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2025年08月14日 イイね!

モーニングからのアンカー発掘

モーニングからのアンカー発掘
今日は、朝の涼しい時間にモーニングへ。

この時期、クーラーのないオープンカーでの「ランチ・ドライブ」は死んでしまうため、「モーニング・ドライブ」をデフォルトにすることにしました。

問題は、ランチのようにはお店の選択肢がないことです。とりあえず、朝早くから営業しているお店を探すところから、新習慣(候補)を始めてみることにしました。

で、今日初めて行ったお店は、TOMOCRAFT 028CAFÉ (トモクラフトゼロニハチカフェ)さんです。


6:30から営業している珍しいカフェです。たぶん、カフェでは宇都宮一早いんじゃないかと思います。

モーニングには、洋風と和風の2種類があって、洋風にしてみました。


卵は調理法を選べて、私は目玉焼きで嫁さんはオムレツ。

これにドリンクバーがついて、880円です。


なかなかコスパがいいんじゃないでしょうか。一軒家を改装したと思われる店内は、こじんまりとしています。


営業時間もいいし、料理もドリンクも良くて雰囲気も悪くないんですが、ちょっと盲点がありました。こちらのお店は、狭い道を挟んで隙間なく住宅が密集しているような住宅街にあったんです。道路と家の距離がすごく近くて、静かではないエンジン音に思いっきり気が引ける場所でした。ほぼ開店時間の6:30頃に着いたのですが、今すぐスポーツマフラーを静かなマフラーに変えたくなるくらいでした。

う~ん、残念ですが、もうここには行かないかなと思います。もうちょっと大きな通りに面したところとか、田舎で空間がゆったりしているようなところを探した方がいいですね。


さて、お店探索には課題を残したものの、こちらのお店への道中で、オーバードライブのテストをしてみました。

ここで言うオーバードライブ(以下OD)とは何かと言うと、4速トランスミッションのギヤボックスとプロペラシャフトの間に入れる副変速機のことです。


スピットファイアには、オプションでこのODを付けることができました。3速と4速で使うもので、実効的に6速にすることができます。シフトレバーはなく電気スイッチでON/OFFを切り替える仕組みのものです。

私の車にもODが付いているんですが、どうやら後付けしたもののようで、どのギヤにあってもONにできてしまうそうなんです。意図せずONになってしまったとして、ハイギヤードになるだけならいいんですが、バックで使うのはダメらしいんですね。最悪壊れると言うことなんでしょう。

そのため、輸出入の間にトラブルがあってはマズいと言うことで、前オーナーさんがODのスイッチのコネクターを外していたんです。

スイッチはどこにあるかと言うと、この赤矢印の先のレバーです。青矢印がウィンカーレバーでその奥にあります。


少し奥まっているので、ウィンカーと間違って触ることはありませんが、何かの作業中に意図せずに触ってしまうことは十分あり得ます。

それで、前オーナーさんが外したというコネクタがどこにあるかと言うと、ステアリングコラムの下の方とのこと。


で、メモ書きを発見しました。


このコネクタを接続すれば、動くようになるはず。


日本ではギボシしか見ないので、馴染みのないコネクタでした。嵌ったときにカチっと節度感があっていい感じです。


‥‥‥と言うのを少し前にやっていたんですが、一昨日の朝の試走でテストをするのを忘れてしまって、今日試してみたということです。

結果、4速2000rpmのときのメーター読みで比較して、
・OD OFF時:68 km/hくらい
・OD ON時:82 km/hくらい
でした。ちゃんと機能していますね。これくらいのギヤ比になってくれれば、高速でも走り易いでしょう。なお、車が軽いせいか、2000rpmも回っていれば十分ODが使えそうで、もっと低い回転数でも問題ないくらいでした。
使った感触として、3速でODを使うことはなく、4速のときのみ使って5速マニュアルのようにするのが良さそうです。


さて、家に帰った後は、スピットファイアに3点式シートベルトを付けたくて、いろいろ探っていました。いつからなのかわかりませんが、この車には元々シートベルトが付いてないのです。

日本で予備検査を通すには、2点式シートベルトが必要だと思っていたので、保安基準適合のための作業として業者さんが付けてくれると思っていたんですが、年式的にそれもいらないらしく、日本に入ってからも付けられていません。

