
Show Me Your Way J.Boy!
34th anniversary!
浜田省吾さんを人生の師と仰ぐオレが J.Boy 生誕35周年記念日の夜にこんばんは~
今日のブログは長文でコアな内容で、一部僕自身の主義主張を綴りますのでご了承ください。
浜田省吾繋がり以外の方で、『おまえのJ.BOY論には最後まで付き合ってやるぜ!』って方がおられたら嬉しいです。
僕が社会人になった1986年、35年前、僕は21歳、このアルバムに出会いました↓

浜田省吾・「J.BOY」
「J・ナントカ」と言う言葉さえなかった時代でした。
名実共に日本の音楽シーンを代表するトップ・アーティストへと成長するきっかけとなった作品です。
「J.BOY」とは浜田省吾さん自身の造語であり、「Japanese Boy」の略であります。
そこには「未だ少年のように成熟しない日本」という自嘲的な意味が隠されてます。
アルバム中の楽曲はとある若者の青春群像が歌われてます。
恋愛、政治的テーマ、反戦反核はもとより「日本とアジア」の関わりまでメッセージソングとして歌われてます。
『A NEW STYLE WAR』で『ひび割れた New Clear Power 雨に溶け 風に乗って』の描写、日本で起こるとは思いませんでした。
日本で原子力発電所が爆発するなんて予想できたでしょうか?当時は遠いソ連の出来事って感じてました。
『八月の歌』では、主人公と、日々悶々と生活してる自分が重なって、激しく共感したのを今でもはっきりと覚えてます。
今では、詩中の主人公と同じ年代になって意味もなく年老いていく日々です。
そして、このアルバムの代表曲がまさしくアルバムタイトルでもある「J.BOY」。
35年前の9月4日発表されて以来、その後のライブでは必ずと言っていいほど演奏される代表曲です。
演奏されなかったのは限定ライブだけでした。
クルマの中で毎日って言っていいほど視聴してる曲であり、数百回ってレベルでなく数千回は聴いてるでしょうね。
数々のライブ作品にも収録され、どのライブで収録された音源であるか聴きわけられる程になりました。
前置きは長くなりましたが、35周年ってことで、この「J.BOY」という曲について語りたいと思います。
まさきshgo 2021 J.BOY論
♪ 仕事終わりのベルにとらわれの心と体取り返す夕暮れ時 ♪
曲中の主人公は公務員的な事務職か工場ラインの従事者を思わせるフレーズですが、
サラリーマンである以上はこのフレーズに共感できる人は多いと思います。
♪ 時に訳もなく叫びたくなる怒りに ♪
この叫びたくなる怒りこそ「J.BOY」のテーマだと思います。
♪ 仕事終わりのベルにとらわれの心と体取り返す夕暮れ時 ♪
曲中の主人公は公務員的な事務職か工場ラインの従事者を思わせるフレーズですが、
サラリーマンである以上はこのフレーズに共感できる人は多いと思います。
♪ 時に訳もなく叫びたくなる怒りに ♪
この叫びたくなる怒りこそ「J.BOY」のテーマだと思います。
日本は豊かになったとTVで言ってるのに、主人公の暮らしは何も変らないのでしょう。
仕事終わりの車の中でネクタイを解きながら、満たされぬ想いが、空回りとなって怒りに変わってくのでしょう。
昨今の日本においては、『戦争を除く人類史上最悪の愚策』のせいでとんでもないことになってしまいました。ほんと、時に訳もなく叫びたくなります。
そして、次のフレーズにつながります。
♪J.BOY 掲げてた理想も今は遠く J.BOY 守るべき誇りも見失い ♪
「日常」の中で「掲げた理想」、「守るべき誇り」を見失った主人公のやり場のない怒り・・・
実はこの「 掲げてた理想も今は遠く 守るべき誇りも見失い」こそ浜田さんの日本に対する警鐘なんですね。
どのライブでかは忘れましたがはっきりと浜田さんから聞きました。
「掲げてた理想」「守るべき誇り」=「憲法第9条」であると。
『他国の都合で自衛隊を派遣したり、風見鶏みたいに強い風(国)に向くのではなく 主体性を持って進む国であってほしいという願いを込めました』 と仰いました。
でも、日本は他国の戦争に加担する大義名分を得てしまいました。
戦争の放棄を誓った日本、あまりに尊い犠牲払ったはずなのに、充分すぎるほど学んだはずなのに、
この国は思想・教義・大儀を無理強いしようとしてます。
僕は自衛隊は必要だと思ってます。
自衛隊があるから他国は日本を攻撃できない、抑止力思想です。
誰だって、人に殴られようとしたら両手で自分の身を守りますよね。
その手こそ「自衛隊」だと思ってます。
戦争に参加するのとは根本的に違います。
またこうも語られました。
『日本人が持ってた慎ましさや、謙虚さ、勤勉さ、そのようなものが失われていってる』と仰いました。
「自分よりまず他人を思いやる」 「自らを犠牲にしても他人を大事にする」と言った日本国がその歴史で培った大和魂にも通じるものがあると思います。
