今日も朝はゆっくり。
しかも、今日の宿泊先は、昨日バイク屋さんに立ち寄った隣の市の名寄。
特に急ぐことはありませんが、午後にあるものを予約しているので、それまでフリー。
とりあえず、一端北上して音威子府駅へ。
音威子府駅といえば、常磐軒のそば。
音威子府そばは独特の真っ黒い麺で有名です。
以前から食べてみたいと思っていましたが、なかなか食べることができませんでした。
というのも、JRでは何度か音威子府駅を通ってますが、降りてしまうと次の列車が来るまで時間が空きすぎてしまうのです。
駅内の小さなお店ながら軽く行列ができてます。自分もそれに並び、この店で一番高い天玉そばをいただきます。

なかなか風味のあるそば、おいしくいただきました。
食後は、音威子府駅内にある展示物を見学したり、ご当地入場券を買って駅構内をぶらぶらしたり。

昔はここから天北線が出ていたので、その名残を探してみましたが、ちょっとよくわかりませんでした。
まだ午後のイベントには早いので、音威子府駅から少しだけ北上して、筬島駅へ。
1日に3本しか列車が来ず、乗降者数はほぼゼロという秘境駅。
自分以外に誰もおらず、非常に静かでした。
さて、この後はいよいよ今日のメインイベントの場所へ向かいます。
行き先は「トロッコ王国美深」。
昨日、美深に向かう途中に見た美幸線の廃線区間をトロッコで走ることができます。
途中、ちょっと雨がパラパラときましたが、カッパを着るほどではなさそうなのでそのまま走ります。
トロッコ王国美深に着き、予約してある旨を伝えて乗車手続をします。
係員の方からトロッコの操作方法や注意事項を聞き、トロッコに乗り込みます。
ここのトロッコは自分で運転できるので、まるで運転手気分。
係員の指示に従って、順番に出発。たかがトロッコと思っていましたが、いやはやとても面白い!
森の中をレールの継ぎ目も感じながら走り、当時のままの鉄橋で川を渡り、非常に爽快で楽しい。
乗り物がトロッコではありますが、当時の美幸線を感じることができました。
往復で10km、約40分でしたが、あっという間でした。
出発点に戻りましたが、先ほどからパラパラと降っていた雨が本格的に。
雨雲レーダーを見たところ、少し待ては通り過ぎそうだったので、休憩所で当時の美幸線の資料などをよみながら、雨が通り過ぎるのを待ちました。
雨が通り過ぎたところで、名寄市方面へ走り出します。
ただ、ちょっと早いのでまっすぐ今日の宿に向かわず寄り道。
そういえば、木造の待合室で有名な北星駅があったことを思い出したので、ちょっと寄ってみます。
私が到着後、同業者1名が車を止めて写真を撮りだしたので、ちょっとだけ待ちます。
同業者がいなくなって自分1人となり、じっくりと駅を眺めます。
板張りのホーム、木造の赤い看板が目立つ待合室、どれもがとても味わい深い。
周辺に民家はなく、当然のことながら利用者はほぼゼロ。
ちょっと怖くて、待合室の中は入れませんでした。(今思えば、入っておけばよかったかな・・・)
さて、今日はここまでにして本日の宿「天塩弥生駅」に向かいます。
廃線となった深名線の駅の跡地で元鉄道マンがやっている宿。
本当に当時の駅舎のような建物で、建物の周りには「はえたたき」と言われる電柱も。
中に入れば、様々な鉄道グッズで、目移りがするほど。
領収書や部屋の指定も当時の切符をモチーフとしており、なかなか面白い。
今日の寝床は2段ベッドの上段。寝台列車の2段式寝台そっくりです。
まずは風呂に入って汗を流してから、食堂でビールを飲みながら先客の方と雑談。
そのまま夕飯を食べ、夜遅くまで宿主さんを交えて話していました。
本日の走行距離 130km
Posted at 2020/04/24 14:18:24 | |
2019夏 北海道ツーリング | 日記