法規上はシートベルトがいらないとしても、安全上は欲しいので、なるべく早く付けたいと思っているところなのです。(もらい事故が怖いので、なるべく他の車があまりいない状況を選んだりもしていたり)

で、ないならないで、自分で付けるかとなるわけですね。と言うのも、元々、シートベルトを取り付け可能なアンカーナットが、車体に埋め込まれているはずなのです。

3点式シートベルトがどんな感じで付くかと言うと、これがわかりやすいですかね。


リアタイヤのホイールハウスの下部にベルトの巻き取り器を取り付けて、ホイールハウスの上部にピボットを取り付けます。そして、シートの左右下にも2点式シートベルトでも使うアンカーがあるというわけです。

ということで、私の車の運転席の後ろのホイールハウスを見てみると、こんな感じでボルトが刺さっていました。


アンカーナットを発掘しなきゃいけないかと思っていたのですが、もしかすると過去に3点式シートベルトが付けられていたことがあるのかも知れません。

次に下を見てみると、何やらテープで塞いであります。


それを剥がしてみると、


確かにアンカーの穴はあったのですが、リアパネルにギリギリ過ぎて、巻き取り器を取り付けられそうもありません。どうやら、スピーカーを取り付けるために、リアパネルを本来の位置から手前にずらして設置して空間を確保したのだと思われます。シートベルト巻き取り器は付けないという前提で、スピーカーを優先したようです。

う〜ん、ちょっとどうしようか考えましたが、少なくとも当面は、巻き取り器のない3点式シートベルトを取り付けることにしました。それならば、上側のアンカーだけあればいけます。

どんなものかと言うと、こういうやつです。

長さ調整はもちろんできますが、バネで巻き取られて収納されないタイプです。飛行機の2点式と一緒ですね。現在手配中です。

これで後は取り付けるだけとなるかと思いきや‥‥‥シートの後ろ辺りの下をチェックすると‥‥‥



シート横にあるはずのアンカーナットがどこにあるのかわからないんです。

少し探して、ドア側についてはカーペットをめくって見つけました。助手席側の写真ですが、運転席側にも同じようにありました。



でも問題は、残りの車体内側のアンカーなのです。一番表面のカーペットに何やら穴が開いているんですが、その下にアンカーはありそうもないんです。


と言うか、車体の鉄板にカーペットが密着して貼られておらず、柔らかい何かでなだらかな形が作られている感じなのです。

本当は狙いすまして必要な箇所に穴だけ開けたかったんですが、針を刺してみたりしてもどこだかわからないのですよね。カーペットをめくってみるしかなさそうなんです。でも、全部剥がすのは大変そうなので、目立ちにくそうなところを切って部分的に剥がしてみることにしました。

最初、この辺りからカッターで切り始めたんですが、どうにもうまく切れない。


なので、こういうのを買ってきました。


刃の向きが把手から見て斜めになっていて、ブリキもいけるやつです。ドイツ国旗にやられたんですが、新潟の三条製でした。

これでザクザク行きました。


で、こんな感じでめくれるようになりました。


助手席側も同じように切って、


センタートンネル部分をペロンと剥がしてみました。


下から現れたマットは、浮かして斜めに貼ってあるみたいで、これでもまだわかりません。仕方がないので、このマットも切ってようやく見つけました。


なぜか小さいワッシャーが入っていますが、それをとるとアンカーの穴がありました。

これで何とかなりそうな気がしてきました。カーペットが浮かしてある状態では、シートベルトを固定できないので、たるみをなくす処理を考えなきゃいけなさそうですけどね。

なお、ホイールハウス上側に残されていたボルトをチェックすると、



7/16インチのユニファイ細目ねじ(UNF)でした。こんなボルトはその辺では売っていないので、ネットで手配しておきました。

と、今日はここまでなので、追ってシートベルトを取り付けたいと思います。

なかなかちょっとしたことがたいへんです。
Posted at 2025/08/14 20:45:37 | コメント(0) | トラックバック(0)
2025年08月13日 イイね!