僕は右でもなくましてや左でもありません。
省吾さんが仰る日本人としての「誇り」は持ち続けたいと思います。
そして、僕は『慎ましさ』『謙虚さ』『勤勉さ』を持った青年にライブ会場で出会いました。
彼から頂いた恩は一生忘れることはありません。
話は「J.BOY」に戻ります。
♪ 果てしなく続くサバイバルレース 走り疲れ 家庭も仕事も投げ出し 逝った友人(あいつ) ♪
詩の中で一番重たいフレーズです。
発売当初、歌詞カードを読んでない僕は「逝った」を「行った」と勘違いしてました。
つまり、主人公の友人は家庭も仕事も投げ出して失踪したのだと・・・「花火」の主人公のように。。
「逝った」と気付いたのは数年経ってからだったと思います。
家庭も仕事も投げ出して逝った友人・・・自殺してしまうのです。
それまで聴いてた「J.BOY」が全く違う曲に聴こえました。
心の病気による自殺者の急増、誰もが身近に起こる問題として警鐘を鳴らされてることに気付きました。
そして、この歌詞のような出来事が身近に起こってしまいました。
友人が病のせいで、家庭も仕事も残して逝ってしまいました。
助けられなかった悔しさ、力になってやれなかった悔しさ。。。。
身内の葬式でも泣いたことのない僕が、その日、泣きました、号泣しました。
心の空白埋めようと、山のような仕事で凌いだ時期もありました。
♪ J・BOY 頼りなく豊かなこの国に J・BOY 何を賭け何を夢見よう ♪
35年前でさえ頼りない国だったのです。現在はどうでしょう?
コロナ対策に失敗し、たった一年で辞任するこの国の指導者。
なにがコロナ対策に専念するためにやめますや!!今まで専念してんかったんかい!!
新しい総理には、頼り甲斐がある豊かな日本にしてくれる本当の政治、賭けたものに夢がある国にしてもらいたいです。
友人も最後まで、この国の行くへを案じておられました。
彼のためにも、この国の行くへを見届けようと思います。
省吾さん曰く、
『3.11以降、間違いなく戦後最も困難な時期にこの国はあります。しかしこれを乗り越えて、いつの日にか多くの事を教訓にして次の世代に何かを残していけるかどうか?そんな事を考えなきゃいけない』
『そして、J.BOYを作ったときに自分自身に問いかけた言葉があの頃よりもっと深い意味になって自分に帰ってきました』
その言葉とは。。。。。。
Show me your way J・BOY!
なんです。
詩の中の主人公は、
午前4時眠れずに彼女をベッドに残してバイクで闇の中を滑り込みます。
全てが消え去るまで風を切って突っ走ってこの言葉に気付くのです。
J・BOY!Show me your way!
直訳すれば「日本の少年よ、おまえのやり方を俺に見せろ!」ですが、
別の解釈では・・・・「おまえの生き様を俺に見せてみろ!」にもなります。
「自分自身に問いかけた言葉」、すなわち、「おまえ」とは自分であり、「俺」も自分なんです。
自分で自分の生き様を見せてみろ!って励ましてるのです。自己啓発ってやつです。
それに気付いた主人公は、過去の自分を断ち切る決意に目覚めます。
♪水平線昇る太陽の中 突き抜けたい!!
曲はここから自分自身を励ますメッセージに変わります。
♪ J.Boy 打ち砕け 日常ってやつを
♪ J.Boy 乗り越えろ もう悲しみってやつを
♪ J.Boy 受け止めろ 孤独ってやつを
♪ J.Boy 吹き飛ばせ その空虚ってやつを
曲前半の苦悩を励ますかのように、オーディエンスひとりひとりを励ますかのように聴こえます。
また、現在の日本を励ます応援歌のようにも感じます。
アドリブのような歌詞にはない言葉も出てきます。
Yes, we are all!J.Boy !
「そうさ、俺達は一人ぼっちじゃないんだ!俺たちみんなJ.Boyだ!」と励まされてます。
日本国、日本人はこれからも乗り越えなければいけない壁ばかりでしょう。
疫病の終息という名の長い坂道の向こうに見える景色を見るために、
共に勇気を持って乗り越えよう!そんな風に励まされてる気がします。
Show me your way J・BOY!
浜田省吾さんの日本へのメッセージだと思います。
以下、想像を絶する圧倒的な一体感J・BOY的動画
この公式動画へのコメント欄が、これまた感動します。
僕らの次の世代に確実に引き継がれてます!
35年前、 J・BOYだった僕らは、今もこうして『 J・BOY』を聴くことができます。
35年経っても、まったく色褪せないどころか、益々輝き続ける『 J・BOY』。
実は、ここ最近、心折れそうな状況でして、そんな時にこの『J.BOY』に何度も救われてます。
そう、まさしくバイブルなんです。
日本のこと、自分の生き方を想うとき、いつもこの『 J・BOY』が心のどこかで流れてます。
これからも「家路」と共に僕の生涯にわたって励まし続けてくれるでしょう。
乱文乱筆長文、最後まで読んでいただきありがとうございました。