
標題のアーティストで、誰が思い浮かぶでしょうか?
私は、フィルコリンズ、高橋幸宏、稲垣潤一及び笠浩二の四氏が思い浮かびます。
YMOの高橋氏には、ボーカルという概念を適用させにくいため、長期間ドラム兼ボーカルで活躍できたのは、笠氏だけです。それにしても、他に思い浮かぶアーティストがおらず、不思議に思って、バンドでドラムを担当している知人に訊いてみたことがありました。
すると、明快な答えがありました。「単に難しいから」だそうです。その方が実例として挙げていたのが、ジグゾーという英国のバンドでした。代表曲「Sky High」は、プロレスラーのミル・マスカラス選手のテーマソングとして、有名になりました。非常に古い曲ですが、50歳以上の日本国民なら一度は耳にしたことがあるはずの名曲です。
知人がドラムの手付きを見せながら、話し始めました。
「ドラムを叩きながらSky Highを歌ってみたんだけど、とても無理だと思ったな。老いもあるけど、難し過ぎるよ。ジグゾーはすごいバンドなんだ」
この続きの話も勉強になりました。
「今では、格闘技の入場で曲を使うのが当たり前になってるでしょ。INOKI BOM-BA-YEや高中正義のサンダーストームとか、いつも普通にかかってたよね。入場時の音楽を最初に定着させたのって、ミル・マスカラスなんだぜ。そういう意味でもSky Highは、歴史的名曲なんだ」
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2023/10/06 07:03:37