今日は355でランチドライブ

今日は355でランチドライブここのところのみんカラネタは、スピットファイアのことばかりでしたが、今日は355でランチドライブに出掛けてきました。なんと言っても、355ならエアコンが効きますからね。

まずその前に、ガレージからの排気ガス排出の準備です。ダクトホースをスピットファイア側から外して、355側に付け直します。


上からスプリングバランサーで吊っているところの付け外しをする機会が増えたので、付け外ししやすくしました。緩んでしまうワイヤー巻き+小さいフックから、ホースクランプでDカン取付+大きめのカラビナに変えました。


それで、Moddoreの電源を入れて355のマフラーエンドにセットして‥‥‥‥
‥‥‥‥‥‥‥‥
‥‥‥‥あれ〜!? 引き込み用回転レバーが、逆回転しっぱなしで止まらない‥‥


ちょうど写真の位置辺りで止まるように作ってあるんですが、時計回りに回り続けています。

う〜ん、どうやら金属近接センサー周りか、モーターコントローラー周りが電気的に壊れてしまっているようです。ここには手動で止めるスイッチとか作っていないので、これじゃあ使えませんね。今日は帰ってきたときに手動で戻すしかなくなりました。

スピットファイア側ばっかり使うもんだから、Moddoreがすねちゃったのかも知れませんね。
Moddoreの接着部が剥がれて修理したのが、ちょうど1年前。何が壊れたのかがわかりませんが、1年程度しかもたない品質だということです。おいおい直さなきゃ。


さて今日のランチは、那須烏山に古くからあると言う洋食屋さんに行くことにしました。うちからは、ちょうど1時間くらいドライブした先にあるところです。

355に乗ると、スピットファイアとまったく違っていてまた新鮮な感じがします。まず、両方ともに左ハンドルですが、ペダルのオフセットがまったく違うんです。

運転シートの中央からステアリングのセンターを正面にしてペダルを撮影すると、355の場合、ペダルは右側にオフセットしています。


エンジンの前に座らせるパッケージングにより、フロントホイールハウスの張り出しの影響を受けるためですね。クラッチペダルはステアリング中央の下くらい。

一方でスピットファイアの場合はこんな感じで、ペダルは左側にオフセットしています。


狭い車幅のFRなので、中央のミッションの張り出しの影響を受けるためですね。アクセルペダルがステアリング中央の下くらい。355に慣れた体で何も考えずクラッチを踏もうとするとブレーキを踏んでしまいます。

逆に、昨日、スピットファイアにそこそこ乗ってこのオフセットに慣れたところだったので、今日、355に乗るとペダルが右だぁとめっちゃ思ってしまいました。もっと両方の車に乗れば、座った途端に車に応じて補正されるようになるんだと思いますが、しばらくは気になりそうです。

そして運転を始めると、当たり前とも言えますが全然違います。どちらもそれぞれいいんですが、355のステアはマイルドだなぁとか。気が向いたら、もっと詳しく書くかも知れません。

‥‥とか思いながらドライブを続け、こちらのお店に到着です。スライヴ・イーヴスさんです。100年以上続くお店だそうです。


こちらのお店は、大洗で海に注ぐ那珂川のすぐそばにあるため、駐車場に駐めただけの風景がいい感じです。白・青・深緑・緑・黄色。夏空ですね。


なお、端っこ好きとしては、遠くても一番奥の端っこに駐めています。


お店に入り席に通されると、たまたま355が見える席になりました。


メニューはこんな感じなのですが、「焼きロースカツセット」で有名なお店みたいです。


「カツ」なのに「焼き」とはどういうことなの?と思ってしまいますが、こういう見た目なんです。


・切られていないとんかつが、
・熱い鉄板に載せられ、
・デミグラスソースがかけられて、
・それがグツグツに沸騰している
状況。なかなか見慣れない状況です。

どうやら、深い鍋で揚げているのではなく、焼いたカツらしいです。余熱でギリギリ火が通っているような最近見るピンクのとんかつとは真逆で、ガッツリ火が通っているとんかつでした。そして、普通のとんかつって油切りしている間に若干冷めてちょうどいい熱さになっていると思いますが、このとんかつは熱々鉄板でめっちゃ熱いんです。おまけにデミグラスソースなのもちょっと独特。美味しいんですが、なかなかの新体験とんかつでした。
なお、そんなこの焼きカツは、50年以上続くこのお店の名物なんだそうです。

