
今日は、朝の涼しい時間にモーニングへ。
この時期、クーラーのないオープンカーでの「ランチ・ドライブ」は死んでしまうため、「モーニング・ドライブ」をデフォルトにすることにしました。
問題は、ランチのようにはお店の選択肢がないことです。とりあえず、朝早くから営業しているお店を探すところから、新習慣(候補)を始めてみることにしました。
で、今日初めて行ったお店は、TOMOCRAFT 028CAFÉ (トモクラフトゼロニハチカフェ)さんです。
6:30から営業している珍しいカフェです。たぶん、カフェでは宇都宮一早いんじゃないかと思います。
モーニングには、洋風と和風の2種類があって、洋風にしてみました。
卵は調理法を選べて、私は目玉焼きで嫁さんはオムレツ。
これにドリンクバーがついて、880円です。
なかなかコスパがいいんじゃないでしょうか。一軒家を改装したと思われる店内は、こじんまりとしています。
営業時間もいいし、料理もドリンクも良くて雰囲気も悪くないんですが、ちょっと盲点がありました。こちらのお店は、狭い道を挟んで隙間なく住宅が密集しているような住宅街にあったんです。道路と家の距離がすごく近くて、静かではないエンジン音に思いっきり気が引ける場所でした。ほぼ開店時間の6:30頃に着いたのですが、今すぐスポーツマフラーを静かなマフラーに変えたくなるくらいでした。
う~ん、残念ですが、もうここには行かないかなと思います。もうちょっと大きな通りに面したところとか、田舎で空間がゆったりしているようなところを探した方がいいですね。
さて、お店探索には課題を残したものの、こちらのお店への道中で、オーバードライブのテストをしてみました。
ここで言うオーバードライブ(以下OD)とは何かと言うと、4速トランスミッションのギヤボックスとプロペラシャフトの間に入れる副変速機のことです。
スピットファイアには、オプションでこのODを付けることができました。3速と4速で使うもので、実効的に6速にすることができます。シフトレバーはなく電気スイッチでON/OFFを切り替える仕組みのものです。
私の車にもODが付いているんですが、どうやら後付けしたもののようで、どのギヤにあってもONにできてしまうそうなんです。意図せずONになってしまったとして、ハイギヤードになるだけならいいんですが、バックで使うのはダメらしいんですね。最悪壊れると言うことなんでしょう。
そのため、輸出入の間にトラブルがあってはマズいと言うことで、前オーナーさんがODのスイッチのコネクターを外していたんです。
スイッチはどこにあるかと言うと、この赤矢印の先のレバーです。青矢印がウィンカーレバーでその奥にあります。
少し奥まっているので、ウィンカーと間違って触ることはありませんが、何かの作業中に意図せずに触ってしまうことは十分あり得ます。
それで、前オーナーさんが外したというコネクタがどこにあるかと言うと、ステアリングコラムの下の方とのこと。
で、メモ書きを発見しました。
このコネクタを接続すれば、動くようになるはず。
日本ではギボシしか見ないので、馴染みのないコネクタでした。嵌ったときにカチっと節度感があっていい感じです。
‥‥‥と言うのを少し前にやっていたんですが、一昨日の朝の試走でテストをするのを忘れてしまって、今日試してみたということです。
結果、4速2000rpmのときのメーター読みで比較して、
・OD OFF時:68 km/hくらい
・OD ON時:82 km/hくらい
でした。ちゃんと機能していますね。これくらいのギヤ比になってくれれば、高速でも走り易いでしょう。なお、車が軽いせいか、2000rpmも回っていれば十分ODが使えそうで、もっと低い回転数でも問題ないくらいでした。
使った感触として、3速でODを使うことはなく、4速のときのみ使って5速マニュアルのようにするのが良さそうです。
さて、家に帰った後は、スピットファイアに3点式シートベルトを付けたくて、いろいろ探っていました。いつからなのかわかりませんが、この車には元々シートベルトが付いてないのです。
