頭性が増した。鼻先の向きが変わるのが早いのである。正確に言えば,ステアリングを切ってからノーズが向きを変え始めるまでのタイムラグが少ない。
ノーマルだと,操舵からワンテンポ遅れて車体の挙動が出始めるように感じる。タイヤの向きが変わってヨー運動が始まっても,ボディが歪んで車体に力が伝わるのが遅れるのだろう。
2車線の空いたバイパス道路へ出かけ,同乗者が乗っていれば車酔いしそうなくらい,ちょっと乱暴に何度も車線変更。
操舵に遅れることなくキュンキュンと向きが変わるのが気持ちいい。大げさだがカート感覚だ。それだけではなくレーンチェンジが終わってからのオツリがない。治まりも早いのだ。
治まりがいいのは,道路の荒れや継ぎ目,段差などでも。ブワンとオツリが来ず,ダンパーが一発で吸収してくれる。「サスがいい仕事してまっせ」ってなもんである。でも,ダンパーに依存するだけに,抜けてスカスカになってしまったら問題だろうな・・・。
ワインディングへ。チョイチョイと制御システムが介入するような走りをしてみる。鐘炎は,こんな走りをする車じゃないんだけどね(笑)。
ここでも「サスがしっかり仕事をしてくれる感」が高い。先だってプレミアムタイヤに履き替えた効果もあるだろうが,タイヤが鳴かないのである。いや,鳴かないというより,鳴きそうになる手ごたえがよく分かるので,鳴き出す一歩手前でコントロールしやすいのだ。
特に外側前輪に大荷重がかかるようなコーナーリングだと,車体が歪むことなく四角い箱のままロールしていくのがわかる。だから,荷重がストレートにタイヤに掛かかるから,荷重をコントロールしやすい。
1週間ほど乗り込んで,面白いことに気付いた。
3列目シートを【降ろした状態】と【跳ね上げた状態】の差が大きくなったのである。
3列目シートを降ろすとボディの剛性感が増すのである。
ドア・スタビライザーとブレースを取り付けてボディのドア回りを強化すると,3列目シートあたりに歪みが出ることになってしまうのだろうか。
もともとこの辺り,スポット溶接ではなく接着剤で面接合されいる。トヨタ自身が設計段階でコストを掛けて強化している部分。
3列目は,後輪タイヤハウス上部に跳ね上げヒンジがあり,下げた時は床の部品と締結される。

つまり,降ろすとタイヤハウスと床の間にガセットを取り付けた状態になる。上げると床とタイヤハウス上部の締結が解除される。
この変化を感じるようになるということは,ドア・スタビライザーとブレースバーで剛性があがった分,この辺りが歪むようになったのだろうか。
・・・とまぁ,プラシーボ効果も多分にあるだろうが個人的には十分満足している。
ボディがしっかりしてサスが仕事をするようになったということは,フリクションの少ないダンパーをいれればもっと・・・。
いや,止めておこう。イジリ地獄にはまるだけである。(もうはまってる? 笑)
Posted at 2017/07/26 05:49:19 | |
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