あっとセットはこんな感じです。


とんかつがかなり大きくて、ご飯も多めなので、結構お腹いっぱいになりました。

ランチの後は、ドライブして帰宅です。
355って、エアコンは十分に効いて空気の温度は下がるんですが、射し込む日射しが強烈なんですよね。最近は熱線カットガラスが一般的になっていますが、30年前の車にはそんなものはありません。西に向かう昼下がりの車内では、寝たフロントガラスからちょうど太もも辺りに日があたって、めっちゃ暑かった。早く涼しくなって欲しいけど、まだまだ暑い日が続くんでしょうね。

でも涼しくなったら、オープンな方でも日中ドライブに行きたいですね。その前にもう少し車に馴染んでおきたいところです。
Posted at 2025/08/13 21:10:43 | コメント(1) | トラックバック(0)
2025年08月12日 イイね!

すごくちゃんと走る

すごくちゃんと走る午前中にフォト・アルバムに写真だけ載せましたが、今朝、スピットファイアにちょっと乗りました。

一昨日キャブ調整をした後に完全に冷えた状態でエンジンをかけたことがなかったので、まずはそこからです。

今朝はアクセルを煽ってもなかなかエンジンがかかりません。何度かやってようやくかかりました。エンジン掛けたてでの空燃比は、13〜14くらいですね。




ただし、かなり揺らぎが大きいです。上の写真も5秒の間の変化です。

というか、アクセルをわずかに踏んでおかないとアイドリングが維持できないようです。そのため、条件が一定ではないが故に変化しているのかも知れません。でも温まると900回転くらいになるだろうしなぁ。ひとまず、暖気してしのげば良いのかなぁ。

そのまま2分程暖めていると、アイドリングも安定してきて、空燃比は12.5くらいで安定してきました。


そこから1分くらい経ってもあまり変化はないようです。


これで外に出ても問題なさそうなので、試走に出発です、嫁さんなしで一人で。


今日は大谷方面で国道経由で一回りしてこようかと思い、大谷街道を日光方面に向かうことにしました。

走り出してすぐに、前回初めて乗ったときにも思ったのですが、かなり気持ち良く走るよなぁと改めて思います。そのまま、回転の様子を見たりしながらしばらく進むと‥‥‥‥なんかいい感じ‥‥‥エンジンは高回転まで回るものではありませんが、かなり気持ち良く回ります。パワーも十分ありますね。爆裂パワーは私にはいらないので。

それで、大谷辺りで引き返すのは何かもったいなくなって、もう少し先まで行くことにしました。具体的には、大谷観音からR293に抜けて大谷街道に戻るのではなく、少し先の森林公園に行くことにしました。


大谷辺りから見て多気山の裏側になるこの辺りは、そこそこのワインディングです。距離は短いですが、道も良くてカーブがきつ過ぎず、走りやすい道です。ハイキングとゴルフ客くらいしか来ないので、混むこともありません。うちからも近いので試走にはちょうど良いのです。

で、走ってみて。

思った以上にというか、相当良いですね!! すごく身軽に動く感じがして、あまり他の車で感じたことのない感覚です。強いて言うと、ゴーカート的な感じと言えばいいんですかね。ステアリングも無駄がなくて反応がすごくいいし、ギヤは節度感があってカキコキ入れやすいし、ブレーキもリニアで扱いやすい。そんなに飛ばしてはいないからというのも大きいですが、怖い感じもなくて、すごく素直に動く感じがします。あらゆるイナーシャが小さい感じ。いや〜まさかこんなに楽しく運転できるなんて、想像していませんでした。(速さは遅かったと思います)

実際、ステアリングに遊びが大きかったりガタがあることもありがちなようなのですが、めっちゃシュアなんです。私の車のステアリングギアボックスはほぼ新品に見えるので、しっかり手が入っているためだからかも知れません。


バネは強化してあって、ダンパーも変えたばかり、ブッシュもリフレッシュされていますしね。
ギヤの入りが悪くなっていたり、デフとドライブシャフト辺りからの異音も持病のようなのですが、それもないです。こだわりの前オーナーがちゃんとメンテしてきた車だということなのでしょう。

森林公園の駐車場に駐めて少しゆっくりしていると、



自然が多い中での佇まいがまたいいです。なんか刺さります。乗って良し、見て良し。

この後、また少し走って、涼しいうちに家に帰りました。

あっ、オーバードライブのテストがしたくて、配線を復活させていたんだった‥‥‥ワインディングが楽しくて、宮環を走るのを忘れました。また今度テストすることにします。

家に帰った後には、ちょっと触ったりもしたのですが、その話もまた今度にします。


この車は私と同い年なのに、私とは違って若々しいままのようです。
Posted at 2025/08/12 21:29:17 | コメント(4) | トラックバック(0)
2025年08月11日 イイね!

