2016年12月02日
BG-Fitを受けてきました
ニューマシン「S-Works Venge ViAS」の納車に向けて、BG-FITを受けてきました。
BG-FITとは「ボディジオメトリーフィット」の略で、自転車と乗り手を合わせていくような作業です。
通常の納車作業では簡単なフィッティングでおしまいですが、これは正味3時間ほどかけて実施しました。
なお、この作業に入る前に「アセスメント」ということで、今困っていること等を細かに聞かれます。
現在気になる点として、
・距離が伸びるほど、膝(特に、右膝の外側)に痛みを感じる。
・乗った後は肩周りがひどく張る
・クリートの位置が合っているのかどうか疑問
・左足できちんと踏めていない感じがする
の4つをあげました。
他にも負傷歴や運動経験の有無等を聞かれます。
これらのアセスメントの回答を基にフィッティングを始めます。
まず、最初の1時間で、座骨幅の測定、体の硬さや歪み、関節の可動域、足の傾き、脚長、土踏まずの状態等を調べます。
その後、体の計測データを基に仮組みした自転車に乗り、ひたすらローラー台を漕ぎます。
ちなみに使用したローラー台は普通の固定ローラーではなくて、GT-Rollerという前輪のみ固定するローラー台でした。
これ、最初は漕ぎ始めた瞬間に「グラッ」ときて一瞬ビビりますが、前輪が固定されていますのでもちろん倒れません。
このローラー台、固定ローラーと違って全然苦痛じゃなかったですね。
目の前のテレビにツールドおきなわのDVDが流れていたので余計かもしれませんが・・・
話が脱線しましたが、ローラー台を漕ぎながら最初はサドル位置の調整です。
多分、これが一番時間がかかりましたね。
サドル位置や高さを修正→漕ぐ→ある位置で足を止める→測る→その結果から再度調整
の繰り返しでしたからね。
ミリ単位での調整でしたが、徐々にいい感触になっていくのがわかりました。
このサドル位置、自分が思っていたよりも後ろの位置だったのはちょっと意外でした。
なお、サドル幅は初期値のままでOKでした。
次はハンドルの位置。
ハンドル幅は420mmで、こちらも初期設定のままでOKでした。
高さは、初期値よりも5mm下げで。
コラム位置は下げなくてもいけそうでしたが、下げた方がいい感触だったので、最終的には下げました。
そして、クリート位置の修正。
気になっていたところのひとつでしたが、結果的には現状は大きくずれていませんでした。
ペダリングを見てもらい、クリートを従来の黄色から青へ。
それから、ペダリングの際に膝が内側に入る傾向があったので、インソールの交換と1.5mmのインナーシムを入れました。
たった1.5mmのシムですが、自分でもペダリングの際の膝の位置が修正されているのがわかりました。
すべての調整が終わったところで、しばらくの時間ローラー台を漕ぎ、違和感がないかどうか確認します。
ペダリングも見てもらい、録画した動画を見ながらいろいろと教えてもらいました。
ペダリングは特に変な癖もないとのこと。ちょっと意外でした。
(以前、別のところでアンクリング気味と言われたことがあったので・・・)
ただ、足を引き上げるときに、かかとを上げて引き上げているので、そこは少し気をつけた方がいいとのこと。
左右のバランスについては、パワーメーターで確認しましたが、自分がそう思っているだけで、そこそこバランスよく踏めていました。
今回の自転車は最初からパワーメーターが付いているので、今後も漕ぎながら確認したいと思います。
今回、初めてBG-FITを受けましたが、セッティングしていくうちに、徐々に自転車が自分の体に合っていくのがわかりました。
自分で試行錯誤してセッティングしていくのもいいのですが、それがいいのか悪いのか判断する指標を持ち合わせていないので、こうやって客観的にセッティングしてもらうのは非常に助かりました。
他社の自転車でもやってもらえますので、興味のある方は是非受けてみて下さい。
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S-Works Venge ViAS(2016) | 日記
Posted at
2017/01/03 22:40:05
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