
Show Me Your Way J.Boy!
恐れを知らぬ自惚れた国が宇宙の力を悪魔に変えた記念日の朝からおはようございます。
今日のブログは重たくコアな内容なんでスルーして頂いて結構です。
浜田省吾さんというロックアーティストを人生の師と仰ぐ以上今日という日ははぐらかす事はできません。
今日は広島平和記念日
68年前の今日、民間人の頭上で原子爆弾・リトルボーイが炸裂。
リトルボーイはその一瞬の閃光で14万人の民間人の生命を奪いました。
浜田省吾さんの父、浜田敏太さんは救援隊を組織して広島市内に向かわれました。
浜田省吾さんの父・敏太さんの原爆投下朝の体験記
敏太さんご自身も二次被爆によって、内臓が悪くなって髪が全て抜け落ち、顔が茶黒く2倍位に腫れ上がったといいます。
1987年4月、膵臓癌(すいぞうがん)のため69才でお亡くなりになりました。
父親の被爆体験から「戦争」、「核」をテーマにした詩があります。
「核」を盛り込んだ詩で絞れば・・・
「A NEW STYLE WAR 」、「愛の世代の前に」、 「8月の歌」・・・・そして、
「僕と彼女と週末に」
浜田省吾さんの楽曲の中でも「家路」と並び名曲中の名曲です。
至高のラブソングだと思ってます。
「週末」の「しゅうまつ」は「終末」でもあるのは浜田省吾ファンなら周知の事実です。
その「終末」には「核」を暗示させてます。
♪この星が何処へ行こうとしてるのか
♪もう誰にもわからない。
♪力と力のシーソーゲームからおりる事さえできない。
♪人は一瞬の刹那に生きる。
核兵器と核兵器のバランスから下りることができない西と東。
地球は核の脅威に晒されてるのに人々は快楽を得るために色々な取引をしている。
そのシーソーゲームに無理やり割り込もうとしてる「北」と「イラン」
そんな解釈をしてました。
♪恐れを知らぬ自惚れた人は宇宙の力を悪魔に変えた。
宇宙の力とはまさしく『原子力』の事で、悪魔とは核兵器の事。『変えた』と過去形なのはヒロシマ・ナガサキを連想させます。
この詩が反核のメッセージを持ってることを感じさせるフレーズです。
そして曲は歌詞カードには載ってない朗読に入ります。
以下朗読
週末に僕は彼女とドライブに出かけた。
遠く街を逃れて、浜辺に寝転んで彼女の作ったサンドイッチを食べ、ビールを飲み、
水平線や夜空を眺めて、僕らはいろんな話をした。
彼女は、彼女の勤めてる会社の嫌な上役のことや先週読んだサリンジャーの短編小説のことを話し、
僕は、今度買おうと思ってる新車のことや二人の将来のことを話した。
そして、誰もいない静かな海を二人で泳いだ。
あくる日、僕は吐き気がして目が覚めた。
彼女も気分が悪いと言い始めた。
それで僕らは朝食を取らず、浜辺を歩くことにした。
そして、そこでとても奇妙な情景に出会った。数え切れないほどの魚が、波打ち際に打ち上げられてた。
以上朗読
汚染された海と知らずに泳いだ恋人達。
翌朝、吐き気をおぼえた二人の周りには無数の魚の死骸。
汚染されたのは公害ででしょうか?この詩の根底は「核」です。
僕が思うには核実験あるいは原子力発電所によって汚染された海ではないでしょうか?
吐き気とは被爆を遠まわしで表現してるような気がします。
そしてこの曲が発表されて31年経った現在・・・・・・・・・
現実にこんなことが日本で起こるとは思ってもいませんでした。
今もなお、放射能に汚染された地下水が海へ垂れ流し状態です。
この日本がどこへ行こうとしてるのかもう誰にもわかりません。
「僕と彼女と週末に」のこのフレーズに救いがあります↓
♪君を守りたい ただひとつの
♪君を守りたい この手で
♪愛を信じたい 人の心の
♪愛を信じたい 今こそ
「ただひとりの」が曲のラストでは「ただひとつの」に替わった理由、
「いつの日にか」が「今こそ」に替わった理由。。。。。
「君」とは恋人であり家族であり捉え方は人によってちがうでしょう。
「守りたい」という気持は誰も変わりません。
その守りたい対象は「君」の本当の意味に隠されてるような気がしてます。
「終末」の訪れを感じながら、高らかに地球を救いたいとか日本を守りたいとか、世界平和を詠わないこの曲。。。
聴く度に浜田さんの想いを感じます。
さて、もうすぐ8時15分。
二度の原子爆弾によって亡くなられた方のために黙祷。
そしてこの星が二度と「核」「放射能」に汚染されぬよう祈りたいです。
子供らの明日を巻き込まぬように。。。。
以下動画
以上動画
乱文長文、最後まで読んで下さりありがとう御座いました。
ブログ一覧 |
浜田省吾 | 日記
Posted at
2013/08/06 06:27:02