まだまだあるけど‥‥ひとまず疲れました

まだまだあるけど‥‥ひとまず疲れました
(タイトル画像は本文とあまり関係しません)

スピットファイア自体、日本での情報はほとんどありませんので、生きたパーツ情報ともなると、もはや日本語の情報はないに等しいと思います。(需要がないでしょうから、当然と言えば当然)

それもあって、自分向けの健忘録も兼ねて、私の車の純正から変更されているパーツについて、パーツレビューにまとめ始めました。

全般的に言うと、欧州では、半世紀以上前の車なのに、純正パーツのみならずチューニングパーツ、強化パーツが普通に今も売られているということです。欧州の車文化の深さを感じますね。ワンオフすればなんでも作れるでしょうが、吊るしの製品として売っているというのがすごいと思うのです。古い車を大勢の人が今も楽しんでいらっしゃると言うことなのでしょう。

今日のところは、9個まで書きました。まだまだあるので、追って書きたいと思います。

興味のある方はほとんどいらっしゃらないと思いますので、ほどほどに読み飛ばしてください。
Posted at 2025/08/11 19:06:31 | コメント(2) | トラックバック(0)
2025年08月10日 イイね!

早速、ちょっと直したりいじったり

早速、ちょっと直したりいじったり
今日は1日雨ですね。

昨日ちょっと乗ってみて、燃料が薄過ぎる気がするのと、アイドリングが高過ぎる気がするのが気になったので、今日ちょっと見てみました。

まず、今日もエンジンを掛けるのにチョークを引いたのですが、なんか引き心地がおかしいんです。それでチョークケーブルをよく見てみると、キャブ側の取付部のケーブルカバー側の根元が浮いているようでした。


チョークを引いてもなんか反応がイマイチで、すごく引かないと効かなかったのですが、それはこのせいですね。ケーブルカバーごと中に入っちゃっていて、肝心ケーブルがあまり引かれていません。

ここって本当は何か留め具があるんじゃないかと思いますが、ひとまずは、手元にあるもので何とかするしかありません。どうしようか少し考えて、タイラップを3本使ってケーブルカバーが留まるようにしておきました。


これで一応、チョークノブが良く効くようになりました。

でも、なんかケーブルのゆとりも少し足りない気がするし、そのうちにちゃんと見直した方がいいですね。実は、チョークノブが本来の位置から2つ隣に移設してあるので、それでケーブルが少し張り気味になっているんじゃないかという気もしています。

また、チョークがちゃんと引けないために始動直後の回転を維持することが難しくなって、予備検査のときに温間時アイドリングを高めにセッティングしたんじゃないかという気がしてきました。燃調を薄くしていたようなので、なおさらなんじゃないかと思います。

さて、チョークはそんなところで、今日やりたかったことに移ります。

エンジンを掛けておいて、水温が通常温度近辺に上がってきたところで(赤↑)、だんだん回転数上がってきて1200rpmくらいになりました(青↑)。


空燃比は14.4なので(緑◯)、それについてはちょうどいい気もします。

それで、キャブをチェックしながら回転数を確認したいので、事前に用意していたこれを使います。




これは、プラグケーブルにクランプするだけで、エンジン回転数がわかるタコメーターで、本来はタコメーターのないバイクに後付けするものだと思います。安くて使えそうなので買ってみました。

箱から出したり何だかんだして、さっそくクランプしてみると、1350〜1400回転くらいになっていました。


車内のメーターもそれくらいになっています。昨日もそうだったので、予備検査を受けるにあたって、そういうセッティングにしたということでしょう。

さすがにちょっと高過ぎると思うので、エアクリーナーを外して、キャブをいじってみることにしました。エンジンを一旦切って、エアクリーナーを外していきます。





エアクリーナーを外すと、こんな感じで前後に並んだSUツインキャブが露わになります。
写真を撮り損ねましたが、エンジンルームの前側から吸気するホースを外すのがちょっと大変でした。

