
会社のルールブックとも言われる就業規則。
自分が働いている会社の就業規則をきちんと読んだことのある方はどれくらいいらっしゃるでしょうか?
我が社には就業規則がない(多分、それに類したものはあると思いますが・・・)ので、就業規則がどんな風に書かれているを知るためにこの本を手に取りました。
よくありがちなトラブルが事例で紹介され、それを防ぐには就業規則に記載しなければならない項目やその書き方がわかりやすく書いてありました。
就業規則のアウトラインを理解するためにも適した本であると思います。
また、巻末には就業規則のサンプルが掲載されており、この本を一通り読み終えてから、そのサンプル就業規則を読むと、ますます理解度が深まると思います。
最近、社労士の懲戒処分として、以下のような記事がありました。
http://www.shakaihokenroumushi.jp/general-person/known-profit/pdf/index09/g_131215.pdf
就業規則変更の場合には労働者側代表を選出し、その意見書を就業規則と一緒に労働基準監督署に提出しなければなりませんが、その意見書に記載された選出方法の真偽に確信が持てなかったにもかかわらず、この事実を確認せず虚偽の意見書を添付して就業規則変更届を提出したため、懲戒処分となったものです。
で、この代表者の選出方法。
労働組合が結成されていればその代表者となるのでしょうが、中小企業の場合は労働組合がない場合が多いですよね。
その場合の代表者ってどうやって選出するんだろう、と疑問に思っていました。
今回の懲戒処分の場合は実際のところは、社長から「お前がやっとけ」的な感じたったのかもしれませんし、そういうことって実は結構あるんじゃないかなぁ、と思います。
従業員の皆さんを集めて挙手による選出方法をとった場合でも、その証拠となるものを残さないといけないのかもしれませんね・・・
で、この本にはそれに代わる方法としてある一例が記載されており、「なるほどな~」と思いました。
Posted at 2014/03/08 21:42:48 | |
社会保険労務士 | 日記