
アトランタにビジネスで1週間滞在した際の出来事ですので、全米でも起こる現象なのかは断言できません。おそらく、高率で再現されるはずだと思います。
出張の同行者は、2名いました。そのうちの1人が、犬山さん(仮名)という先輩でした。
最初のトラブルは、ホテルのチェックインで起こりました。先輩が、「INUYAMA」と普通に署名したのですが、フロントのホテルマンが顔を歪めてしまいました。「INU」が上手く発音できないのです。「いん、いんっ、いんゆうやあま?」とひどく苦しそうに発音していました。YOSHIDAをYASHIDA、あるいは、TOMONORIをTAMANARIと発音する程度の齟齬ではなく、声を出すことさえも難しそうな素振りでした。
明朗で目立ちたがりの先輩は、気をよくし、ほうぼうでこのネタを使っていました。店員やスタッフが困っていると、そのタイミングを見計らって「ANY-YAMA」と書き直して発音のミニレクチャーをしていたのです。
帰路につくハーツフィールドジャクソン国際空港でもやっていました。荷物を預ける際に応対してくれたのが、とても美人の職員だったため、わざと絡んだのがみえみえでした。出国のための手続きですから、真面目に「INUYAMA」を発音しようとするのですが、例によってなかなか発声ができません。「INUYAMA、INUYAMA、ANY-YAMA」と発音のコツを教えると、「Oh, Mr. ANYYAMA」とよどみなく言えるようになりました。空港職員としての仕事をまっとうできて、大喜びの様子でした。美人のとびきりの笑顔を見れて、私もとても幸せな気分になりました。
先輩は、到着から最終日の最後の時間まで、自分の名前をネタに楽しんでいました。
Posted at 2022/10/26 07:56:36 | |
トラックバック(0) | 日記