なお、エアクリーナーを固定していたボルトの頭は1/2インチ、吸気ホースを固定していたボルトは7/16インチだと思われます。そう、スピットファイアはほとんどインチ規格なんです。インチ工具なんて持ってなかったので、この機に買いましたよ。

(でも、7/16インチはソケットしかなくて、スパナも必要だったんです。7/16インチ=11.1mmなので、11mmで代用しました。)

エアクリーナーを外したところで再びエンジンを掛けて、まずは今のセッティングのままで風量を計ってみます。

使う道具はドイツ製のこちら。


これで、前側のキャブを計ってみると、10くらい(単位はkg/h)、


後側のキャブは、5くらいでした。


前後でかなりずれていますね。これはよろしくないです。(と、Youtubeで習いました)

SUキャブのアイドリング調整は、ここのマイナスネジで行うのですが、



こんな感じの配置にして、タコメーターで回転数を確認しながらちょっとずつやりました。


で、前後ともに5弱(4.8と4.7くらい)にしました。



アイドリングは、880〜930くらい。



ラジエーターのファンが回って、オルタネータ負荷が増えると回転が800台に落ちるようなので、若干高めにしておくことにしました。初めてやるのでよくわかりませんが、まあこんなもんでいいんじゃないかと言うことにします。

次に、キャブのピストンを動かしてみて、燃料の濃さを確認してみました。


SUキャブは可変ベンチュリー型と呼ばれるタイプです。エンジンの負圧に応じて動くピストンを使って、ジェットに挿さるテーパー状のニードルが上下する仕組みになっています。アクセルを開けて負圧が高まると、ピストンが上がってジェットと針の隙間が大きくなり(燃料が出やすくなり)、負圧が下がると隙間が小さくなる仕掛けですね。

アクセルを開けないでピストンだけ上げると(負圧が低いのにピストンだけ上げると)、
・濃すぎるときには回転が上がり、
・薄すぎるときには回転が下がり、
・ちょうどいいときには回転数が変わらない、
となるらしいので、ちょうどになるように調整してみます。

なお、ジェットの上下調整は、キャブの下のこのナットで行います。


ところで、この写真の後ろに見えるパンチングメタルは、パーコレーション対策のために前オーナーが取り付けたものだと思います。吸気系・燃料系をエキマニの熱から守るための遮熱板ですね。

話を戻します。

それで、最初の状態のままでピストンを上げてみると、止まりそうな勢いで回転がスッと下がりました。やっぱりかなり薄いみたいです。少しずつジェットを下げては確かめてを繰り返して、前後ともにだいたい回転数が変化しない位置にしてみました。

その後に、もう一度風量の前後合わせも行いまして、調整完了です。

ここまで来て、車内の空燃比計の数値を見てみると、12.6〜12.8くらいになっていました。調整前は14.4だったので濃くなりすぎているようにも思いますが、この値は実は横浜税関で見た値とほぼ同じ値です。

空燃比計で見た空燃比をまとめ直すと、
《横浜税関》
 始動直後:14.5前後、温間時:12後半
《昨日》
 始動直後:17〜18、温間時:14.5前後
という感じです。

今日のところは冷間時始動直後は確かめられませんが、温間時の値が横浜税関のときと同じになったので、おそらく燃料の濃さは元のセッティングに近付いたのではないかと思います。アイドリングについては、横浜税関のときには低すぎる気がしたので、そこは変わっていると思いますけどね。

理論空燃比的には(14.7)、昨日のセッティングの方が良いとも言えますが、SUキャブの調整としては今日のやり方の方が標準だと思うので、ひとまずはこれで様子を見てみることにします。予備検査を受けるにあたっては薄くすることが望ましいようなのですが、そのままと言うのはどうなんでしょうね。薄くすると熱害とかも気になる気がします‥‥‥知らんけど。詳しい方がいらっしゃいましたら、コメントお願いします。

さて、キャブ調整をしたので試走してみたいところなのですが、今日は1日雨なので、また今度にするしかありませんね。

今日のところはそんなところです。
Posted at 2025/08/10 20:36:49 | コメント(4) | トラックバック(0)

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何シテル?   08/08 13:25
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