
今朝、何シテル?でも書きましたが、フランス沖を航行中の頃からトラッキングを続けてきたコンテナ船に、新たに
釜山から上海行きの航路が設定されました。
「あれ?どうしたんだろう?横浜の前に寄り道するの?」
と、そのときには思いましたが、後から調べるとそうではありませんでした。
チェックが日課となった船のトラッキングシステムではなく、さっぱり詳細がわからない日通の荷物トラッキングシステムでもなく、まったく別の
貨物のトラッキングシステム(
https://ecomm.one-line.com)がありまして、それで調べることができました。
それによると、コンテナ船HMM RAONが、釜山港に6/28 14:05に到着した後に、スピットファイアを入れたコンテナは、
6/29 22:04に港に降ろされていたのです。
もちろんコンテナは韓国に入国(というか輸入)はしていないので、港内の保税区に置かれている状態だと思いますが、昨日、
物理的に韓国の地に降り立っていたのでした。おそらくこの辺りに。
そして次の予定は、
7/11 00:18にまったく別のコンテナ船SEASPAN BEACONに
積み込まれる予定となっているのです。
これが、そのSEASPAN BEACON。
スピットファイアは、今現在、釜山の地で2週間弱この船を待っているということですね。
そう、もうすでにスピットファイアは乗っていないのに、前の船HMM RAONをチェックし続けていたのでした。
次の船SEASPAN BEACONは、今は
まだ上海沖にあります。
これから貨物を積んで釜山に向かうのだろうと思います。上海ー釜山間は約2日で航行できるようなので、釜山にやってくるのはもうちょっと後なのでしょう。
今度のこの船も、全長337m、全幅48.31m、119,324tの巨大コンテナ船です。でも、ギリギリ新パナマックス(2016年拡幅のパナマ運河を通れるサイズ)に収まる大きさのようです。なお、前のHMM RAONは、パナマ運河を通れないもっと大きい160,927tの世界最大級の巨大コンテナ船でした。
SEASPAN BEACONの
釜山港から横浜港への出航は、7/11 10:00の予定となっていて、横浜港到着が7/14 08:00、港にコンテナが降ろされるのが7/14 09:30、
7/14 14:00に荷受人引き取り、7/14 20:00空コンテナ返却となっています。
これ以上予定が遅れなければ、
ちょうど2週間後に横浜にやってくることになりました。なお、コンテナからの引き取りとその後の通関手続きは、代行業者さんにやってもらうことになります。
また、今回、貨物のトラッキングシステムが使えることがわかって、他にもわかったことがあります。
スピットファイアがデュッセルドルフでコンテナに入れられたのは4/9のようで、その日のうちにフィーダー船(小型のコンテナ船)に載せられて、ライン川・ワール川を下ってロッテルダムに向かったようです。そして、4/10 9:41にはロッテルダムに到着していました。HMM RAONに載せられたのは4/20 17:47なので、
ロッテルダムでもかなり待たされていたようなのです。
てっきりドイツの中での処理に時間が掛かっていたと思っていたのですけどね。
トランプ関税による世界各所の港の混乱の影響も大きいのではないかと思いますが、ヨーロッパからの船便は2~3ヶ月程度と言われていたのに、どうやら3ヶ月では収まらないことになりそうです。
Posted at 2025/06/30 19:55:42 | |
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