日本で予備検査を通すには、2点式シートベルトが必要だと思っていたので、保安基準適合のための作業として業者さんが付けてくれると思っていたんですが、年式的にそれもいらないらしく、日本に入ってからも付けられていません。
法規上はシートベルトがいらないとしても、安全上は欲しいので、なるべく早く付けたいと思っているところなのです。(もらい事故が怖いので、なるべく他の車があまりいない状況を選んだりもしていたり)
で、ないならないで、自分で付けるかとなるわけですね。と言うのも、元々、シートベルトを取り付け可能なアンカーナットが、車体に埋め込まれているはずなのです。
3点式シートベルトがどんな感じで付くかと言うと、これがわかりやすいですかね。
リアタイヤのホイールハウスの下部にベルトの巻き取り器を取り付けて、ホイールハウスの上部にピボットを取り付けます。そして、シートの左右下にも2点式シートベルトでも使うアンカーがあるというわけです。
ということで、私の車の運転席の後ろのホイールハウスを見てみると、こんな感じでボルトが刺さっていました。
アンカーナットを発掘しなきゃいけないかと思っていたのですが、もしかすると過去に3点式シートベルトが付けられていたことがあるのかも知れません。
次に下を見てみると、何やらテープで塞いであります。
それを剥がしてみると、
確かにアンカーの穴はあったのですが、リアパネルにギリギリ過ぎて、巻き取り器を取り付けられそうもありません。どうやら、スピーカーを取り付けるために、リアパネルを本来の位置から手前にずらして設置して空間を確保したのだと思われます。シートベルト巻き取り器は付けないという前提で、スピーカーを優先したようです。
う〜ん、ちょっとどうしようか考えましたが、少なくとも当面は、巻き取り器のない3点式シートベルトを取り付けることにしました。それならば、上側のアンカーだけあればいけます。
どんなものかと言うと、こういうやつです。

長さ調整はもちろんできますが、バネで巻き取られて収納されないタイプです。飛行機の2点式と一緒ですね。現在手配中です。
これで後は取り付けるだけとなるかと思いきや‥‥‥シートの後ろ辺りの下をチェックすると‥‥‥
シート横にあるはずのアンカーナットがどこにあるのかわからないんです。
少し探して、ドア側についてはカーペットをめくって見つけました。助手席側の写真ですが、運転席側にも同じようにありました。
でも問題は、残りの車体内側のアンカーなのです。一番表面のカーペットに何やら穴が開いているんですが、その下にアンカーはありそうもないんです。
と言うか、車体の鉄板にカーペットが密着して貼られておらず、柔らかい何かでなだらかな形が作られている感じなのです。
本当は狙いすまして必要な箇所に穴だけ開けたかったんですが、針を刺してみたりしてもどこだかわからないのですよね。カーペットをめくってみるしかなさそうなんです。でも、全部剥がすのは大変そうなので、目立ちにくそうなところを切って部分的に剥がしてみることにしました。
最初、この辺りからカッターで切り始めたんですが、どうにもうまく切れない。
なので、こういうのを買ってきました。
刃の向きが把手から見て斜めになっていて、ブリキもいけるやつです。ドイツ国旗にやられたんですが、新潟の三条製でした。
これでザクザク行きました。
で、こんな感じでめくれるようになりました。
助手席側も同じように切って、
センタートンネル部分をペロンと剥がしてみました。
下から現れたマットは、浮かして斜めに貼ってあるみたいで、これでもまだわかりません。仕方がないので、このマットも切ってようやく見つけました。
なぜか小さいワッシャーが入っていますが、それをとるとアンカーの穴がありました。
これで何とかなりそうな気がしてきました。カーペットが浮かしてある状態では、シートベルトを固定できないので、たるみをなくす処理を考えなきゃいけなさそうですけどね。
なお、ホイールハウス上側に残されていたボルトをチェックすると、
7/16インチのユニファイ細目ねじ(UNF)でした。こんなボルトはその辺では売っていないので、ネットで手配しておきました。
と、今日はここまでなので、追ってシートベルトを取り付けたいと思います。
なかなかちょっとしたことがたいへんです。